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細川家ゆかりの美術工芸品・歴史資料を公開
会期
2015年7月11日(土曜日)~2015年10月4日(日曜日)
会場
細川コレクション展示室(別棟階展示室)
休館日
毎週月曜日 ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
観覧料
【別棟展示室】一般210円(160円)、大学生130円(100円)
【本館2階との共通券】一般420円(300円)、大学生250円(190円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下 無料/障がい者手帳をお持ちの方 無料
能は歴史的に武家との関わりが深い芸能で、江戸時代には幕府や諸大名の庇護のもと、武家儀礼に用いる芸能-式楽-として隆盛しました。細川家は、諸大名の中でもとりわけ能楽愛好の気風が強く、観世座の能に親しみ、太鼓の名手として知られる初代細川幽斎や、桃山時代の演能記録から度々シテを舞ったことが確認できる2代細川忠興など、代々の当主が能に深く親しんでいた様子がうかがえます。また、細川家では江戸時代を通じて、演能に用いる能面・能装束が数多く収集されており、細川家伝来の美術工芸品を所蔵する永青文庫には、質・量ともに優れた能道具コレクションが今日まで伝えられています。
平成26年度には、永青文庫に所蔵される能面・能道具の一部、178点が熊本県立美術館に寄託されました。本展では、新たに寄託された細川家の能面・能道具をはじめ、絢爛たる能装束や華麗な蒔絵の囃子道具、能番組や謡本などの能楽資料を展示し、近世の武家文化を彩った能の世界を紹介します。
《能面 白色尉》
室町時代(15~16世紀)
熊本県立美術館所蔵
【日時】7月18日(土曜日)14時00分~15時00分
【場所】本館講堂
【講師】才藤 あずさ(当館学芸員)
【参加費】無料
【申込】不要