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南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発
プロジェクトの進捗状況<令和5年10月3日>
交流棟などの2期工事が開始されました
令和5年7月15日に南阿蘇鉄道が全線開通し3か月が経過しようとしています。
既存の高森駅舎の解体が完了し、いよいよ2期工事の交流棟・回廊・交流広場などの工事が開始されました。
10月3日に設計者のヌーブの太田浩史氏や担当の石島健史氏、施工者の株式会社竹内工務店の岩元政貴氏、高森町の本川宰氏など関係者18名による第1回定例会議が開催され、来年3月の完成に向け、工事の工程確認などが行われました。
令和5年(2023年)4月
4月28日(金)に南阿蘇鉄道高森駅の新駅舎落成式が開催されました。
高森町の草村町長は挨拶の中で、新駅が完成し、地域がより発展していくことへの期待を述べられました。
関係者によるテープカットの後、内覧会が行われ、設計者であるヌーブの太田さんから、「とにかく広いプラットホーム」をコンセプトにした全国に類のない駅であり、改札口がなくフラットで移動できること、夕日が見える時間帯の時計の文字は赤色であること、手すりの一部にレールを用いていることなど、建物の特徴について説明がありました。
4月29日(土)から新駅舎の運用が開始されています。
なお、7月には駅に併設される防災交流棟や芝生広場などの工事着手が予定されています。
令和5年(2023年)3月
外部仕上げ工事が完了しました。もうまもなく完成です!
内部足場が解体され、内部仕上げ工事も進んでいます。
小川工業高校の1年生(31名)に施工中の現場を見ていただきました。
設計・監理を行っているヌーブの担当者・石島健史さんより、プラットホームと夕日をコンセプトにプロポーザルで提案されたことなど設計概要の説明を受け、施工を行っている竹内工務店・岩元政貴さんより、建築主、設計者の思いを形にしていく仕事である建築施工の魅力についてお話をしていただきました。
また、竹内工務店・中村優希さん、大工工事を担当されている大谷工務店・大谷幸夫さんから、将来は建築の仕事を目指していく高校1年生に対して、いま勉強しておくことなどを熱く語っていただきました!
見学された生徒さんからは、アートポリスの取組みをもっと色々な人に知ってもらい、見ていて飽きないデザインが広がって欲しいと感想をいただきました!
令和5年(2023年)2月
内部は階段が設置されるなど工事が進んでいます。写真は阿蘇のカルデラの風景も一緒にお楽しみください。
球磨工業高校の2年生(38名)に施工中の現場を見ていただきました。
設計・監理を行っているヌーブの担当者・石島健史さんより「修羅組み(3次元相持ち構造)」など設計概要の説明を受け、施工を行っている竹内工務店・岩元政貴さんより施工概要や建設業の魅力についてお話をしていただきました。偶然にも卒業生が現場で働いていましたので、将来を考えるうえでも参考になったのではないでしょうか!
