本文
熊本県では、食は生命と健康の基本であるという考えのもと、平成15 年(2003年)3月に「くまもと食の安全安心のための基本方針」(以下「基本方針」という。)を策定しました。
・食は生命と健康の基本
・食の安全安心の確保は県政の重要課題
1 「循環型社会」の視点
・食は自然の循環の中で生産・消費されるもの
・環境との関連・食品の由来などを重視して食品を購入するという意識の広がり
2 「消費者の安心」の視点
・監視指導・試験検査等により「安全」を確保
・消費者の「安心」につながるよう、情報の提供等を推進
3 「パートナーシップ(役割分担と連携・協働)」の視点
・行政、生産者、事業者、消費者が互いに連携するようパートナーシップに基づいた施策の推進
1 行政
・施策の策定・法令に定められた監視指導・情報の提供
・食品関連事業者が行う取組促進や消費者を含めた連携の働きかけなど総合的な調整
2 食品関連事業者
・食の安全性の確保に第一義的責任を有し、必要な措置を講じる
・情報の提供
3 消費者
・食の安全確保に関する知識の習得・生産者との相互交流などを通じた食料生産への理解
・行政の施策や事業者の取組への意見表明、消費行動を通しての取組等の促進
1 情報の共有と連携の推進
(1) 情報の収集と提供・公開
(2) 相談・苦情等への的確な対応
(3) 消費者等の意見の施策への反映と連携体制の強化
2 安全な食の生産、製造・加工、流通の促進
(1) 食品関連事業者の意識改革
(2) 人と環境に配慮した安全な食の生産、製造・加工
(3) 衛生対策の推進
(4) トレーサビリティシステムの構築
3 監視指導の徹底等
(1) 生産段階における監視指導
(2) 製造・加工段階における監視指導
(3) 流通段階における監視指導
(4) 輸入食品等の監視指導
(5) 食品表示の監視指導
(6) 試験検査の充実
4 調査研究等の推進
(1) 調査研究の推進
(2) 試験検査手法の研究
5 食の安全安心につながる食育の推進
(1) 食生活指針の普及定着
(2) 学習の機会の提供
(3) 子どものときからの食育
(4) 人材の活用
1 「食の安全対策会議」を中心とした庁内連携と危機管理体制の確立等
2 環境保全や産業振興等の諸施策との連携
3 国・他の都道府県・市町村及び関係団体との連携