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平成20年 9月 3日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006444 更新日:2008年9月3日更新

日時: 平成20年9月3日(水曜日) 午前10時から
場所: 知事応接室

発表項目

コメント

質疑応答

コメントする蒲島知事の写真

「くまもと未来会議」の設置について(PDFファイル:135KB)

(幹事社)
 おはようございます。今月から幹事社がテレビ熊本と西日本新聞に変わりましたのでよろしくお願いします。では、まず発表項目からお願いします。

蒲島知事
 今日は4点の発表項目があります。
 まず、第1に「くまもと未来会議」の設置についてです。
 この度、「くまもと未来会議」を設置することにしました。
 この会議は、熊本県の将来の飛躍につなげるため、熊本の可能性について長期的かつ大所高所からご意見をいただくことを目的としています。
 ご存知のように、本県は今、財政状況が非常に厳しい中、多くの課題を抱えております。しかし、こうした逆境の中にあるからこそ、夢を持って、未来へ向けた一歩を踏み出すことが大切だと考えています。
 そこで、「くまもと未来会議」で、熊本の未来についてご意見やご提案をいただくことを希望しています。
 メンバーには県内外の有識者の方々から、熊本に大変縁の深い方々を中心にご参加いただくことにしました。
 第1回会議は、10月上旬に東京での開催を予定しております。

「第9回健康日本21全国大会」の開催について(PDFファイル:17KB)

 2番目は、「第9回健康日本21全国大会」の開催についてです。
 10月4日、土曜日、熊本県立劇場で「第9回 健康日本21全国大会」を、本県と厚生労働省や関係団体との共催で開催いたします。
 今年度から生活習慣病の予防のために、メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査や特定保健指導が新たに始まります。
 メタボや生活習慣病対策は私のマニフェストにも掲げており、新制度開始の節目の年に、本県で全国大会を開催することは大変意義があると思っています。
 大会は、「1に運動 2に食事 家族で健やか 元気熊本!」をメインテーマに、マラソンの元オリンピック代表、増田明美さんの特別講演やシンポジウムを開催いたします。県民一人ひとりがご自身の健康について考え直すきっかけにしていただきたいと思っています。
 関連行事として、当日の午前中、熊本城界隈でウォーキング大会も開催する予定です。
 県民の皆様の多数のご参加を期待しております。
 皆様方には、大会の周知をよろしくお願いいたします。

「第9回健康日本21全国大会」チラシ(PDFファイル:2.4MB)

天草エアライン 神戸線就航について(PDFファイル:105KB)

 3番目は、「天草エアラインによる熊本~神戸線開設」についてです。
 県民から「イルカの飛行機」と親しまれております天草エアラインが、明日9月4日から新たに熊本~神戸線を開設いたします。
 県では、2011年春に九州新幹線全線開業を控え、関西地域における本県の知名度を高め、多くの方に熊本を訪れていただくため、県民あげて「KANSAI戦略」を進めております。
 この路線開設は、その戦略推進に弾みをつけるものと大いに期待しております。
 県民の皆様方におかれましては、神戸・関西方面へお出かけの際には、ぜひ天草エアラインを利用していただき、県民の翼である天草エアラインを盛りたててほしいと思っております。

「天草エアラインによる熊本~神戸線開設」チラシ(PDFファイル:38KB)

川辺川ダム事業について

 4番目は、「川辺川ダム事業」についてです。 3点あります。
 第1点は、「有識者会議の報告」についてです。
 有識者会議につきましては、8月22日に第8回の会議が開催され、報告書(案)に関して真剣な議論が交わされました。
 委員から多くのご意見がありましたが、最終的な調整は座長に一任され、会議はこの第8回会議をもって終了となります。
 9月1日には、座長から報告書をいただき、あらためて読ませていただきました。
 そして、私が判断する際に参考となる意見がとりまとめられており、この間座長をはじめ委員の皆様の熱心な議論、ご参加に心からお礼を申し上げたいと思います。
 第2点目は、「国土交通省及び流域市町村からご意見をお聴きすること」についてです。その1点、国土交通省についてですけれども、8月25日、国土交通省の考え方をお聴きするために、県庁で九州地方整備局長とお会いし、今後策定が予定されている河川整備計画原案の「基本的な考え方」について説明を受けました。
 その中で概ね30年間の整備として、人吉地点で毎秒6,100m3の規模までの洪水に対応すること。そして具体的な洪水施設として「貯留型ダム」及び「流水型ダム」の特徴や概算事業費などが示されました。