令和5年(2023年)1月
庇の木組み工事が完了し、内部工事も進んでいます。
令和4年(2022年)12月
「修羅組み(三次元相持ちの木構造)」を採用した庇の木組み工事が始まりました。
令和4年(2022年)11月
木工事が始まりました。
令和4年(2022年)10月
木工事に先立ち、モックアップ(実物大模型)を製作し、施工手順等の確認を行いました。
令和4年(2022年)9月
基礎の配筋工事が始まりました。
令和4年(2022年)8月
駅舎工事に先立ち、プラットホームの工事が行われています。
高森の駅とまちシンポジウム #1「駅と広場とまちづくり」(2023年2月11日)
2023年夏の南阿蘇鉄道全線開通、2024年春の高森駅グランドオープンを見据え、高森の駅とまちづくりを考えるシンポジウムが開催されました。
第1回目として、高森駅の「とにかく広いプラットホーム」の芝生広場をまちづくりにどう活かしていくか、広場とまちづくりのスペシャリストとともにディスカッションが行われました。
パネリストのみなさまの発言の一部をご紹介します。
山下裕子さん/富山グランドプラザ運営の経験をもとに広場ニストとして活動
広場に役割を与えることでそれが居場所となる。まずは核となる運動を広場で始めることにより、住民参加の機会を創出することが重要。
山根俊輔さん/建築家・延岡駅周辺のまちづくりを展開
まちが自分の居場所として認識できるよう、屋外に居場所をつくり、それを継続していくことが重要。
写真左/山根俊輔さん、写真右/山下裕子さん
面木健さん(ムービープレゼン)/熊本市内でオモケンパークを運営
人々が出会い、心を交わす場を大事にしたい。シビックプライドが醸成されるまちを目指したい。
林英理子さん/ランドスケープデザイナー・高森駅外構設計担当
目的のある人も、偶然居合わせた人も集えることが広場の良さ。高森駅は、総長160mのプラットホームから柵もなく芝生の広場が広がっており、高森町の玄関として、日本で唯一の広場となるよう整備を進めていきたい。
太田浩史さん/建築家・高森駅建築設計担当
地域交通網の結節点でもある高森駅は、本当に可能性のある広場。プラットホームと広場・まちが地続きで、車内改札のため、トロッコ列車を背景に、阿蘇のカルデラに沈む夕日を誰でも楽しむことができる。2023年の全線開通、2024年の広場・回廊・交流施設の完成はゴールではなく、スタート。
写真左/太田浩史さん、写真右/林英理子さん
日時
令和5年(2023年)2月11日(土曜日・祝日)
13時30分~16時00分(2時間30分)
主催:高森町 協力:熊本県・くまもとアートポリス
場所
高森総合センター(高森町高森2168)
出演者
ゲスト
山下裕子/広場ニスト
山根俊輔/建築家
面木健/オモケンパークディレクター(ムービープレゼン)
司会
太田浩史(建築家/高森駅建築設計担当)
林英理子/ランドスケープデザイナー/高森駅外構設計担当)
定員・申込方法
定 員:50名
入場料:無料
申込み:https://forms.gle/N7KAW1ssEweVP6g58
問合せ:info@neuob.com
建築工事にいよいよ着工! <令和4年(2022年)7月8日>
平成28年熊本地震により、南阿蘇鉄道も甚大な被害を受けました。
高森町は、創造的復興の一環として、「定住」「観光」「防災」をキーワードに南阿蘇鉄道の始発・終発点である高森駅と駅周辺の整備に取り組んでいます。
この整備では、「くまもとアートポリスプロジェクト」として公募型プロポーザルで最優秀賞に選定された「太田浩史/株式会社ヌーブ」が町民とのワークショップやモックアップを製作しながら設計を進めてきました。
この度、来年夏の全線開通に向けて駅舎工事が始まります。
R3年度(2021年度):土木、排水等工事
R4年度(2022年度):新駅舎工事
R5年度(2023年度):防災交流棟工事
設計概要・設計者インタビュー動画(4分)
模型写真・パース
グランドデザインワークショップ
グランドデザインの策定に当たって、町民のみなさまとワークショップが開催されました。
住民として、観光客としてどのような駅になって欲しいか意見を出し合い、高森らしい風景の創出、気軽に集まれるラウンジや学習スペースなど様々な意見が出ました。
モックアップ・中学生向けワークショップ
