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会期
2016年8月30日(火曜日)~2016年10月10日(月曜日)
【前期】8月30日(火曜日)~9月19日(月曜日・祝日)
【後期】9月21日(水曜日)~10月10日(月曜日・祝日)
※主要作品の大半が前期・後期で入れ替わります
会場
本館2階展示室
休館日
月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館。)
10月3日(月曜日)は障がいのある方々の鑑賞デーとして開館。
観覧料
前売・団体:一般800円 大学生500円
当日:一般1,000円 大学生700円
別棟細川コレクション展示室との共通観覧券
一般1,100円 大学生800円
(団体は200円引き)
高校生以下、障がい者無料
※団体料金は20名以上
リピーター割引
本展の半券持参の方は、会期中1回に限り、一般500円、大学生300円でご観覧いただけます。
熊本県立美術館、熊本県民テレビ(KKT)、熊本日日新聞社
公益財団法人永青文庫
肥後銀行
熊本県文化協会 熊本県美術家連盟 熊本県市町村教育委員会連絡協議会
熊本県図画工作・美術教育研究会 熊本県高等学校教育研究会美術・工芸部会
熊本県高等学校文化連盟 熊本県博物館連絡協議会
NHK熊本放送局 エフエム熊本 FM791
熊本トヨペット株式会社
平成28年に開館40周年を迎えた熊本県立美術館。古代から現代美術までを網羅する総合美術館として、多岐にわたる活動の中でも、熊本の御用絵師の調査・研究は、大きな柱の一つで、その成果を「肥後の近世絵画」(1979年)、「細川藩御用絵師・矢野派」(1996年)といった展覧会で紹介することで、熊本の近世絵画史研究を構築してきました。
本展覧会は、開館40周年を記念して、これまでの当館の成果を踏まえ、細川家が築き上げた御用絵師による優れた絵画文化を紹介し、さらにその元となった雪舟流と狩野派という二つの画流を、室町・桃山時代まで遡ってその展開をたどるものです。
また、細川家に伝わる近世絵画の名品はもちろんのこと、細川三斎ゆかりの作品である《倣高克恭山水図巻》(重要文化財)(山口県立美術館蔵)、当初は一連の障壁画であった永青文庫所蔵と京都国立博物館所蔵の《狩猟図》の再会、江戸時代に八代松井家に伝わり、矢野派の作品の範となった長谷川派による《波濤図屏風》(出光美術館蔵)と、さらにその図様の元である長谷川等伯筆《波濤図》(重要文化財)(京都・禅林寺蔵)といった、細川家や熊本にゆかりのある名品を多数展示いたします。
細川三斎が下絵を描き、矢野派初代吉重が描いたと伝わる屏風絵。
伝矢野吉重《松に虎・竹に虎図屏風》 江戸時代前期(17世紀)
熊本県立美術館蔵※前期展示
狩野永徳四男ともいわれる狩野言信の唯一確認されている現存作品
狩野言信《住吉社頭図》
桃山時代(17世紀)
熊本県立美術館蔵
加藤清正が招聘した狩野言信一派が描いた熊本城障壁画の一部と伝わる作品
伝狩野言信《団扇図》
桃山時代(17世紀)
熊本県立美術館蔵
矢野派を再興した雪叟による桃山時代風の双幅
矢野雪叟《旭日に鷹図》 江戸時代中期(18世紀)
熊本県立美術館蔵
雪舟や初期狩野派を学んだ雪叟による古様な楷体の山水図
矢野雪叟《山水図屏風》 江戸時代中期(18世紀)
熊本県立美術館蔵
八代城に伝わった長谷川派《波濤図屏風》に倣った作品
矢野良勝《波濤図屏風》 江戸時代後期(18~19世紀)
熊本県立美術館蔵
矢野良勝・衛藤良行《領内名勝図巻》全14巻 江戸時代後期(1793頃)
20名以上のグループ・団体への鑑賞プログラム(約20分の解説 ※要予約)
【実施期間】展覧会会期中(休館日を除く/業務都合等で対応できない日があります)
【講師】金子岳史(当館学芸員)
※詳しくは県立美術館(Tel 096-352-2111)までお問い合わせください。
【日時】10月8日(土曜日)14時00分~15時00分
【場所】本館講堂
【講師】金子岳史(当館学芸員)
【参加費】無料
【申込】不要
【日時】9月10日(土曜日)13時30分~15時00分
【場所】本館講堂
【講師】三宅秀和(群馬県立女子大学講師)
【参加費】無料
【申込】不要
【日時】9月25日(日曜日)10時30分~12時00分
【場所】本館講堂
【受付】当日受付40名、参加無料