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細川家ゆかりの美術工芸品・歴史資料を公開。今回の特集は「幕末の肥後-黒船来航の衝撃-」!
会期
2013年10月1日(火曜日)~2013年12月23日(月曜日)
作品保護のため会期中に展示替えを行います。
会場
熊本県立美術館 細川コレクション展示室
(別棟+本館二階展示室第1室)
休館日
毎週月曜日
ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
観覧料
一般400円(300円)、大学生240円(180円)
細川コレクションでは、公益財団法人永青文庫の所蔵品を通じて、熊本の歴史や美術、そして細川家の大名文化を総合的に紹介しています。第3期は、細川家の武具甲冑、藩主夫人の婚礼調度、近世絵画といった、大名・細川家の歴史文化を物語る大名道具のほか、細川家16代細川護立が収集した近代日本画を紹介します。
武具甲冑では、細川三斎(忠興)が考案した三斎流具足の形式を踏襲した《栗色革包紺糸射向威丸胴具足》や、華やかな蒔絵装飾がほどこされた《桐鳳凰文蒔絵鞍・鐙》などを展示します。また、第10代藩主・細川斉護の夫人益姫の婚礼調度、《領内名勝図巻》の中から「八代郡高田手永深水谷」の巻を展示します。護立コレクションでは、近代日本画の中から堅山南風《霜月頃》を展示します。
堅山南風《霜月頃》
大正2年(1913)
熊本県立美術館所蔵
展示期間:11/6~12/23
今年2013年は、嘉永6年(1853)6月3日、浦賀沖にペリーが来航して160年目になります。軍艦4隻を率いて来航したペリーは、「砲艦外交」を繰り広げ、幕府は翌安政元年3月3日に日米和親条約を締結し、「開国」への道を歩むこととなります。この「ペリー来航」160年を記念して、特集展示では相州警衛を命じられた第10代藩主・細川斉護が用いた甲冑や、藩政を記録した古文書、外国船来航図などを展示します。また、ペリー来航を契機として、異国船に関する情報や海外情報の伝播・収集は全国的な広がりをみせるようになりました。本展では、「情報」をキーワードにして幕末の肥後の一面をご紹介します。
【日時】11月16日(土曜日) 13時30分~15時00分
【場所】本館講堂
【聴講料】無料
【申込】不要
【講師】木村 直樹 氏(長崎大学准教授)