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【7月24日】令和2年7月豪雨に係る熊本県災害対策本部会議(第20回)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0051160 更新日:2020年10月1日更新

【7月24日】令和2年7月豪雨に係る熊本県災害対策策本部会議(第20回)

知事から各対策部への指示

私から4点お伝えします。
1点目は、大雨への警戒についてです。
本日、未明から、激しい雨が県内各地に降っています。
関係機関の皆様におかれては、気象台からの情報をもとに、引き続き、大雨への警戒について気を緩めることなく対応していただきますようお願いします。
これまでの降雨で、地盤が緩むなどの影響を受けており、普段よりも少ない雨量でも災害が発生するおそれがあります。
各対策部においては、必要な警戒体制をとるとともに、安全に十分配慮しながら、被災地での支援活動・復旧活動に努めていただくようお願いします。

2点目は、甚大な農林水産関係被害についてです。
本日までに判明した農林水産関係の被害額は、約536億円に上っています。
8年前の熊本広域大水害の被害額約457億円をすでに上回り、今回の災害の甚大さが数字の上でも明らかとなってきました。
農林漁業者の経営継続の意欲を低下させないよう、一日も早い復旧と被災農林漁業者の経営再建に全力で取り組んで参ります。

3点目は、要望していた復旧工事に係る国の権限代行についてです。
安倍首相の御決断により、一昨日、県が管理する国道219号や流出した道路橋10カ所などの復旧工事を国が代行することが示されました。
早期復旧に向けた工事の迅速化や、県・市町村の負担軽減の実現が図られるものであり、強力な御支援に心から感謝申し上げます。

4点目は、県内での新型コロナウイルス感染確認についてです。
本県では、昨日まで4日連続で、新たな感染者が確認されており、国内の感染拡大が県内まで波及しつつある状況です。
災害対応に当たっては、県民の皆様の安全・安心が何より重要です。被災地での活動に関わるすべての方に、チェックリストを用いた、基本的な感染防止対策や健康管理の徹底を、改めてお願いします。

皆様、これからも力を合わせ、一緒に頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

知事から県民の皆様へ(ご報告とお願い)

本日、私から県民の皆様へ、2つのご報告とお願いがあります。
まず、7月22日に首相官邸を訪問し、安倍総理と面会した結果を報告いたします。
私からは、緊急要望第2弾の中から、特に3点について強く要望いたしました。
まず、損壊した道路や球磨川にかかる10の橋梁の国による権限代行、次にグループ補助金の予算化、そして被災した旅館・ホテルの避難所活用のための財政支援です。
安倍総理からは、即座に「道路と橋梁に関しては、国による権限代行を行う」こと、また「国のパッケージ支援は来週までに取りまとめる」こと、更には「知事の思いを受け止めてしっかり取り組む」と、大変力強いお言葉をいただきました。
私も、被災地の1日も早い復旧・復興のため、国をはじめ関係機関と連携しながら、全力で取り組んでいく決意を新たにしました。
次に「日本財団からのご支援に感謝」です。
一昨日、日本財団様から、今回の豪雨災害に対するお見舞いと、被災地の復旧に向けた様々な支援の申し出をいただきました。
熊本地震に続く、多大なるご支援に改めて感謝申し上げます。
今回は、避難所や福祉施設などへの非常用トイレを500台、高齢者や障がい者など特に配慮を要する方々への熱中症対策として冷風機や扇風機をご提供いただいています。
また、NPOやボランティア団体の活動に対して、資金面でのご支援もいただいています。
避難所等の運営には、コロナウイルスの感染防止と、熱中症予防の両立が求められます。また、被災地では人手不足が大きな課題です。
日本財団様には、この2つの課題をクリアする大変心強いご支援に感謝したいと思います。
最後に私からのお願いです。
明日の朝にかけて、激しい雨が予想されます。
今後の情報に注意していただくとともに、河川など危険なところに近寄らない、明るいうちに早めに安全な場所へ避難するなど、命を守る行動をとってください。

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