高森町で生産された南郷檜(なんごうひ)も活用し、一般流通材を直交させた3次元相持ち構造を回廊や建物の庇に採用しています。
その3次元相持ち構造のモックアップを製作するワークショップを行いました。
また、高森町の中学生を対象とし、構造の模型を実際に組み立て、高森町にしかない駅舎、交流施設に期待を持ってもらうワークショップもオンラインで開催されました。
南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン「公表会」を開催します(平成31年2月7日)
高森町は、アートポリス事業に参加して、南阿蘇鉄道の全線復旧を見据え、高森駅の建替えや駅周辺の再開発の構想となる「グランドデザイン」の策定に取り組んでいます。
3月23日には県と高森町が主催し、高森町観光交流センターでグランドデザインの「公表会」を開催します。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン「公表会」
日 時 平成31年(2019年)3月23日(土曜日) 午後2時~午後6時(開場 午後1時30分)
会 場 高森町観光交流センター・高森駅(南阿蘇鉄道トロッコ列車内)
定 員 70名(参加費無料・事前申込制・先着順)
対 象 どなたでもご参加いただけます
申込方法 申込書にご記入の上、郵送、Fax又はE-mailでお申込下さい。
◎申込締切3月18日まで
主 催 熊本県・高森町
協 力 南阿蘇鉄道株式会社
《報道資料(平成31年(2019年)2月7日)》
報道資料/南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン「公表会」開催について (PDFファイル:389KB)
注意事項
・ 事前申込制のため定員に達した時点で申込みの受付を締め切らせていただく場合がございます。
お申込みはお早めにお願いします。
・ 高森町観光交流センターの駐車場をご利用いただけますが、駐車台数に限りがございますので、
乗り合わせや公共交通機関のご利用にご協力ください。
《チラシ》
《参加申込書》
プロポーザル公開審査の審査員長講評について(平成30年9月18日)
南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザインに係る公募型プロポーザル二次(公開)審査
審査員長講評 / くまもとアートポリスコミッショナー 伊東豊雄
熊本地震からの創造的復興のシンボルとなる高森駅舎の建替えを含む駅周辺の再開発グランドデザイン構想を募る公開プロポーザルには、全国から39件もの応募があり、第1次審査を通過した5者の方々の第2次審査プレゼンテーションの場に遠方から予想を上回る多くの方々に来場いただき、本当にありがとうございました。会場の他に高森町が誇るケーブルテレビで全世帯に同時中継されるという新しい試みも行われました。
大変な力作揃いで白熱した審査となりましたが、審査員の全員一致で最終案が決定いたしましたことを報告いたします。
最優秀賞に『株式会社ヌーブ』、次点の優秀賞に『千葉学』、佳作を発表順で『有限会社アトリエ・シムサ一級建築士事務所』、『シーラカンスアンドアソシエイツ・セルアーキテクト共同企業体』、『納谷建築設計事務所』の3者とさせていただきました。
最優秀賞の『株式会社ヌーブ』の案は、これから色々なことを町の方々や南阿蘇鉄道関係者の方々などと何段階かのワークショップを行いながら決めていくという提案です。この点につきましては、太田氏はワークショップの経験が非常に豊富な方ですので期待しているところです。
優れていた点は、全体の構想が非常にはっきりしていることです。かつ、非常に特徴的でありながら、コストも案を詰めていくことにより、それほど高くはならないだろうというような点も含めて総合的に高い評価を得ました。
提案は両サイドに建物を配置し、中央部に120mという非常に大きな長さのあるオープン・プラットフォームをつくるというものです。プラットフォームといっても緑のプラットフォームで、中央には風景を映す水盤を設置するといった明確でわかりやすい計画です。
審査の中で、水盤の設置に問題があるかもしれないといったような指摘、更には、今後の鉄道会社や住民の方々等との話し合いの中で、プラットフォームに多少のスケール調整が生じるかもしれないとの意見がありましたが、全体的な構想に大きな影響はないであろうと判断いたしました。
