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平成27年11月19日 知事定例記者会見
知事定例記者会見
日時:平成27年11月19日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室
動画
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会見録
知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。
報告事項
発表項目
質疑応答
- 香港での知事トップセールス等について
- 中国における熊本PRについて・1
- TPP協定について
- 中国における熊本PRについて・2
- 公共関与最終処分場「エコアくまもと」について
- 知事選について・1
- 「くまもと文学・歴史館」の開館について
- 知事選について・2
(幹事社)
おはようございます。 まず、発表項目からお願いいたします。
報告事項
香港での知事トップセールス等について
蒲島知事
本日は、報告が1つ、発表が3つあります。
まず、報告ですが、11月11日から14日にかけて、松田県議会議長、甲斐肥後銀行頭取、関係団体の方々とともに、トップセールス等のために香港を訪問しました。
12日の香港航空本社での表敬では、孫副総裁をはじめとする香港航空の方々とお会いし、熊本~香港線開設についてのお礼を申し上げました。
また、今後、この路線定着と、熊本と香港の交流が拡大するよう、一緒にPR等を行っていくことを確認いたしました。
13日の「くまもと香港事務所」開所記念友好式典には、在香港日本国総領事館、松田邦紀大使をはじめ、地元の要人、飲食・観光関係者など約180人の方にご参加いただきました。
会場では、熊本が誇る県産の農・畜・水産物を使った料理を提供するとともに、くまモン隊や香港伝統芸能の皆さんによるアトラクションも、友好式典を盛り上げてくれました。
参加者の方々には大変喜んでいただき、熊本をさらに印象付けることができました。
さらに、「くまもと香港事務所」の開設にあたって多大なるご支援をいただいた関係機関に対しても、感謝の意を直接お伝えすることができました。
今回の訪問により、熊本と香港との交流がさらに深まっていくことを期待しています。
発表項目
中国における熊本PRについて
報道資料:中国における熊本PR(PDFファイル:133KB)
蒲島知事
それでは、発表に移ります。
台湾や香港に続き、中国でもくまモンの人気が急速に高まってきています。
このたび11月末から1ヶ月間、中国において熊本を集中的にPRすることとなりました。
まず、中国上海における「東方明珠電視塔くまもとフェア」を開催いたします。
この企画は、私自身が昨年訪中した際、上海東方明珠を訪問したことを契機に、今回実現しました。
11月25日から12月20日までの間、くまモングッズや県産品を販売するほか、塔内のレストランにおいて麺類など県産食材を使ったメニューを提供します。
また、たくさんの方に熊本を訪れていただけるよう、観光情報も積極的に発信します。
高さ468mの東方明珠電視塔は、上海の代表的な観光名所の1つで、中国をはじめ世界各国から、年間600万人もの観光客が訪れます。
今回のフェアを通して、中国における「熊本」「くまモン」の認知度が飛躍的に向上することを期待しています。
次は、ビッグニュースです。
中国のネット通販、アリババ・グル―プと連携した「熊本県キャンペーン」を実施します。
現在、中国では、ネット通販市場が拡大しています。
その最大手のアリババ・グループがくまモンに興味を示し、今回のキャンペーンの実現にいたりました。
アリババ・グループが運営する仮想商店街のトップページに「熊本県キャンペーン」のバナーが表示され、県産品と「くまモン」グッズが販売されます。
さらなる誘客や県産品の販路拡大を目指して果敢に挑戦していくことで、「アジアとつながる」取組みがさらに「華」開き、「実」を結ぶよう、今後とも積極的に取り組んで参ります。
発表項目
「大規模災害時の物流対処実動訓練」の実施について
蒲島知事
次に、2つ目の発表です。
来週24日、グランメッセ熊本において、陸上自衛隊や熊本県トラック協会などの関係機関の参加のもと、南海トラフ地震を想定した災害支援物資の物流対処訓練を実施します。
県では、「九州を支える広域防災拠点構想」において、グランメッセ熊本を大規模災害時の物資集積拠点と位置付けています。
