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福岡市美術館・北九州市立美術館名品コレクション
会期
2017年4月11日(火曜日)~2017年5月28日(日曜日)
会場
本館1階展示室
休館日
毎週月曜日(4月24日、5月8日、5月15日、5月22日)
※4月17日(月曜日)は「障がいのある方の鑑賞デー」として開館
※4月29日(土曜日)~5月7日(日曜日)は連続開館
観覧料
一般(大学生以上)1,200(1,000)円、小中高生700(500)円
※( )内は前売券及び20名以上の団体料金
※未就学児のお子さま/障がい者手帳をお持ちの方無料
現在改修工事のため休館中の北九州市立美術館と福岡市美術館。このまたとない機会に、両館の代表的作品が熊本県立美術館本館に集結します。
全国に先駆けて1974年に開館した北九州市立美術館(約7500点所蔵)からは、印象派の中心作家であるドガの《マネとマネ夫人像》、モネ《睡蓮、柳の反影》、ルノワール《麦わら帽子を被った女》が熊本で初公開されます。また現代美術にも力を入れている同館からは、まさに現代の世界で活躍する草間彌生や白髪一雄など、国際的アーティストの作品もやって来ます。
一方、福岡市に1979年に開館した福岡市美術館(約15000点所蔵)は、古美術と近現代美術の両方の所蔵品をあわせ持っています。近隣の九州・山口、そしてアジアにとどまらず、欧米にまでおよぶ膨大なコレクションから、ミロ《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》、ダリ《ポルト・リガトの聖母》やアンディ・ウォーホル《エルヴィス》、レオナール・フジタ(藤田嗣治)《仰臥裸婦》などの名作が並びます。これらの代表的コレクションもまた、同館以外で目にする機会はほとんどありません。
改修工事による休館が重なったことで実現した本展覧会。公立美術館の中でも有数の歴史を持ち、それぞれの個性を競い合ってきた両館のコレクションを同時にご覧いただける場面は、今後おそらくないでしょう。北九州市立美術館からは30点、福岡市美術館から39点、計69点の選りすぐりのコレクションが、ともに1つの歴史を紡ぎます。
北九州市立美術館と福岡市美術館の第一級の作品が同時に展示される今回の企画は、まさに数十年に一度の「夢の」展覧会です。しかし、本展覧会は単に両館のコレクションを並べる名品展ではありません。
それぞれ独自のコレクションを形成してきた両館ですが、展示される作品の間には実はそれぞれ芸術家のドラマがあります。芸術家とは、自分ひとりで技術を学び、作品を生み出す存在なのでしょうか? 本展覧会では美術作品をお楽しみいただけると同時に、その裏にある、美術に関わる人間たちのつながりをかいま見ることができるでしょう。影響を与え合い、切磋琢磨した芸術家たちの作品が、時間と距離を越えてふたたび並ぶ場に、ぜひお立会いください。
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