最大の魅力は、建物そのものというよりは、この駅が風景をつくっている点です。町から駅に入ってきた際に印象に残る新鮮な風景を持って、他の場所には無いような駅が誕生するであろうという点が最優秀案に選定した大きな理由であると言ってよいと思います。
優秀賞の『千葉学』の案は、新しく、また面白い提案でありました。もっとも評価した点は、建築家としてこういうことをやりたいといった建築家の意思がはっきりと伝わるような提案であったことです。
個人的には、客室列車や教室列車、あるいは町につながっていく屋台といったようなアイデアは、むしろ建築以上に非常に面白い提案だと感じました。ただし、駅舎そのものの建築スケールが大きく、その点につきましてはフレキシブルに対応できるとの説明がありましたが、かなりコストがかかることになるのではないかといった懸念が『株式会社ヌーブ』と若干の差を分けることとなりました。また、屋上に広大な緑を設けるという点もメインテナンス上の課題があるのではとの意見がありました。
佳作の3案につきましては順不同でコメントをいたします。
『有限会社アトリエ・シムサ一級建築士事務所』の案は、唯一既存駅舎のタワー部分を残すということを前提にして、町の方々と話し合いながら「残すのか、残さないのか」を考える提案でした。プレゼンテーションにおいて、小川氏の建築家としての姿勢とともに、話し合いながらつくっていくという謙虚な自然体の姿勢が感じられ、好感がもたれました。案の特徴である櫓などの遊具のメインテナンスについて説明をいただきましたが、木が露出する部分などの維持管理に対する懸念は払拭されませんでした。 「もじゃもじゃさん」というファシリテーターの設定も大変ユニークで、面白いものだという意見がありましたが、全体質疑の中でも議論がありましたように、ワークショップというものがどれだけ成立するのだろうといった点に疑問が残ることになりました。
『シーラカンスアンドアソシエイツ・セルアーキテクト共同企業体』の案は、駅舎の建築と機能が非常に良くまとまっており、具体性は一番高かったように思います。
高森町出身の建築家の方と協働して設計を進めることや、地元大学の関係者の方々などとのワークショップチーム編成をみて、とても良い体制で臨まれるのではないかと思われました。
提案の中心にある中央部の建物が従来の駅舎に代わり、果たして創造的復興のシンボルにふさわしいかどうかが議論の中心になりました。
特徴のひとつである既存の桜並木を活かしながら桜並木のゲートを新たに形成することは、現在の風景を継承・発展させるもので魅力的であるという意見と、直面する軌道近くにある樹木の管理問題を指摘する意見で賛否が分かれました。
『納谷建築設計事務所』の案は、トロッコ列車の引き込み線を設け、それに沿ってカーブを描く長大な黒い切妻屋根というのが特徴となっています。
ワークショップを伴うグランドデザインのプロポーザルということで、内部のプランを住民との話し合いの中で決めていくというスタンスを強調し、敢えてプランを描かないという提案でした。他者との提案比較の上で、このスタンスは決して間違いではないが、創造的な復興を促す提案として、少し物足りない印象が残る結果となりました。特徴的な屋根の下に展開される機能についても活動がイメージできる具体的な提案が望まれるところでした。カルデラ広場については名称を含めて様々な意見がでました。
発表いただいた5者の皆様が最終審査に際し、大きな模型も含めて多大なエネルギーを費やしていただいたことに深く感謝いたします。
高森町の皆さんが、アートポリスプロジェクトに参加をいただき、プロポーザルの準備段階から熱心に議論に参加していただいたことに厚く御礼申し上げます。
特に、町長の創造的復興にかける熱い思いが、応募者、来場者、そして町民の方々に伝わったことがプロポーザルの盛況につながったものだと確信しております。
最後に、これからグランドデザインの策定に向けてスタートしますが、最優秀賞の太田氏には地元の方々と十分な議論を尽くしていただき、提案がより良いプロジェクトに発展していくことを切に望んでいます。
最終審査結果について(平成30年9月10日)
9月9日(日曜日)に高森総合センターで実施した二次審査の結果は、次のとおりです。
1.公募型プロポーザル / 審査結果
