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[2019年度]第1期 美術館コレクション〈特集〉光は手元にあり/熊本地震と文化財

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0009243 更新日:2020年8月5日更新

会期
2019年4月13日(土曜日)~2019年7月7日(日曜日)

会場
本館2階展示室

休館日
月曜日休館 月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館
※4月23日から5月6日までは連続開館。
※5月20日(月曜日)は障がいのある方々のための鑑賞デーとして開館。

観覧料
一般270円(190円)、大学生160円(120円)
【別棟展示室との共通券】
一般420円(300円)、大学生250円(190円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下無料/障がい者手帳をお持ちの方無料

熊本地震と文化財ポスター

〈特集〉光は手元にあり─版画でたどる西洋宗教美術500年の歴史【本館2階展示室第3室】

 当館が準備室時代から収集してきた西洋版画コレクションは、16世紀から20世紀までの広い範囲をカバーしています。このうち、特に質の高い古典版画(16~18世紀ごろまで)を中心に、宗教をモチーフとしたものをピックアップしてこのたびご紹介します。

 優れた古典版画コレクションを有する東京の町田市立国際版画美術館のご協力のもと、15世紀から20世紀までの500年間をたどることのできる38点を展示します。この中には、版画芸術隆盛の先鞭をつけたデューラー、そしてラファエロ、ミケランジェロ、ルーベンスやレンブラントといった大芸術家たちも登場します。

 それぞれ個性的な本展出品の作家たちは、制作の動機や目的なども千差万別。制作方法も様々で、画家と版画職人の分業制や、画家自らが版を彫るなど、当時の芸術家たちの人間模様をうかがわせます。さらに、当時厚く信仰されていたキリスト教だけではなく、当時の文化にも深く根付いたギリシャ神話モチーフの作品も多数出品します。当館展示室で、昔の人々と一緒に太古の神話・伝説の世界に思いをはせるひとときはいかがでしょう?

 独立した芸術としての版画は15世紀末頃に成立しました。当館所蔵の最古の西洋版画作品はデューラーの《小さな馬》(1505年)ですが、本展ではさらに古い時代の貴重な作品も出品予定です。その技の細かさ、500年の時を感じさせない仕上がりをぜひご堪能ください。

十字架を担うキリストの作品画像
本展最古の出品作!
マルティン・ショーンガウアー
《十字架を担うキリスト》

1475-1485年頃
町田市立国際版画美術館所蔵
(前期展示)

パルナッソス山上のアポロンの作品画像
ラファエロ作品の版画化!
マルカントニオ・ライモンディ
《パルナッソス山上のアポロン》
1517-1520年頃
町田市立国際版画美術館所蔵
(後期展示)

※本展は前期(4月13日(土曜日)~5月26日(日曜日))と後期(5月28日(火曜日)~7月7日(日曜日))で展示作品を一部変更します。各作品の展示時期につきましては、当告知ページ上部の出品リストよりご確認ください。

〈企画展〉熊本地震から3年熊本地震と文化財【本館2階展示室第1、2室】

チラシイメージ

 平成28年4月14日と同16日に発生した熊本地震により、県内各地では多くの人命や財産が失われました。あれから3年、表面的には街に活気が戻り、私たちの日常生活もずいぶん回復しているように思われます。ただ、実際には、被災された多くの方が生活再建にご苦労されており、熊本のシンボルというべき熊本城の復旧・復興などは道なかば。地震の爪あとは、いまも熊本の地に残り続けています。

 ところで、地震により被災したのは、建物や家財道具だけではありません。熊本の歴史や文化、芸術を示す貴重な歴史資料や美術工芸品も、大きなダメージを受けました。こうした貴重な文化財が失われていくのを、見過ごすわけにはいかない。そんな状況を受け、震災以来、県内の美術館・博物館や教育委員会、熊本史料ネット等は、それらの救済と修復を進めております。

 本展は、熊本地震3年目を迎えるにあたり、そういった被災文化財に目を向けるものです。東日本大震災以来、被災文化財の保全は「心の救済」に繋がるものとして、重視されています。大切な「くまもとの宝」を、未来へどうつなげていったらいいのか。考えてみようという展覧会です。