そのため、防災資機材の備蓄を進めるとともに、昨年度、大型輸送ヘリが離発着できるヘリポートをグランメッセ熊本の駐車場に整備しました。
今回の訓練では、そのヘリポートを活用し、自衛隊大型輸送ヘリによる物資輸送を実施します。
さらに、実際の災害発生時と同様に、グランメッセ館内をゾーニングしたうえで、熊本県トラック協会のトラックやフォークリフト等を使用し、物資の搬入・搬出を実施します。
その中で、関係機関との役割分担や、物資輸送に関する情報伝達の手法、グランメッセ熊本の動線などが最適なものであるか、確認を行います。
こうして、今回の訓練により見えてくる課題等も踏まえ、物流の要となる物資集積所の運営マニュアルを整備し、災害時における物資の円滑な供給体制の構築を進めていきます。
このような取組みを1つ1つ実践しながら、本県の防災体制を強化し、「九州を支える広域防災拠点」としての役割を担って参ります。
発表項目
「くまもと文学・歴史館」の開館について
最後の発表です。
現在改修を進めている熊本近代文学館が、来年1月28日に「くまもと文学・歴史館」としてリニューアルオープンします。
「くまもと文学・歴史館」は、併設する県立図書館と連携して、県民の文化活動を支える新たな「知の拠点」として、新4カ年戦略にも掲げて整備を進めてきました。
今回の改修により、国指定文化財クラスの資料展示も可能になります。
小泉八雲や夏目漱石などの近代文学資料に加えて、加藤・細川400年の歴史資料など、熊本が誇る宝を県内外に発信して参ります。
これまで近代文学館や図書館で収集してきた貴重な資料の数々を、常設・企画展示など、様々な形でご覧いただきたいと思います。
まず、開館時の特別展では、「文学と歴史でたどるくまもとの記憶」をコンセプトに、珠玉の資料を実物で展示します。
展示室1では、県の重要文化財である清正時代の検地帳や、初公開となる細川忠利時代の肥後国郷帳、熊本屋敷割下絵図、夏目漱石の俳句に正岡子規が添削した句稿などを展示します。この漱石の句稿も初公開となります。
展示室2では、近世から現代までの熊本の文学の流れを、パネルや収蔵資料で展示します。木下順二の自筆原稿「鶴女房」をはじめ、こちらでも貴重な資料を公開します。
展示室3では、旧砂取細川邸の庭園を眺望できる空間に、近代文化功労者パネルや、文学及び歴史にちなんだ散策マップなどを展示するほか、ミニ講演会やワークショップなどを行います。
今後、博物館ネットワークとも連携しながら、図書館に併設するメリットを生かして、展示を見て関心を持ったことをすぐに図書館で調べられる、新しいタイプの「知の拠点」として「くまもと文学・歴史館」が動き始めます。
ぜひ、多くの方にご活用いただきたいと思います。
なお、1月には内覧会を開催する予定です。日程が決まり次第お知らせしますので、マスコミの皆様には、ぜひご参加いただきたいと思います。
発表は以上です。
質疑応答
香港での知事トップセールス等について
(幹事社)
ありがとうございます。
では最初に幹事社から、発表項目についていくつかお願いします。
蒲島知事
はい。
(幹事社)
香港のトップセールスに関してなんですが、知事、実際行って来られて、香港航空だったり、香港事務所の開所だったりと、それぞれミッションもあるとは思うんですが、今後特に力をいれていくことというか、取組みに関して(お聞かせください)。
蒲島知事
はい。順序はないんですけれども、香港からの誘客、これは香港航空が定期便を非常に短期間に決めていただいたことによって、多くの方々が熊本を訪れるんじゃないかなと(思います)。
ただ、昨日人吉で、(南九州三県の観光振興会議が開催され、その会議の中で、)熊本それから鹿児島、宮崎、この3県で、南九州で誘客しようということを誓いました。
そういう意味では、南九州、宮崎2便、それから鹿児島3便、熊本2便で毎日定期便が南九州に来るんですね。
だからみんなで連携し合うことによって、より魅力が深まるんじゃないかと思います。
そして必ず、その3県のどこかでは、宿泊客が泊まられるし、必ずその3県を回れるような、そういうふうな誘客のための設計図を作りたいなと思っています。
そういう意味ではこの定期便の開設というのは、ずっと熊本は遅れていましたけれども、キャッチアップすることができて、わずか6ヵ月近くで開設することをとても嬉しく思いますし、それから香港航空のほうも、孫副総裁とお会いしましたけれども、とてもこの定期便を喜んでおられました。