審査結果 | 応募登録名 |
応募者氏名 (所属事務所名) |
所在地 (代表者) |
---|---|---|---|
最優秀賞 | 株式会社ヌーブ |
太田 浩史 (株式会社ヌーブ) |
東京都 |
優秀賞 | 千葉 学 |
千葉 学 (株式会社千葉学建築計画事務所) |
東京都 |
佳作 | 納谷建築設計事務所 |
納谷 学 (納谷建築設計事務所) |
神奈川県 |
有限会社アトリエ・シムサ一級建築士事務所 |
小川 次郎 (有限会社アトリエ・シムサ一級建築士事務所) |
東京都 | |
シーラカンスアンドアソシエイツ・セルアーキテクト共同企業体 |
赤松 佳珠子 (株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ) |
東京都 |
参考 事業の概要
- 事業主体
- 高森町
- 事業名
- 南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン
- 建設地
- 阿蘇郡高森町大字高森1526-6番地ほか7筆
- 敷地面積
- 約7,350平方メートル
- 事業概要
- 高森駅を核とした周辺整備のグランドデザイン
- (1)高森駅舎の建替え
- (2)高森駅芝生公園周辺の公園化
2.技術提案書(様式8)
最優秀賞/株式会社ヌーブ (PDFファイル:10.38MB)
佳作/納谷建築設計事務所 (PDFファイル:4.76MB)
佳作/有限会社アトリエ・シムサ (PDFファイル:3.8MB)
佳作/シーラカンスアンドアソシエイツ・セルアーキテクト共同企業体 (PDFファイル:8.03MB)
一次審査の審査員長講評について(平成30年8月16日)
南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザインに係る公募型プロポーザル一次審査
審査員長講評 / くまもとアートポリスコミッショナー 伊東豊雄
本プロポーザルは、高森駅舎の建替えを含む駅周辺の再開発グランドデザインの構想を募るという大変難しい課題にもかかわらず、また、短い応募期間でありましたが、想定を超える多数の力作が揃い、深く感謝の意を表します。
応募総数は39件でありました。応募代表者の住所別でみた内訳は、県内が3件、県外が36件です。関東を中心に東北などを含む日本各地から応募作品が集まっており、本プロポーザルに対する関心の高さを感じました。
今回のプロジェクトは、「定住」・「観光」・「防災」をキーワードに約7,350平方メートルの高森駅を中心とした敷地に、現状の施設や機能に束縛されることなく、これからの高森町と南阿蘇鉄道のあるべき姿を提案していただくものです。さらには、広く町民の方の意見を取り入れる設計のプロセスについても提案を求めています。
全応募案は当該地区だけでなく、町全体を視野に入れた提案、駅からの眺望を重視した提案、今までの駅舎ではなく公園のような提案、魅力的な駅舎建築を中心とした提案、交通計画に重点を置いた提案、そして町民参加の設計プロセスを重視した提案等とバリエーションに富んでいたために、審査員の意見も分かれ議論に時間を要しました。最終的に全員一致で5案を選定いたしました。
9月9日に公開で行う二次審査は、町のケーブルテレビでの放送が行われることもあり、白熱した論議の場になるであろうと考えております。
公開審査会場に多くの住民の方々をはじめとし、震災復興や南阿蘇鉄道の発展に関心を寄せていただいている方々に是非足を運んでいただきたいと思っています。このプロジェクトが、高森駅周辺を地域と南阿蘇鉄道の新しい起爆剤となるように様々な視点から具体的な質問を投げかけていきたいと考えております。
熊本県内をはじめ全国で建築やまちづくりに携わる方々や若い学生諸君にも御参加いただき、これまでにない創造的復興のモデルが誕生する瞬間を間近で体感されることを願っております。
最後に、本プロポーザルに応募いただきました皆様に重ねて御礼申し上げます。
一次審査結果について(平成30年8月10日)
8月9日(木曜日)に高森総合センターで実施した一次審査の結果は、次のとおりです。
1.応募状況
公募型プロポーザル応募件数:39件
2.一次審査通過者
整理
番号
|
応募登録名
|
応募者氏名
(所属事務所名)
|
所在地
(代表者)
|
