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【令和6年12月19日】令和2年7月豪雨復旧・復興本部会議(第15回)
【令和6年12月19日】令和2年7月豪雨復旧・復興本部会議(第15回)
【令和2年7月豪雨復旧・復興本部会議(第15回)】
本部長(知事)挨拶
この本部会議は発災直後から、被災地の復旧・復興に向けて県庁一丸となって取り組んでいくために開いています。本日出席の皆さんにおかれましては、これまで4年間、令和2年7月豪雨からの復旧・復興に全力を注いでいただきまして、心から感謝申し上げます。そしてまた、多くの皆さんの御尽力によりまして、国からの大きな御支援、そして何より、住民の皆さん、被災者の方も含めて、地域の皆さんの懸命なたゆまぬ御努力によりまして、復旧・復興は着実に進んでいると私は思っております。
ところが、令和2年7月豪雨は、コロナ禍に発生した災害であり、また、人口減少にある中山間地での災害でした。この2つの厳しい条件は、熊本地震にはない、プラス2の困難を抱えての復旧・復興であるということ、そういう重い災害であるということを、もう一度心に刻んで欲しいと思っています。発災から4年5ヶ月が経ちました。復旧・復興は着実に進んでいますけれども、未だ道半ば。また、それと並行して進む人口減少によって、地域の皆さん、被災地の皆さんの産業や暮らしが、今ピンチにあるということは、ぜひ皆さんもおわかりください。
先月29日に人吉・球磨地域の市町村長の皆様が、初めて合同で、創造的復興に向けたご要望を両副知事に出されました。その要望の内容は地域の存続について、非常に危機感を持った切実な内容だと思っています。ぜひ、市町村長の皆さん、そしてまたそのバックにおられるすべての被災地の住民の皆さんの思いを受けとめて、地域の現状を打破するために、今日の復旧・復興本部会議を通じて、あらゆる手だてを早急に講じるべく、議論を重ね、行動しようではありませんか。
今日はそうした考えのもとにまとめた「新時代共創復興プラン」、共に創る復興プランについて議論したいと思っております。県庁一丸となって、プランに沿った取り組みを進めていくべく、本日、忌憚のない意見を交わしていただければと思います。
どうか皆さん、令和2年7月豪雨からの復旧・復興、全力を挙げて頑張っていきましょう。よろしくお願いします。