コメントする蒲島知事の写真

 もう1つは、「流域市町村からのご意見をお聴きする会」についてです。
 8月27日、球磨地域振興局に地域の市長村長や議長にお集まりいただき、住民を代表される方々の様々な意見をお聴きしました。
 当日、意見を述べられなかった相良村長と人吉市長も、その後、皆さんもご存知のように態度を表明されております。
 これらの意見を総合的に捉え、そして市町村のご意見としてしっかり受け止め、私の判断の材料にさせていただきたいと思っています。
 以上、4項目が私の方からのテーマです。

「くまもと未来会議」の設置関連

(幹事社)
 それでは幹事社の方から、「くまもと未来会議」についてちょっとお聞きしたいんですけれども。この会議はですね、この前設置した「くまもと4ヵ年戦略策定会議」との違いというのはどういうところにあるのかということと、それはどうして東京都内で開かれる理由というのを教えてください。

蒲島知事
 この会議は、マニフェストの中では、「熊本県戦略会議」というふうにしておりましたけれども、少し名前を変えて「くまもと未来会議」とさせていただきました。
 これがさきほどのご質問である「くまもとの夢4ヵ年戦略策定委員会」とどのように違うかというご質問だと思いますけれども、前者の場合は、もっと大局的、全国的、それから熊本を総体的にみるという観点から、全国的な、とりわけ、東京、福岡、熊本という観点で選ばせていただきました。
 もう1つの「くまもとの夢4ヵ年戦略策定委員会」の方は県内各界の代表30人によって構成されておりまして、この4年間の県政運営の基本方針を策定するものです。
 その基本方針の作成にあたって、県民の声や地域に根ざした視点からご意見をいただいているところです。
 そういう意味で、端的にいうと、「くまもと未来会議」は、全国的な視点から熊本を大所高所から見る、そういう委員会であり、それから、「くまもとの夢4ヵ年戦略策定委員会」は県内各界のご意見を聴く会と。非常に連動しておりますし、どちらがどういうことを話すというよりも、私自身は熊本の将来、熊本の県民の総幸福量の増大というのが私の県政の目標ですので、それに向かった様々な提案や提言がなされるものと思います。
 どうして東京で開かれるかということですけれども、東京とそれから熊本県で、できれば交互、あるいはどっちかで開きたいと思っています。

(幹事社)
 川辺川の問題は質問が集中すると思いますので、その前に、川辺川以外の発表項目について質問があればお願いします。


 「未来会議」は任期1年ということですけれども、知事としては、ある意味、フリートーキングのような恰好でですね、自由に意見を述べてもらおうというようなお考えか、それとも、ある程度こういうことを今回は話してほしいとか、何らかのテーマ設定をされていきながら提言を求めていかれるのか。あるいは、もうひとつうかがうと、何か、最終段階でですね、提言書のようなものをイメージなさっているのか、どういう形でお考えでしょうか。

蒲島知事
 基本的には、自由なご意見をいただくと。ただ、あんまり自由だと、どこに、どういうふうに議論が収束するのか分かりませんので、最初のテーマでは「外から見た熊本のイメージ」、それと「私が思う熊本の可能性」についての意見交換、そういう形でやらせていただきたいと。それから、それぞれの時期によってテーマが変わる場合もあります。
 例えば、県政の重要な問題が出てきた時にどういうふうに判断されるか、そういうこともありますので、随時テーマを選定することになると思っています。
 それと、じゃ何か報告書を作るのかということですけれども、まず、最初はですね、そのご意見を県のホームページで公開して、そのご意見のうち政策として反映できるものであれば、なるべくスピーディに反映できたらと思っています。
 今、私のイメージとしては、そんなイメージです。


 開催のペースとしてはどれぐらい。

蒲島知事
 今のところ、年に3回というふうに考えてますけれども。ただ、また、どうしてもお話を聴きたい場合、いろんなことがあると思いますので。少なくとも今年度は3回ほどということになります。


 これは知事が任期中4年間、メンバーが多少入れ替わりながら、ずっと継続するような組織になるんでしょうか。

蒲島知事
 今日お示ししましたメンバーに関しては1年という任期になっておりますけれども、再任もあり得る。それから、4年間私の任期中にご意見をいただくという、そういう会議であります。