---|---|---|---|
7
|
納谷建築設計事務所
|
納谷 学
(納谷建築設計事務所)
|
神奈川県
|
8
|
株式会社ヌーブ
|
太田 浩史
(株式会社ヌーブ)
|
東京都
|
14
|
有限会社アトリエ・シムサ一級建築士事務所
|
小川 次郎
(有限会社アトリエ・シムサ一級建築士事務所)
|
東京都
|
19
|
千葉学
|
千葉 学
(株式会社千葉学建築計画事務所)
|
東京都
|
23
|
シーラカンスアンドアソシエイツ・セルアーキテクト共同企業体
|
赤松 佳珠子
(株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ)
|
東京都
|
※整理番号は、応募受付番号です。
3.今後の予定
- 二次審査(公開)
平成30年9月9日(日曜日)午後12時30分から午後5時30分(予定)- (会場)高森総合センター2階大会議室
- (内容)
- (1) 発表者プレゼンテーション及び個別質疑
- (2) 全体質疑
- (3) 最終審査
- (4) 審査結果の発表、審査員長講評及び表彰
「平成30年7月豪雨」への対応|提出書類等の「提出期限」について(平成30年7月24日)
このたびの「平成30年7月豪雨」で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、豪雨の影響により、西日本を中心に配送等の遅延が生じています。
つきましては、応募要項にある提出書類等の「提出期限」は、平成30年7月31日(火曜日)午後5時(必着)ですが、郵送・宅配便等で提出する場合で、以下の対応を行ったものに限り、配送等の遅延で提出期限内に間に合わなかった場合であっても、期限内に提出したものとして取り扱いますので、お知らせします。
【対応】
平成30年7月29日(日曜日)当日消印を可とします。
上記は、翌日30日(月曜日)正午までに以下の(1)及び(2)を、くまもとアートポリス事務局宛てにメールを送付することが条件となりますので、留意ください。なお、(2)は配送が遅延した場合に県事務局が受付処理等で利用します。
(1)宅配等の受付伝票の写し
(2)提出書類一式【提出書(別紙3)及び様式1~様式8】 の電子データ
<メール送付先>
くまもとアートポリス事務局(熊本県土木部建築住宅局建築課内)
E-mail:kap@pref.kumamoto.lg.jp
二次審査(公開)の開催案内について(平成30年7月12日)
次のとおり二次審査(公開)を開催します。
どなたでも観覧はできますので、観覧申込書を提出のうえ、是非ご来場ください。
※二次審査での発表者及びプログラム等は、一次審査(非公開)後に改めてお知らせします。
【開催案内及び観覧申込について】
- (1)日時
- 平成30年9月9日(日曜日)12時30分~17時30分(開場12時)
- (2)会場
- 高森総合センター2階大会議室(阿蘇郡高森町大字高森2168番地)
- (3)観覧定員
- 100名(事前申込優先)※観覧無料・どなたでも観覧いただけます。
- (4)観覧申込
- 観覧申込書によりアートポリス事務局宛て、郵送、Fax又はE-mailでお申込みください
注:開催案内の内容は変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
《チラシ》
《観覧申込書》
公募型プロポーザルに関する質疑回答(平成30年6月26日)
平成30年6月19日までにメールで送付いただいた質疑書への回答は次のとおりです。
(注意)整備エリア南側の境界は、現地見学会で位置を説明したが、再度検討した結果、追加資料4にある境界を正とします。
【質疑回答書】
04‐01質疑回答書(H30.06.26)/公募型プロポーザル (PDFファイル:205KB)
【追加資料】
04‐02追加資料1 耐震性防火水槽40t (PDFファイル:12.93MB)
04‐03追加資料2 公民館図面 (PDFファイル:206KB)
04‐04追加資料3 整備エリア内の敷地高低差 (PDFファイル:973KB)
04‐05追加資料4 境界敷地資料 (PDFファイル:2.35MB)
04‐06追加資料5 上水道位置図 (PDFファイル:907KB)
04‐07追加資料6 質疑事項40にある生活動線の範囲 (PDFファイル:1.19MB)
