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昨年6月に重要文化財に指定された細川家文書266通から、信長文書59通をピックアップして一挙に公開!
会期
2014年10月10日(金曜日)~2014年12月14日(日曜日)
※作品保護のため、会期中に展示替えを行います。
会場
細川コレクション展示室(本館二階展示室第1室)
休館日
毎週月曜日 月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
※11月17日(月曜日)は障がいのある方々の鑑賞デーとして開館
観覧料観覧料
【別棟展示室】一般210円(160円)、大学生130円(100円)
【本館2階との共通券】一般420円(300円)、大学生250円(190円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下 無料/障がい者手帳をお持ちの方 無料
永青文庫には全国屈指の質量をほこる古文書群『細川家文書』が伝来し、その多くは熊本大学附属図書館に預けられています。なかでも中世文書の評価は高く、永青文庫研究センターの地道な調査・研究を踏まえ、昨年6月に重要文化財に指定されました。
重要文化財指定を記念する本展では、新たに指定された『細川家文書』から織田信長文書59通をピックアップ。展示替えをしつつ、一挙に公開いたします。「信長からの手紙」がこれほどまでまとまって伝来しているのは、全国でも『細川家文書』だけ。しかも、その内容は「天下布武」を目指した信長の歩み、彼に従った細川家の動向をあますところなく伝える、たいへん貴重なものです。特別展示する関連作品《長篠合戦図屏風》や熊本初公開の《織田信長像》と併せて、この機会に是非ご覧ください。
なお、特集「信長からの手紙」が終了した後、12月16日から12月23日にかけては、宮本武蔵ゆかりの品々や近世屏風の名品を特別展示する予定です。
※ 作品保護のため、会期中に展示替えを行います。各作品の展示期間については、出品予定作品リストでご確認ください。
細川コレクション常設展示 細川家の名品
併設展示 重要文化財指定記念 加藤清正所用の蒔絵調度
細川コレクションでは、公益財団法人永青文庫の所蔵品を中心に、熊本の歴史・美術や細川家の大名文化を総合的に紹介する展示を行っています。第3期の常設では、平成25年度に新たに重要文化財の指定を受けた細川家の中世文書を展示するほか、細川家の藩主が用いた甲冑、近世細川家の書画などを展示します。
また、併設展示として、本年度新たに国の重要文化財に指定された本妙寺伝来の蒔絵調度類を公開します。
細川コレクション《特集》「信長からの手紙」では、展覧会図録を用意しております。作品のカラー図版はもちろん、各作品の解説、稲葉継陽氏、金子拓氏、高島晶彦氏の論考、信長コラムなどを掲載。盛りだくさんの内容です!
【仕様】 A4判 152ページ
【価格】 1,500円(税込)
【目次】
《総論》稲葉継陽「細川家伝来の織田信長文書」
《図版編》
第一章 信長からの手紙を読む
第二章 信長からの手紙のみかた
エピローグ 信長の死と細川家
大切にされた信長の記憶
信長コラム「熊本につくられた信長の五輪塔と菩提寺」
《資料編》
特別寄稿 金子拓「長岡藤孝と織田信長―天正二年から三年にかけてのふたり―」
出品リスト
出品文書以外に知られる藤孝宛信長文書
織田信長 略年譜
信長の領国拡大と主要合戦図
主要参考文献
図録完売につき、通信販売の受け付けを終了いたしました。多くの皆さまにお買い上げいただき、ありがとうございました。
【講師】熊本大学文学部附属永青文庫研究センター教授 稲葉 継陽 氏
【日時】10月18日(土曜日)13時30分~15時00分
【場所】本館講堂
【聴講料】無料
【申込】不要
【日時】10月19日(日曜日)10時30分~12時00分
【場所】本館講堂
【参加費】無料
【申込】不要
【講師】東京大学史料編纂所准教授 金子 拓 氏
【日時】11月22日(土曜日)13時30分~15時00分
【場所】本館講堂
【聴講料】無料
【申込】不要