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細川家ゆかりの美術工芸品・歴史資料を公開。今回の特集は「大観と春草」!
会期
2013年4月2日(火曜日)~2013年6月16日(日曜日)
作品保護のため、会期中に展示替を行います
会場
熊本県立美術館 細川コレクション展示室
(別棟+本館二階展示室第1室)
休館日
毎週月曜日
ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
4月30日(火曜日)は臨時開館
5月 7日(火曜日)は「障がいのある方々の鑑賞デー」
観覧料
一般400円(300円)、大学生240円(180円)
公益財団法人永青文庫の所蔵品を通じて、熊本の歴史や美術、そして細川家の大名文化を総合的に紹介する細川コレクション展。第1期では、国替えによって細川家が熊本に入部した時の当主・細川忠利ゆかりの甲冑や歴史資料、国指定重要文化財《鵜図》や熊本県指定文化財《独行道》をはじめとする宮本武蔵の書画、修復事業によって蘇った桃山時代の名画《西王母・琴高仙人図》などを展示します。
今年は、東京美術学校の第2代校長であり、日本美術院を創設し、日本画近代化に大きな足跡を残した岡倉天心の生誕150年にあたる年です。横山大観、下村観山、菱田春草ら幾多の画家を、その奇想天外ともいえる指導力で、この世に生み出した傑材でした。この特集では、その教え子の双璧とされる大観と春草の傑作を、彼らの理解者でありその作品蒐集家であった細川護立の近代日本画コレクションから展示します。大観作品としては、永青文庫常設展示振興基金によって修復された《山路》をはじめ《焚火》《雲去来》《山窓無月》《老子》《野の花》、春草作品としては近代日本画の金字塔とされる2つの重要文化財《落葉》《黒き猫》と《六歌仙》を展示します。特に《落葉》(4月2日~21日)《黒き猫》(4月23日~5月12日)は、今年はこの期間だけの公開となりますので、お見逃しなく。
また、同じく基金によって修復された上村松園の《月影》ほか、平福百穂の《豫譲》や小林古径の《鶴と七面鳥》など、近代日本画史の傑作と謳われる作品も展示します。いずれも展示期間を限定していますので、ご確認の上ご来館ください。
横山大観
《老子》大正10年(1921)
熊本県立美術館所蔵
展示期間:4月2日~5月12日
【日時】6月16日(日曜日) 10時30分~12時00分
【場所】本館講堂
【参加費】無料
【申込】不要
通常休館日である月曜日を臨時開館とし、障がいのある方々にゆっくりと展覧会をご観覧頂くためのイベントです。当日は障がいのない方も有料にて御覧になれますが、障がいのある方々が優先となります。また、午前・午後に分けて、学芸員による手話通訳付きの解説も行なわれます。
【日時】5月7日(月曜日)