04‐08追加資料7 H28イベント広場の利用実績(2-1) (PDFファイル:652KB)
04‐08追加資料7 H29イベント広場の利用実績(2-2) (PDFファイル:3.04MB)
現地見学会での質疑応答・補足情報について(平成30年6月21日)
平成30年6月16日(土曜日)に開催した現地見学会での質疑応答・補足情報を、以下のとおり公表します。
※6月19日までにメールで送付いただいた質問書に対する回答は後日公表します。
【質疑応答・補足情報一覧】
03‐01「現場見学会(H30.6.16)」質疑応答・補足情報/公募型プロポーザル (PDFファイル:58KB)
【追加資料】
03‐02追加資料1 公民館建設予定地・防火水槽の設置位置 (PDFファイル:285KB)
03‐03追加資料2 現況の整備エリア内への道路からの一般車両・バス等の乗入れ動線 (PDFファイル:306KB)
03‐04追加資料3 新駅設置検討場所 (PDFファイル:419KB)
03‐05追加資料4 【概要版】南阿蘇鉄道沿線地域公共交通網形成計画 (PDFファイル:703KB)
03‐06追加資料5 熊本県阿蘇郡高森町ってどこ?どんな町? (PDFファイル:4.36MB)
現地見学会の開催について(平成30年6月6日)
以下のとおり現地見学会を開催しますので、参加を希望する方は、事前に事務局へ見学会申込書をご提出ください。
なお、本見学会には、高森町長、副町長が出席を予定しています。
また、見学会の開催風景はケーブルテレビ(町)で撮影を予定しています。
申込書の提出期限 平成30年6月15日(金曜日)午後3時まで
見学会申込書 (Excelファイル:40KB)
現地見学会チラシ (PDFファイル:585KB)
※参加者は見学会当日にチラシをご持参ください。
現地見学会の開催概要
- 開催日時
- 平成30年6月16日(土曜日)※雨天決行
〇第1回(10時30分~12時00分)
〇第2回(14時00分~15時30分)
- 集合場所
- 参加者は高森駅入口前に現地集合ください。
※駐車場は、高森町商工会駐車場をご利用ください。
(詳細は見学会チラシ参照) - 見学場所
-
見学1:高森駅舎(駅周辺を含む)
見学2:高森町市街地、高森湧水トンネル公園等
- 備考
- 見学会では、高森町担当課から町の紹介や駅周辺整備等の説明を行います。
なお、第1回は高森町副町長が、第2回は高森町長が出席する予定です。
注:参加者人数等で、説明場所・時間を変更する場合があります。 - 注意事項
- 要項記載のとおり、現地見学会では、質疑を受け付けません。
また、指定区域以外に無断で立入等の問題を起こした者ついては、本プロポーザルに関する提案書を受付けない場合があります。
くまもとアートポリスプロジェクト南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン 公募型プロポーザル(平成30年6月5日)
1.趣旨
平成28年4月14日、4月16日に発生した熊本地震は、最大震度7の揺れが立て続けに2度襲うという、他に類をみない災害であり、本県に甚大な被害をもたらした。
この地震で、阿蘇郡高森町にある高森駅と、南阿蘇村の立野駅とを結ぶ第三セクター鉄道「南阿蘇鉄道(以下、「南鉄」という。)も甚大な被害を受けた。約2年を経過した現在、道路ネットワークは徐々に復旧が進んでいるものの、南鉄は未だ中松~立野間で不通が続いており、全線復旧までには設計着手から5年程度の期間が必要との調査結果が示されている 。
「南鉄」は、阿蘇山・阿蘇カルデラの南部(南郷谷)の地域にとって、住民生活を支える必要不可欠な“地域公共交通の基軸”であると同時に、地域の基幹産業である観光業を支える県内屈指の観光資源である。このことから、「南鉄」の復旧は、地震で大きな被害を受けた南阿蘇地域の創造的復興の鍵を握っており、全線復旧を見据え、南阿蘇鉄道を活用した新たな誘客の方策について検討する必要がある。
そこで、高森町は、南阿蘇鉄道沿線地域の創造的復興の一環として、南鉄の始発・終着駅である高森駅と駅周辺を対象に、まちづくり戦略の三つの柱である「定住」・「観光」・「防災」をキーワードとしたグランドデザインを作成するため、本要項に基づき公募型プロポーザルを実施する。