〈主催〉熊本県立美術館 熊本県教育委員会 熊本被災史料レスキューネットワーク
〈後援〉九州国立博物館 熊本県博物館ネットワークセンター 熊本市教育委員会(熊本市立熊本博物館)

熊本字地震後の井寺古墳の画像

嘉島町の国指定重要文化財《井寺古墳》。地震で墳丘がひび割れ、石室も大きく損傷しました。本展では、装飾古墳室のレプリカを通じて、石室を様子を改めてご紹介。「新発見」の古文書により、江戸時代末期に古墳が見つかった経緯にも注目します。(画像は嘉島町教育委員会提供)

熊本字地震後の千光寺の画像

益城町千光寺の町指定文化財《木造千手観音立像》。地震で転倒してしまいました。現在、修復が進められており、本震から3年目の4月16日より、本展でよみがえった姿をご覧いただきます。

文化財レスキュー事業で救出された築山家文書の画像

文化財レスキュー事業で救出された『築山家文書』(個人所蔵、熊本大学永青文庫研究センター寄託)。これにより、細川家臣の中に京都を拠点とし、細川家の上方での活動をサポートしたり、米相場の情報を収集する一族がいた事実が判明しました。

出土遺物である麦島城の画像

桃山時代、八代には小西行長が築いた麦島城がありました。ところが、ちょうど400年前に地震で倒壊。発掘調査で、倒れた櫓の部材が発見されています。熊本は、もともと地震が多いところ。出土遺物を通じて、地震の歴史にも注目します。(画像は八代市教育委員会提供)

熊本地震直後に救出された屏風の画像

地震直後に市内の商家から救出された屏風の数々。休館中の美術館で、乾燥作業をしている様子です。中には、細川家の御用絵師が描いた興味深い作品も。本展で、ご紹介します。

田中憲一の作品が救出される様子の画像

御船町では、郷土作家田中憲一の作品を守ろうという活動が行われています。アトリエから救出された作品は、約150点。筑波大学の松井研究室の皆さまと、修復家岩井希久子氏の尽力により応急処置され、修復の時を待っています。本展では、救出・修復された田中憲一作品の展示。取り組みの様子を紹介します。(画像は熊本地震 田中憲一の画を救う会提供)

関連イベント

シンポジウム

学んで守ろう熊本の歴史遺産♯6文化財の被災と救済3年目の中間報告

【日時】4月27日(土曜日)13時30分~16時00分
【場所】本館文化交流室
【参加費】無料
【事前申込】不要(当日受付120名)

障がいのある方々のための鑑賞デー

通常休館日である月曜日を臨時開館とし、障がいのある方々にゆっくりと展覧会をご観覧頂くためのイベントです。午前・午後に分けて、学芸員による手話通訳付きの解説も行なわれます。一般の方もお越しいただけますので、ぜひご来館下さい。
【日時】5月20日(月曜日)

ミュージアムセミナー

版画でたどる西洋宗教美術500年の歴史

【日時】6月8日(土曜日)14時00分~15時00分 ※中止
【場所】本館文化交流室
【講師】岡田真梨子(当館学芸員)
【参加費】無料
【事前申込】不要

子ども美術館

【日時】6月16日(日曜日)10時30分~12時00分
【場所】本館文化交流室
【参加費】無料(保護者は要観覧料)
【事前申込】不要(当日受付40名)

おしゃべり鑑賞タイム

「子ども美術館」開催日の正午から午後2時までの2時間を「話しながら鑑賞してもよい」時間帯とするものです。ご家族やお友達とお話ししながら鑑賞を楽しめます。
【日時】5月12日(日曜日)、6月16日(日曜日)各12時00分~14時00分

学芸員によるギャラリートーク

会期中、下記日程で、展覧会担当の学芸員が会場で30分ほど解説いたします。開始時間前に2階会場入口までお越し下さい。なお、ギャラリートークのご参加には観覧料が必要です。

4月14日(日曜日)14時~「熊本地震と文化財」について 山田貴司(当館学芸課参事)
6月9日(日曜日)14時~「熊本地震と文化財」について 山田貴司
6月23日(日曜日)14時~※中止「光は手元にあり」について 岡田真梨子(当館学芸員)

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