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重要文化財 《長谷雄草紙》長谷雄と鬼の双六勝負(展示期間:7/17~8/9)
南北朝時代(14世紀) 永青文庫所蔵
重要文化財《長谷雄草紙》美女が水と化して流れてしまう(展示期間:8/11~9/12)
南北朝時代(14世紀) 永青文庫所蔵
《秋夜長物語絵巻》 室町時代(16世紀) 永青文庫所蔵
【主催】熊本県立美術館/熊本県教育委員会、熊本日日新聞社、RKK熊本放送
【特別協力】公益財団法人永青文庫
【協力】肥後銀行
絵巻物は、右から左へ巻物を巻きながら鑑賞する絵画形式でした。古くは奈良時代の作例が確認され、平安時代になると、巻きながら見ることを利用して、現代のアニメーションの源流とも言われるほどの、ダイナミックな物語展開の表現や人物描写の優れた作品が登場しました。また、中世の絵巻物は、その時代の生活や価値観などを垣間見ることのできる貴重な資料にもなっています。
その他にも、横長の画面を利用してお祭りの行列を延々と描いたものや、旅の紀行文のように、各地の風景やその地を探索する人物を描いたものもあります。
本展では、南北朝時代の重要文化財《長谷雄草紙》を中心に、様々なスタイルの絵巻を展示し、絵巻物の絵画の美しさ、面白さをわかりやすく紹介します。絵巻物をテーマにした展覧会は、当館で別棟細川コレクション展示室開室以来初めての企画です。
【日時】8月28日(土曜日)14時00分~15時00分
【場所】本館文化交流室
【講師】金子岳史(当館学芸員)
【参加費】無料
【参加方法】申し込み不要。当日先着順にて受付(定員35名程度を予定)。