もう1つ全く想定しなかったことですけれども、その香港航空での会談で、南寧、南寧というのは広西壮族自治区(の首都)です。そこに5000万人の方々がおられて熊本県と姉妹都市の関係になっています。
南寧と香港の間を飛んでいるのも香港航空なんですね。
だから南寧~香港~熊本で来る人には、南寧~香港のところをディスカウントしたいと、割引したいと(いう申し出がありました)。それによって香港だけじゃなくてその5000万人の市場も熊本が狙うことができるということでありますので、そういう意味では思わぬ副産物があったということであります。
それから、それをさらに支えるためには、香港事務所の役割がとても大きいと思っていますし、農産物の輸出も、一緒にいらっしゃった経済連の加耒会長が、自分達が賄えないくらいたくさんの要望があったと言われておりましたので、くまモンに営業部長として先頭に立ってもらって、農産物も売っていきたいなと思っています。
そういう意味でも香港事務所というのはとても大きかったなと(思います)。
何よりも人と人の関係は非常に重要なんですね。
今回、香港航空が熊本に飛ぶことができたのも、袁さんというEGLツアーズの社長さんが後援してくださったと。それで、香港航空のほうからは袁さんがOKすれば熊本にも定期便を飛ばせるということをおっしゃっていましたので、この袁さんとのつながりも、昨日人吉で講演していただきましたけれども、とても大きかったなと(思います)。
だから出かけることによって、人と出会う。そして出かけることによって信頼関係を築くことができるという意味では、今回のトップセールスはとても成功したんじゃないかと思っています。
質疑応答
中国における熊本PRについて・1
(幹事社)
中国関係でもう1点なんですが、上海でのキャンペーンであるとか、アリババ、非常に大きなネット通販なんですけれども、非常に巨大市場に挑戦するということかと思うんですけれども、改めて県内経済にどのような効果をもたらしてほしいというふうに期待されますか。
蒲島知事
まず基幹産業として、熊本の場合は、農業と観光、これはとても大きいですよね。
その観点からいうと、この中国へのプロモーションはとても大きな意味を持っています。
昨年私が、上海の東方明珠を訪問した時に、(東方明珠電子塔は)東京タワーのようなとても有名な観光名所で、そこの店で県産品とくまモングッズを売ってくれないかということをお願いしてきました。それがうまく結果が出てきたと。これはとても大きな「華」だと思います。600万人が世界中から訪れる、非常に観光名所なんですね。
もう1つ私がビッグニュースといいましたけれども、アリババ・グループ。(中国の)通販の最大手でありまして、そこの関連の社長さんがいらっしゃって、くまモンを扱った熊本プロモーションを行いたいと。熊本の県産品とくまモングッズをアリババ・グループで扱いたいということです。
これはものすごく大きな通販のグループですので、こんなに早く達成できるとは思いませんでしたけれども。〔※事務局に向かって〕たぶんまだ2、3ヶ月ですよね。これが、話があって実現したというのは。
そういう短期間でアリババとつながるということが、「アジアとつながる」ということは言ってきましたけれども、大きな「アジアとつながる」一歩になるんじゃないかなと(思います)。
特に中国ですよね。
もう香港、台湾は、サークルKであるとか、あるいはセブンイレブンであるとか、イオンであるとか、あるいはYATAデパートとつながっていますけれども、その先に中国市場がある。これを早く農産物、それから観光に関しては更にアジアの他の国ともつながって、そしてTPPの問題もありますけれども、農林水産物の輸出を視野に入れた今後の展開という意味では、大きな一歩ではないかなと思っています。
質疑応答
TPP協定について
(幹事社)
もう1点なんですが、今まさにお話が出たTPPの関連で、自民党が昨日対策をまとめて、農業分野で農地の大規模化の推進であるとか、あるいは畜産の赤字の補てん率を8割から9割高めるといったような対策いくつか盛り込まれたと思うんですけれども、これは知事がかねて求めてきたTPP対策のあり方と照らしてどのように評価されますか。
蒲島知事
私はTPPというのは、短期間の問題じゃないと思うんですよね。多分政府も対応として、この1、2、3年ぐらいは必死でやるでしょう。
でも10年後ぐらいに関税がほとんど撤廃される。そういう意味で私が求めているのは、この長期にわたった展望。
もう2年3年でみんな忘れてしまいますけれども、そしたら10年後になったらもう撤廃してしまってどうにもならなくなるというのが一番あれ〔※問題〕ですから、まずその対応策としては、ちゃんと長期にわたる展望でもっての対応(が必要です)。