 だいたいですね、経済界の人が多いですけれども、やはり、経済的な観点からの人選というふうに考えてもよろしいですか。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 はい、私のマニフェストの大きなテーマは、「稼げる県熊本」というのが1つの大きな目標であります。そういう観点から経済界の方もいらっしゃいます。
 でも、必ずしも経済界の方だけではなくて、例えば、「品格ある熊本」、それから、「夢のある教育」、それから、「長寿を恐れない社会の構築」、そういうことも含めて文化的な方々、それから、私も経済界という感じで選んだのではなくて、むしろ、多くの分野にいろんなご意見をお持ちの方々を選んでおりますので、そういう意味では、私自身の発想としては、経済界の方を選んだという、そういう気持ちではなくて、本当に、熊本県のために真剣に熊本の未来を論じていただけるような方を選んだつもりです。


 これは皆さん、知事がご自身で選ばれた。

蒲島知事
 私と県庁の職員の方々、担当の方々と相談をしながら選ばせていただきました。

川辺川関連

(幹事社)
 発表項目はよろしいですか。
 では、幹事社から他の項目について。

(幹事社)
 知事からの報告にもありましたけれども、川辺川について1点お尋ねします。

蒲島知事
 もう少し大きくよろしいですか。

(幹事社)
 川辺川についてお尋ねします。
 11日に判断されるというふうに昨日も言われましたけれども、これまでに判断する材料となるものが揃いつつありますが、その材料をどの程度の割合で判断していくのか、ちょっと難しいですけれども。

蒲島知事
 はい、私が選挙期間中にお願いしたのは、当選したとすれば、6ヶ月間この問題について議論する時間をいただきたいと。考える時間をいただきたいということで、様々な観点からご意見をいただきました。
 それで、その1つの大きな基本的な組織としての有識者会議、これを8回行いましたけれども、その有識者会議に私全部参加して、その議論を聴きながら、私自身もこの川辺川ダム問題について、より多くの情報と多面的な意見を得ることができました。
 そして、県民の方々の意見、それから議会の方々の意見を5日に聴きます。
 それから流域の住民代表の方々、様々な運動団体の方々、そういう、それぞれの団体の意見を聴いて、今、判断を下しつつあるというのはおかしいですけれども、むしろ、正確な表現で言うと、悩みに悩んでいるというところです。
 どの時点で、あるいは、どういう意見がより反映するかということですけれども、この段階では、それを明解にですね、「はい、有識者の意見は50%」とかですね、「議会の意見は何%」、それから「市町村長の意見は何%」と、そういう区分けはできないと思います。
 これは、やはり、総合的に、自分なりにずっと噛み砕いて理解し、そして、できれば多くの方々の納得を得られるような、そういう結論を下したいと思っています。
 ただ、皆さんもご存知のように、それから、私も選挙期間中に言ってきましたように、すべての方を満足させるような結論は、この場合はあり得ないような気がします。
 そして、この結論に賛意を表される方、あるいは反対される方、批判される方、様々なものが決断には伴うものだと思いますけれども、それを甘んじて受け入れ、そして決断を下すのが政治的リーダーシップだと思っています。


 すいません。もう1問。昨日、人吉市長が態度を議会で表明されましたけれども、人吉市長と相良村長がですね、「機会があれば、知事にも自分達の意見をお伝えしたい」というような主旨のお話をされているんですけれども。知事として、この2人の首長さんに面会する予定とか意向とかはおありですか。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 まだ、正式に意向は伝わっておりませんけれども、もし、そのような機会があればぜひお話してみたいと思いますけれども。ただ、公式には既に流域の方々とお話をした時に、その時は態度を保留されましたので、私が知っている市長の表明、あるいは、相良村長の意見表明プラスアルファというものをどうしても知りたい、それから、お伝えしたいということがあれば喜んでお会いしたいと思います。

(幹事社)
 じゃ、各社。よろしくお願いします。


 判断材料はいろいろとあると思うんですけれども、知事がですね、例えば、重視するものとしてですね、県の財政なのか、それとも、流域住民の安全性なのか、例えば、県議会の意向なのか。例えば、知事が1番最優先すべき課題というかですね、それはいかがお考えですか。

