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令和2年7月豪雨の記録と復興への歩み

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0226255 更新日:2025年3月19日更新

 熊本県では、国や市町村、住民の皆様と連携し、令和2年7月豪雨からの創造的復興に全力で取り組んでいます。
 本ページでは、令和2年7月豪雨の発災から現在までの記録をまとめています。

目次

1. 令和2年7月豪雨の概要と被害状況について
2.「令和2年7月豪雨からの復旧・復興プラン」について
3.「令和2年7月豪雨からの新時代共創復興プラン」について
4.「緑の流域治水」に関する動画
5. 重要記事一覧
6. 支援情報
7. 令和2年7月豪雨に関する会議・委員会等
8. 令和2年7月豪雨からの復旧・復興に関する情報発信について

1. 令和2年7月豪雨の概要と被害状況について

豪雨の概要

  • 令和2年7月3日夜、梅雨前線が九州北部地方まで北上し、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州では大気の状態が非常に不安定となり、記録的な大雨となりました。
  • 特に球磨川流域では、線状降水帯が形成され、時間雨量30mmを超える激しい雨が、7月4日未明から朝にかけて、8時間にわたって連続して降り続きました。
  • 球磨川本川の中流部から上流部および最大支川の川辺川の各雨量観測所における降雨量は、6時間雨量、12時間雨量及び24時間雨量において、戦後最大の洪水被害をもたらした昭和40年7月洪水や昭和57年7月洪水を上回る降雨を記録しました。
    令和2年7月豪雨の概要

     

令和2年7月豪雨の概要 (PDFファイル:499KB)

被害の概要

  • 令和2年7月豪雨は、県内各地で河川の氾濫や土砂災害等を引き起こし、県南部を中心に、家屋の浸水や倒壊、公共土木施設、ライフラインに甚大な被害をもたらしました。
  • 県内の人的被害は、死者は67人(うち災害関連死者2人)、行方不明者は2人、負傷者は50人に上っています。
  • 住家被害は、7,400棟を超えるとともに、国道219号、JR肥薩線など県民の生活に不可欠な道路や鉄道といったインフラ施設、商工業、観光業、農林水産業などにも甚大な被害が生じました。
  • 県内の被害額は、被災自治体や関係機関等からの聞き取り及び被害状況から推測により試算したところ、約5,222億円に上っています。
    県内の被害概要

県内の被害概要 (PDFファイル:7.92MB)

 

令和2年7月豪雨による被害額一覧
項目 被害額           備考
建築物(住宅関係)  1,554億2,718万円 住家、家財(宅地は含まない)
水道施設 3億212万円 送配水施設、浄水施設、取水施設
医療・福祉関係施設 68億3,173万円 医療施設、社会福祉施設など
公共土木施設 1,512億9,967万円 道路、橋梁、河川、海岸、港湾、下水道など(国直轄分は含まない)
文教施設(文化財除く)     33億8,649万円 学校、社会教育施設など
その他の公共施設など 21億6,379万円 県有施設、市町村庁舎、公営住宅、自然公園施設など
公共交通関係 56億2,683万円 鉄道(JR九州は含まない)、路線バスなど
農林水産関係 1,019億4,478万円 農地・農業用施設、山地崩壊、農林水産物など
商工・観光関係 699億6,900万円 建物・設備など
文化財 18億4,000万円 国指定、県指定、市町村指定及び国登録文化財
廃棄物処理 234億4,802万円 し尿処理施設、災害廃棄物処理費用
合計 5,222億3,960万円  

(令和3年3月30日時点)

 

令和2年7月豪雨による被害状況一覧
被害区分 状況              備考
ライフライン被害   断水             約28,000戸  
停電 8,840戸  
LPガス設備 3,736戸 被災地域に都市ガスなし
固定電話影響回線 39,770回線 NTT西日本
携帯電話停波基地局 269局 NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク
文化財被害 国指定(登録を含む) 34件 建造物、史跡など
県指定 9件 建造物、史跡、美術工芸品など
市町村指定 40件 建造物、史跡、美術工芸品など
(計) 83件  
災害廃棄物等 災害廃棄物 32.8万トン 処理量

海岸漂流物(流木等)   

36,907立方メートル     

建設海岸:11,227立方メートル                           
湾岸海岸:2,390立方メートル

農地海岸:16,275立方メートル

漁港海岸:7,015立方メートル  

宅地内堆積土砂 約41万立方メートル 推計値

(令和3年3月30日時点)

2. 「令和2年7月豪雨からの復旧・復興プラン」について

 豪雨災害の科学的・客観的な検証、住民の皆様からのご意見や有識者からの提言などを踏まえ、令和2年11月に、球磨川流域の新たな治水の方向性として、流域全体の総合力で安心・安全を実現する「緑の流域治水」を推進することを表明し、その理念の核として、「令和2年7月豪雨からの復旧・復興プラン」を策定しました。
 復旧・復興プランでは、緑の流域治水を含む5つの取り組みの元、重点10項目を掲げ、各目標に向かって取り組みを推進しており、河川の対策や住まいの再建など重点10項目については、R5年度末の到達目標を概ね達成しています。

 

復旧・復興プラン

復旧・復興プラン (PDFファイル:3.48MB)

重点10項目

重点10項目 (PDFファイル:6.24MB)

 

3. 「令和2年7月豪雨からの新時代共創復興プラン」について

 発災から4年が経過した地域の実情を踏まえ、令和2年11月に策定した「復旧・復興プラン」の基本理念・目指す姿は継承しつつ、重点的に取組む必要があるものを再構成し、令和6年12月に「令和2年7月豪雨からの新時代共創復興プラン」として改訂しました。

新時代共創復興プラン(1)

新時代共創復興プラン(1) (PDFファイル:1.81MB)

 今回のプランでは、取組の骨太の柱として、「緑の流域治水の更なる推進による1日も早い安全・安心の実現」と「若者が“残り・集う”産業・雇用の創出」の2つを掲げています。これは、地域の「1日も早い安全・安心の実現」を大前提としながら、並行して「産業・雇用の創出」にも取り組むものです。

新時代共創復興プラン(2)

新時代共創復興プラン(2) (PDFファイル:1.11MB)

4. 「緑の流域治水」に関する動画

球磨川治水の方向性についてのショートムービー

球磨川治水の方向性についてのショートムービー<外部リンク>

球磨川治水の方向性についてのショートムービー(コメント全文)

球磨川流域の治水の方向性についての知事表明

球磨川流域の治水の方向性についての知事表明<外部リンク>

球磨川流域の治水の方向性 知事表明全文

「緑の流域治水」の概要

「緑の流域治水」の概要<外部リンク>

「緑の流域治水」の取り組み

「緑の流域治水」の取り組み<外部リンク>

5. 重要記事一覧

6. 支援情報

被災者支援

義援金・ふるさと納税・支援物資

注意喚起

事業者の皆さまへ

なりわい再建支援補助金

7. 令和2年7月豪雨に関する会議・委員会等

復旧・復興本部会議

くまもと復旧・復興有識者会議

熊本県災害対策本部会議

臨時記者会見

御意見・御提案をお聴きする会

球磨川流域治水協議会/令和2年7月球磨川豪雨検証委員会

8. 令和2年7月豪雨からの復旧・復興に関する情報発信について

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