それから、2番目に十分な手当てをする、額の手当てですね。
それから熊本と北海道は、農業のあり方が違いますし、熊本と鹿児島でも違いますから、それぞれの地域で自由度があるような、自由に使えるようなお金が必要ではないかとこれまでも(国に)求めてきました。
そういう意味では、農地集積でやっぱりコストを下げなきゃいけないし、これは熊本県が他県に先行してやってきましたので、これを更に加速化して農地集積を進めることで効率化とコストの削減を行っていきたいと思っています。
それから畜産の問題も痛みを最小化しなきゃいけませんよね。そういう意味では政府に求めたいのは、痛みを最小化するような対応と、そして長期展望で、ただ痛みを最小化するだけではなくて、対策が将来の強い熊本の農政につながるようなそういうこと〔※対策〕を今まで求めてきましたし、それから実際に内閣府に行って、そういう要望書を出してきました。
(幹事社)
では各社お願いします。
質疑応答
中国における熊本PRについて・2
Q
知事よろしいですか。
蒲島知事
はい。
Q
先ほどの中国での県産品の販売なんですけれども、中国本土は確か、検疫が非常に厳しくて一次産品、生鮮品に関してはかなり輸出あたりが難しいという話を聞いたことがあるんですけれども、今回のそのフェアとかで販売される県産品というのは、どういうものが中心になるんでしょうか。
蒲島知事
おっしゃるように農産物は規制が厳しい。ただ、海産物、お魚は扱ってくれるというふうに聞いています。
その他、二次製品というんですかね、加工品とそれからくまモングッズ、詳しくは担当者のほうにどういう物か、〔※事務局に向かって〕今、言えますかね。
(事務局)
県産品については、先ほど知事からご紹介があった鯛とシマアジの水産物、それから二次加工品の県産品、それとくまモン商品というかたちになります。
蒲島知事
でも将来的にはずっと農林水産物が規制されるということを考えるよりも、将来解放されるかもしれないということを考えると、今のうちに熊本の製品、農林水産物それからくまモンを通した熊本の認知、これが大きいんじゃないかなと思っていますので、このアリババとの提携というのは、そういう意味では私にとってはとても嬉しいニュースです。
質疑応答
公共関与最終処分場「エコアくまもと」について
Q
南関町の最終処分場の「エコアくまもと」が今度29日に落成式ということで、計画段階からいいますと10年という長い期間での完成ということであったんですけれども、知事としても深く関わってこられた問題ですので、この段階に至ったところでの思いと、今後の役割への期待というのを今一度教えていただきたいと思います。
蒲島知事
最終処分場というのは、皆さんが想像する以上にとても難しい問題です。
皆さんは例えば南関に私が行った時に、そんな安全だったら知事公邸に作ってくださいと言われたんですね。
やっぱり南関の方々からすれば、なんでうちに作るんだと。それで最初は、私もとても怒鳴られたり、罵声を浴びたり苦しい思いできましたけれども、でも最初に私自身が行って、安全性について説明して、それで最終的にはオープンシステムからクローズドシステム、つまり屋根を作って水が漏れないようにしたと、そういうことを丁寧に誠実に説明してきたことによって、皆さんの理解が得られて、今は反対の旗が1つも立っていません。
そして、そこは屋根を県民発電所の1つとして、太陽光発電のパネルを使い、環境にも配慮した最終処分場になっています。
そういう意味では私も思い入れの深い、とても最初は難しい案件だったんです。県政の課題としてはね。
どこの県に行ってもこれは難しい問題なんです。
でもこれだけ住民の方々に受け入れられて、そして29日を迎えることができて、とても感慨深いものがあります。
これも私は蒲島県政の1つの結果だというふうに思っています。
その時感じたのは、やっぱりすべての人が望んでいない政策をやる時の難しさ、しかしその難しい政策であっても丁寧に誠実に取り組んでいくことが大事だなと(思いました)。それから私自身もすべてができ上がった後で行くのではなくて、今から始めますよという時に出かけて行って、住民の方々と直接接して、そしてそれぞれの不安の声を聞いて、その不安の声を聞いた後でまた丁寧に工事を進めたと。
よその県では、もう10年も20年も反対運動が続いているということを聞いていますので、南関の場合は、南関の住民の方々、それから前町長、現町長、それから議会の方々に心から知事として感謝を申し上げたいと思っています。