蒲島知事
 最初のご質問にお答えしたように、どの意見がどのくらいの大きさで私の判断を左右するかということに関して、明確に述べることはできません。
財政問題も、議会の意見も、それから、流域市町村長あるいは議会の意見、そういうものを総合的に反映して、今、判断した時のプラス、今日の判断が今と将来に、どちらの方が熊本県民の幸福量の増加に結びつくかということ、それが1番大きな判断材料だと思っています。


 知事、いろいろな形でですね、これまで住民とか県民の意見を聴いてこられたと思うんですが。現時点で、住民の意見というか、民意ですね。民意は、例えば、賛成が多いのか、反対が多いのか、難しいですけれども、民意をどのように判断、評価されていますか。

蒲島知事
 民意をどう量るかというのは、これは政治家にとっても、とても難しい問題だというふうに思います。
 それで、これは数で現れた、世論調査のある一時点で現れたその結果を民意とするのか。あるいは、それは変わるものとして長期的、将来にわたっての民意なのか。あるいは、今の民意と本当の熊本県民の将来にわたる幸福量の増大なのか。そういう意味があって、実は私も世論調査の専門家の1人でもあったわけですけれども。政治家になって理解できたことは、この民意という意味の深さ、それから、なかなか理解しがたいところ、そういうことを含めてですね、やはり、最終的には自分自身が大きな時間的な流れの中において、過去・現在・将来、それを踏まえた民意はどこにあるか。そして、その民意が正しいものかどうか。そういうものをすべて総合的に考えながら、私の判断を下したいと思っていますので、なかなか、民意はどこにありますかということに関してのお答えが簡単にできないところです。
 ただ、自分の決断がですね、私の考える民意から離れているというふうな決断は下さないつもりです。


 さきほどから何度も出ているんですけれども、今、かなりの段階まで来てですね、ご自身の最終決断に至るうえで何合目というのはなかなか難しいですけれども、もうかなりの部分まで来ているなというくらいの感触は持っていらっしゃいますか。

蒲島知事
 日々変わります。 もうこれでいいのかと思うと、また次の日には。そのくらい大きく様々な価値観、そういうものが競合するものだというふうに考えていますので、とても難しいと。
私も選挙前にマニフェストでどちらか判断すべきだということを随分と言われました。
 しかし、今はそれをやっていなくてよかったと心から思っています。
 そのくらい、この判断は難しいし、それから、科学的に正しいものがないというのを理解したところです。
 私が有識者会議を設置する当初の目的はですね、マニフェストにも書いてあるように、科学的な議論をもとに科学的な判断が下されるというふうに考えて、今考えられるその分野における一流の人たちを集めました。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 そして、議論をしていただきましたけれども、ある議論の段階から1つの答えはないだろうなというふうに認識しておりました。
 そして、確かにこれだけの方々が、本当に4ヶ月間一生懸命に議論していただき、そして、私のために、あるいは熊本県のために、あるいは将来の日本のためにというかたちで一生懸命に議論していただいても、結論が出なかった問題ですので、それが、今、私の所に背負わされているというそういう感じです。
 だから、何合目というよりも、まだ必死で重荷をかついで山を登っているという感じで、ただ、11日にその山の頂上まで行かなきゃいけませんので、それは変えてはいけないと思っています。


 それから、すいません。先日もですね、国交省の九地建の局長の説明の時に、あの後に囲みもあったんで、ちょっと重複しますけど、改めて。あの日に、基本的に球磨川は一級河川で、国の河川管理で国の責任というのが大きいと思うんですが、あの時に、「やっぱりダム以外でなければ洪水を受忍してもらわなきゃならない」という、開き直りともとれるような発言が局長からはっきりあっているわけなんですけれども。そういう意味では、いくら流域の市長、もしくは、知事がですね、法的な整備計画の中で意見を言ったとしても、国交省、国がああいう考えである以上は、この問題に関しては基本的にどういうふうにその後対応していくのかなという部分も率直な疑問としてあるんですが、そこに関しては、改めて知事はあの意見を聴いてお感じになってますか。

蒲島知事
 私自身は、知事の意見というのを、とても国交省としては重く受け止めていると思います。あの説明も、とても真剣な説明でもありましたし、それから、これまで示されていなかったようないろんな選択肢などもその後の議論に則して出されたものと思っています。
 それで、当然、当事者は国交省ですけれども、この国交省が知事の意見を無視してやるかどうかということに関しては、私はそうじゃないと考えています。
 そのために、私も真剣にこの問題に取組み、そして、今、結論を出そうとしているところです。
 受忍せざるを得ないという言い方に、私も違和感を感じたということを、その場で表明しましたけれども、一方の国交省の側からみれば、ダムの必要性をそれほど強調したいあまりに述べられたものかもしれないなと思っています。


