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設立経緯や教育活動の様子、そこから巣立った人材の活躍を紹介
会期
2013年1月9日(水曜日)~2013年3月24日(日曜日)
[前期]1月9日(水曜日)~2月17日(日曜日)
[後期]2月19日(火曜日)~3月24日(日曜日)
会場
熊本県立美術館本館 細川コレクション常設展示室II
休館日
月曜日(祝日の場合は開館し、翌日が休館日になります。)
1月28日(月曜日)は「障がいのある方々の鑑賞デー」として開館
この日の開館時間は午前10時~午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
観覧料
一般200円(150円)、大学生120円(100円)
熊本藩第6代藩主・細川重賢[しげかた]は財政再建と人材育成のため、宝暦[ほうれき]2年(1752)堀平太左衛門を大奉行に抜擢し、藩政改革を断行しました。いわゆる「宝暦の改革」です。後に熊本藩の「宝暦の改革」は全国的に有名になり、重賢と堀の名は今日「名君・賢宰」として評されています。重賢は改革を推進するに際し、人材育成の重要性を考え、藩士を教育する施設を設立しました。それが、熊本城二の丸に創設された藩校「時習館」です。 時習館の教育課程は文武両道に及ぶ緻密なもので、藩士の子弟のみならず、成績優秀であれば庶民にも入学が許されたことに特徴があります。宝暦5年(1755)の開校以来、時習館は有為の人材を育成し続け、明治3年(1870)にその役目を終えました。幕末から明治にかけては開明的思想家として知られる横井小楠[よこいしょうなん]や、宮内省に出仕して侍講となった元田永孚[もとだながざね]、明治憲法起草に尽力した井上毅[いのうえこわし]など優秀な人材を輩出しています。
本展は、時習館の設立経緯や教育活動の様子、そこから巣立っていった人材の活躍を紹介するものです。ぜひ、この機会に熊本藩の藩校時習館の歴史とその役割をご覧ください。