なお、このプロポーザルは、後世に残る文化的資産の創造と地域の活性化を目指して熊本県が推進している「くまもとアートポリス」の参加事業として実施する。
2.高森町長からのメッセージ
高森町では、南阿蘇村及び熊本県と今年3月に策定した「南阿蘇鉄道沿線地域公共交通網形成計画」の確実な推進、実施により、熊本地震からの南阿蘇地域の創造的復興を成し遂げるためのファーストステップとして、南阿蘇鉄道の始発・終発点である高森駅を、「定住」「観光」「防災」によるこれからの地域・まちづくりの最重要拠点施設と位置付け、高森駅と駅周辺の再開発に着手します。 高森町長 草村大成 |
3.プロポーザルの概要
- (1)名称
- 南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン公募型プロポーザル
- (2)方法
- 公募型プロポーザル
- (3)主催
- 熊本県、高森町
- (4)事務局
- くまもとアートポリス事務局(熊本県土木部建築住宅局建築課内)
- (5)スケジュール
-
- 平成30年 6月 5日(火曜日)
- 要項発表・応募受付開始
- 6月 5日(火曜日)~7月31日(火曜日)
- 要項配布
- 6月 5日(火曜日)~6月19日(火曜日)
- 質疑受付
- 6月16日(土曜日)
- 現地見学会
- 6月26日(水曜日)(予定)
- 質疑回答
- 7月31日(火曜日)
- 応募締切
- 8月上旬
- 一次審査(非公開)
- 9月 9日(日曜日)
- 二次審査(公開)
4.審査員
- 審査員長
- 伊東豊雄(建築家、くまもとアートポリスコミッショナー)
- 審査員
- 草村大成(高森町長)
- 田上更生(高森町議会議長)
- 津留恒誉(南阿蘇鉄道専務取締役)
- 桂 英昭(建築家、くまもとアートポリスアドバイザー)
- 末廣香織(建築家、くまもとアートポリスアドバイザー、九州大学准教授)
- 曽我部昌史(建築家、くまもとアートポリスアドバイザー、神奈川大学教授)
5.報道資料
(180605)報道資料(PDF:84.6キロバイト) (PDFファイル:85KB)
公募型プロポーザル応募要項等
01-01応募要項/南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザインに係る公募型プロポーザル (PDFファイル:178KB)
01-02作成要領/南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザインに係る公募型プロポーザル (PDFファイル:102KB)
01-03様式集/南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザインに係る公募型プロポーザル (Excelファイル:194KB)
仕様書
02-01仕様書/南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザインに係る公募型プロポーザル (PDFファイル:94KB)
02‐02別添資料1 位置図02‐02別添資料1 位置図 (PDFファイル:424KB)
02‐03別添資料2 敷地周辺図 (PDFファイル:427KB)
02‐04別添資料3 区域図 (PDFファイル:554KB)
02‐05別添資料4 現況写真 (PDFファイル:563KB)
02‐06参考資料1 高森町総合計画(分割2-1) (PDFファイル:26.26MB)
02‐06参考資料1 高森町総合計画(分割2-2) (PDFファイル:7.59MB)
02‐07参考資料2 高森町財政事情(平成30年5月版) (PDFファイル:868KB)
02‐08参考資料3 平成28年熊本地震高森町復旧・復興計画 (PDFファイル:388KB)
02‐09参考資料4 南阿蘇鉄道沿線地域公共交通網形成計画 (PDFファイル:5.83MB)
02‐10参考資料5 南阿蘇鉄道沿線地域公共交通網形成計画パブリックコメント一覧 (PDFファイル:693KB)
02‐11参考資料6 高森駅舎(現存)平面図 (PDFファイル:125KB)
02‐12参考資料7 平成28年熊本地震からの復旧・復興プラン(熊本県) (PDFファイル:1.42MB)
02‐13参考資料8 熊本復旧・復興4カ年戦略(熊本県) (PDFファイル:2.53MB)