 人吉市長もですね、穴あきダムについてはですね、検討がなされていないということで、明確には触れなかったんですけれども、この点に関しても含めて判断ということなのか。それとも穴あきダムに関しては、ひとまず、ちょっと考えの外において判断されるのか。そのあたりはいかがですか。

蒲島知事
 穴あきダムに関しては、非常に情報が少ないということですね。
 小規模な益田ダムですか、それが全国的に1箇所あるだけですので、情報が少ないということと、このダムが非常に唐突に出てきたということもあります。
 それで、これを判断の材料にするかどうかというご意見は、この段階では総合的にそれも判断の材料に入れて考えたいと思っています。
   ただ、情報はとても少ないということですね。それは私も認識しております。


 確認のようなかたちですけれども、さきほど当事者の国交省が知事の意見を無視してやるかどうかということは、そうではないとおっしゃられましたが…。

蒲島知事
 いや、そうではないであろうと。


 そうではないであろうと。
 それは、国交省と違う意見を言われてもそうではないだろうということですか。
 そうするべきではないということですかね。

蒲島知事
 違う意見と同じ意見と、そういうことについてまだこの段階では何とも言えません。


 仮に。

蒲島知事
 仮に、というのはちょっと、今、非常に重要な時期でありますのでノーコメントとさせていただきます。


 知事、悩みに悩んでいらっしゃるということですけれども、ちょっと分かりにくい問いかけになりますけれども、どの結論を出すかということを、今、悩んでいらっしゃるのか。あるいは、ある結論を知事の中で思い描いていらっしゃって、それがどういうかたちで組み立てられるのか。あるいは、その結論を出すことによって、反対の人、あるいは、混乱が生じるような場面があって、それに対してどう対応していくべきかというようなものについて、考えを巡らせていらっしゃるのか。あえてうかがいますが、どちらなんでしょうか。今、現段階だとしては。

蒲島知事
 両方含むんじゃないでしょうか。
 いずれの判断にしても、理論構成というのは大事ですし、皆さんの納得のいくというものが必要ですから、どちらの判断プラスそれを支える理論、組み立て。それが自分の思考でもあるわけですね。


 理論構成をなさっていく中で、ここだけは揺るがしてはならんとか、何か知事として今整理をなさっている中で重視なさっていることというのはございますか。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 すべての方が納得するという、そういうかたちの結論にはならないけれども、多くの方々がそうであるだろうかと、意見を読まれてですね、そういうかたちを求めているというところです。


 すいません、確認になるんですけれども。さきほどの穴あきダムのことなんですけれども、穴あきダムの是非も含めて総合的に知事が11日に判断するということなんですか。

蒲島知事
 穴あきダムというのも、今、議論の中に入ってまいりましたので、これを排除するものではない。
 だから、大きな意味で、さきほども言いましたように、情報がないということも含めながら、ただ選択肢として、今、出ておりますので排除するものではないと。


 ちょっとだけ視点がずれるかもしれませんけれども、中央政界も何か怪しくなってきて、地方分権の流れの中で国交省が国道なり、一級河川を地方に移譲するというような流れがある。こんな中でこの川辺の判断も、そういう動きを視野に入れておられるのかどうかというのをちょっとお聞きしたいんですけれども。

蒲島知事
 当然、この結論というのは、長期的な影響を及ぼすものですから、さきほど言った、地方分権の流れとか、そういう不確実性はあると思いますけれども、相当長期にわたって考えて決断を下さなければいけない問題だとは思っています。
 ただ、当然、人間には限界がありますから、どのようなものが起こってくるかというのは、まだ分かりませんし、地方分権の流れにおいて、球磨川が県の決定的なものになるのか、政策になるのかというのは、それは知事会でも出てきましたけれども、それに関わる予算、権限、人、すべてを地方に移譲しない限り引き受けられないということですから、それが実際あるかどうかはまだ定かではありません。あるとしても相当長期的な課題だと思います。