それから南関の方々にもウィンウィンの関係じゃないですけれども、何らかのかたちで成果が波及するような、そういうかたちを整えていかないといけないと思っています。
Q
ちょっと関連なんですけれども、これ公共関与型の施設ですので、建設に関しては税金がかなり投入されているものですけれども、今後は自主運営が求められていくと思うんですけれども、運営に関して県費を投入するということへの判断というのはどのようにしていこうと思ってらっしゃいますでしょうか。
蒲島知事
なるべく県費の投入は少なくすることが基本ですけれども、ただ、これは県全体の産業、県全体の処分ということに関してみると、やっぱり県全体の利益になっていると私は思っています。
ある程度の費用負担はもちろん必要だと思いますけれども、それは最小化していかなきゃいけない。
同時に、ゴミを減らすということも大事ですよね。
ゴミを減らすと運営が難しくなるということもありますよね。
そういう意味では、そのあんばいといいますか、そのバランスが難しいなと思うけれども、私は長期的にゴミを減らして、この最終処分場が長く使われることを願っていますし、それが最終的には全体的なコストも下げていくんじゃないかなと思っています。
質疑応答
知事選について・1
Q
知事よろしいでしょうか。
蒲島知事
はい。
Q
すみません、知事選のことについてお尋ねしたいんですけれども、昨日農政連が知事を推薦するということを決めました。
そのことについて、知事はこれまでも政党には推薦は求めないけれども、各種団体は求めるというスタンスでおられたと思うんですが、政党とその団体の違いというのはどういうところにあるというふうにお考えですか。
蒲島知事
政党と団体は勿論友好関係がある場合もありますよね。
ただ農政連というのは、蒲島農政のパートナーでもあるんです。
そして、蒲島農政を進めるにおいて、JAグループとの、あるいは農家の方々との協力関係はとても重要ですよね。
そういう意味では、今回の推薦をいただいたことはとても感謝いたしております。
政党とはまた別で、政党と私は等距離でこれまでやってきましたので、どの政党とも仲良くやってきたということでありますから、それを貫いているというところで、今回も政党に対しての推薦・公認は求めていません。
1回目(の選挙)からそうです。その立場をずっと貫いてきたということです。
ただ、そういう今回の農政連については、一緒に農政を進めていきたいと、このような気持ちでいっぱいです。
質疑応答
「くまもと文学・歴史館」の開館について
Q
よろしいでしょうか。
蒲島知事
はい。
Q
「くまもと文学歴史館」についてお尋ねします。
「くまもとの記憶」というテーマに基づいて、従来の文学資料に加えて歴史資料も展示されるわけですけれども、またあわせて今回専任の学芸員を置かれることになるわけですが、このことで館の機能の面と、それから県外のアピールで期待されることはどのようなものでしょうか。
蒲島知事
はい。
近代文学館もとても重要な「知の拠点」だと思いますけれども、これに歴史を加えることによって、熊本のとても何といいますかね、加藤・細川400年の歴史もありますよね。
そういうものをここで「知の拠点」としてこれができたことは、熊本の発信、それから知の結集についてとても大きな意味があると思っています。
そして熊本を訪れた人がまた熊本の歴史と文学に触れること、これも素晴らしいことだし、それから旧砂取細川邸の隣にありますので、そこを(熊本)市のほうで整備していただくということでありますので、そことの関連もこれまでと違ったかたちで出てくるのかなと思っています。
質疑応答
知事選について・2
Q
知事すみません。最後もうお時間があまりないそうなんですが、最後もう1点だけ、すみません、さっきの知事選の関連で、前回、前々回、推薦を求められたところも求めていらっしゃらない所もあるんですが、連合だったり、農政連だったりと、今回の選挙で推薦を求められたところの理由といいますか、改めてちょっと教えていただいてもいいですか。
蒲島知事
推薦を求める、求めないということの判断というよりも、多くの県民から県民党として支持を受けたいということであります。
農家の方々に寄り添うと共に、労働組合の方々にも寄り添いたい、そういうことを広く、県民党としての立場から皆さんに推薦をお願いしたということです。
(幹事社)
そろそろ、今日お時間がないそうなんですが、よろしいでしょうか。
蒲島知事
はい。
(幹事社)
すみません。ありがとうございました。