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球磨川治水の方向性についてのショートムービー(コメント全文)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0077599 更新日:2020年12月15日更新

球磨川治水の方向性及び今後の復旧・復興に係る知事出演のショートムービーコメント全文

熊本県知事の蒲島です。

 

熊本を襲った「令和2年7月豪雨」は、一気に球磨川流域に流れ込み、甚大な被害をもたらしました。

 

そして、決して取り戻すことができない、65名の犠牲者の命の重みを考え、私は、二度とこのような被害を起こしてはならないと固く決意しました。

 

これまで、30回にわたり、住民の皆様に、治水の方向性や、復興に向けた思いを伺ってきました。

 

全ての流域住民の方々に共通する心からの願いは、命と環境を守ること、つまり、命と環境の両立であり、これこそが現在の民意だと思います。

 

「命」と「環境」を守り、両立すること、この願いを極限まで突き詰めたとき、これまでのダムか、非ダムかという二項対立を超えた決断が必要でした。

 

私は、その答えが、流域全体の総合力で、安全・安心を実現していく「緑の流域治水」であると考えます。

 

2008年に、私は、信念を持って、川辺川ダム計画を白紙撤回しましたが、一度、自分が決断したことを、自ら変えることには、大変つらい思いがあります。

 

しかし、7月豪雨という厳しい経験をし、50年後、100年後の球磨川流域の「命」と「清流」を守りぬくためには、「流水型ダム」を含む、「緑の流域治水」以外にないと確信しています。

 

今後、私は、「この地域に住み続けたい、移り住みたい」と思える、持続可能な地域の実現を目指し、球磨川流域の創造的復興に取り組んで参ります。

 

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