 知事が態度を表明される時は、ダムを造る造らないという判断だけになるんですか。
 それとも、造る場合はこういう方法、造らない場合はこういった治水対策が必要というところまで踏み込んで発言されるおつもりですか。

蒲島知事
 この段階では、そこはノーコメントです。


 あと、一つ、知事。この前の国交省の説明を聞いて、県の負担額をお聞きになっていましたが、高いと思いましたか。

蒲島知事
 どの観点から見ると高い、どの観点から見るとそうではないという意味で、財政再建をやっている当事者から言うと、ああ、この1億は欲しいなと思うし、あるいは、そうでなくて長期的な人命に関する議論をしている時に、金額の議論は、やはり優先順位が少し落ちてくるなという、そういう実感を持ちました。
 だから、議論によって、あるいは考える要素によってその額が大きく見えたり、小さく見えることはありませんけれども、総体的なウェイトが変わってくるというふうに思います。
 それを含めて、最終的な判断は財政問題も含めて下したいと思っています。
 ただ、一律的に高かったから、安かったからという答えは出てこないような問題です。


 話題を変えていいですか。

蒲島知事
 時間ですか。もういいですか。


 こういう質問をしていいかどうか分かりませんが。

蒲島知事
 どういう質問でしょうか。


 知事はいろいろ様々な意見を総合的に判断すると。総合的に川辺川の是非を判断するということを従来からおっしゃっていますけれども、知事のために判断材料を示した有識者会議への恩義とか、それから、今後の県議会との関係とかを判断材料の中に入れるのかどうかということを改めてお聞きしたいんですけれども。

蒲島知事
 有識者会議の方々は、熊本県のため、この問題について本当に真剣に議論していただき、ほぼボランティア的に月に2回、そして、非常に多忙な方々です。
 そういう意味では、大変感謝しているし、恩義を感じています。
 だからといって、その恩義故に、私の決定がそれによって変わるということはありません。
 それから、政治状況をいろいろ聞かれましたけれども、それよりも私の唯一の判断基準というのは、この判断が熊本のためにいい判断か、それから熊本県民の幸福の増進に結びつくのか、それが唯一の判断材料です。

政令指定都市と市町村合併関連


 すいません。ちょっと、時間がないので1つだけ。

蒲島知事
 じゃ、もう1点だけ。


 政令市の問題でですね、市町村合併、城南町とかが結果的にああいう形でだめになって、多分、益城とですね、植木も今月中に大きな動きを迎えると思うんですけれども、今日たまたま岡山市が政令市を認められるということでですね、熊本にとっても非常に大きな分岐点になるかと思うんですが、今の現状をどう見ていらっしゃるのかというのが1つと、県として、もしくは、知事として、今、何かができる、もしくは、やるというようなお考えがあるのか否かということをお願いします。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 はい、私が知事に就任してから、あるいは、知事に就任する前の選挙期間中を含めて、私は、熊本市は政令都市になるべきだということで訴えてきましたし、実際に、知事に就任してからはそのようなかたちで動いています。
 私だけではなくて、県庁の方々も本当に真剣にこの問題に取り組んでいます。
 これまで2回、城南と益城のセミナーに行って、私自身がこの重要性を訴えたし、挨拶としては異常な長さの30分にわたってこの問題を訴えてきました。
 城南の方では600人以上の方々がいらっしゃって、立ち見席も出るくらい。それから、益城の方では1,000人以上の方が一生懸命に聞いていただきました。
 だから、私は、この熱意でもって合併が進むものかなと期待をしておりましたけれども、今回それが法定協議会が否定されましたので、残念に思っているところです。
 ただ、希望は捨てちゃいけません。夢に向かって、皆が一歩前に進んでいけば、これは熊本市の政令都市化に結びついていくと思っておりますし、そのために私も県庁も必死でそれに向かって応援しているところです。
 熊本市長には、私の方で何かすることがあれば言ってほしいと、それから、県庁でやるべきことがあれば言ってほしいということも再度言っておりますので、そういう機会が要請されればいつでも私が出掛けていく覚悟です。


 具体的に何がということは、まだ…。

蒲島知事
 次は、植木の方のセミナーが残っておりますけれども、それがどうなるかというのが具体的な目標としてはあります。
 2つの、目標であったセミナーに関しては私も力を込めて応援してきました。

(幹事社)
 よろしいですか。ありがとうございました。

蒲島知事
 すみません。ありがとうございました。

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