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[2014年度]第4期 美術館コレクション<特集>牛島憲之─ある戦後の“かたち”─

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0009290 更新日:2020年8月1日更新

当館のコレクションを中心に、熊本の美と歴史を紹介

会期
2015年1月8日(木曜日)~2015年3月22日(日曜日)
作品保護のため、会期中に展示替えを行います

会場
美術館コレクション展示室(本館2階展示室第2・3室)

休館日
毎週月曜日
ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館

観覧料
【本館2階展示室】一般270円(190円)、大学生170円(120円)
【別棟展示室との共通券】一般420円(300円)、大学生250円(190円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下無料/障がい者手帳をお持ちの方無料

展覧会チラシ画像

特集「牛島憲之」【本館2階展示室第3室】

 文化勲章を受賞した熊本市出身の画家・牛島憲之(1900~1997)は、本県を代表する画家の一人として知られています。彼の画家としての活動は、戦前期から始められたものではありますが、その画業が高く評価されるようになるのは、主に戦後になってからでした。
 戦前期、豊な色彩感覚により自然風景を描き出していた牛島は、戦後になると、ガスタンクや煙突、工場や橋といった建造物の造型に注目した風景画を相次いで発表します。それらの風景画の多くは、当時の画家が住んでいた東京郊外の日常的な光景に取材したものでした。しかし、個々の作品が制作されたのが、戦災からの復興を遂げてゆく1950年代から60年代であることを踏まえるならば、牛島は“かたち”という視点から、東京郊外における「戦後」の有り様を描こうことしていたと考えることができます。
 本特集では、当館が所蔵する牛島作品から、主に戦後1950年代から60年代にかけて制作された作品を中心に展示し、彼の視点がとらえた戦後の“かたち”をたどりつつ、牛島芸術の魅力に迫ります。

まるいタンク
牛島憲之《まるいタンク》
昭和32年(1957)
油彩・キャンバス
熊本県立美術館蔵

風景
牛島憲之《風景》
昭和25~35年頃
(1950~1960)
油彩・キャンバス
熊本県立美術館蔵

島の工場
牛島憲之《島の工場》
昭和44年(1969)
油彩・キャンバス
熊本県立美術館蔵

常設展示【本館2階展示室第2・3室】

 第2室の常設展示では、今西コレクションの浮世絵や御用絵師の作品から、新春にちなんだ絵画を紹介します。江戸時代において、お正月や早春をどのように迎えていたのかを、絵画を通して偲びます。このほか、肥後鐔や陶磁器や平田郷陽・高野松山・増村益城ら近代工芸をご紹介します。また、第3室ではルノワール、藤田嗣治(レオナール=ツグハル・フジタ)、パスキンらのフランス近代絵画の名作を展示します。

関連イベント

子ども美術館

わたしのミニミニ美術館

【日時】2月1日(日曜日)10時30分~12時00分
【場所】本館講堂
【参加費】無料
【申込】不要

学芸員によるギャラリートーク

会期中の毎月第二・第四日曜日の14時から、当館学芸員が展示作品の中から毎回テーマを決めて30分程度解説いたします。開始時間前に二階会場入口までお越し下さい。なお、ギャラリートークのご参加には観覧料が必要となりますので、ご注意下さい。

実施日・テーマ

1月11日 近代フランス絵画とエコール・ド・パリ(学芸課学芸員:鈴木暁子)
1月25日 肥後鐔と赤羽刀(学芸課主幹:有木芳隆)
2月8日 新春の絵画(学芸課学芸員:金子岳史)
2月22日 牛島憲之(学芸課主任学芸員:林田龍太)
3月8日 エコール・ド・パリの画家たち(学芸課長:村上哲)
3月22日 細川家の大名調度と雛飾り(学芸課学芸員:才藤あずさ)

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