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[2019年度]第4期 細川コレクション〈特集〉細川家の茶道具と大観、春草

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052536 更新日:2020年8月5日更新

会期
2020年1月8日(水曜日)~2020年3月22日(日曜日)
新型コロナウイルスの影響により、2月28日以降は 臨時休館。

会場
別棟展示室(細川コレクション永青文庫展示室)

休館日
月曜日休館 祝日の場合は開館し、翌平日休館

観覧料
一般210円(160円)、大学生130円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方無料

細川コレクション4チラシ

細川家の茶道具と大観、春草

開催情報

【主催】熊本県立美術館、熊本日日新聞社、RKK熊本放送
【特別協力】公益財団法人永青文庫、一般財団法人松井文庫
【協力】肥後銀行

展覧会概要

 細川コレクションでは、熊本の歴史や美術、細川家の大名文化を総合的にご紹介する展示を行っています。第4期の特集では、細川家に伝来した茶道具を中心にご紹介いたします。
 細川家の初代・藤孝(ふじたか)は千利休(せんのりきゅう)と交流があり、2代・忠興(ただおき)も若い頃から利休の侘茶(わびちゃ)に触れ、名茶人として利休七哲(りきゅうしちてつ)に数えられました。こうした流れから、永青文庫の所蔵品の中でも茶道具はとりわけ重要な位置を占めています。また、喫茶(きっさ)は大名家の嗜(たしな)みのひとつでもありましたので、歴代当主が愛用した茶道具の数々が伝来しており、大切に保管されてきました。
 今回は、細川家所蔵の天目茶碗(てんもくちゃわん)を一堂にご紹介いたします。天目茶碗とは中国から伝来した喫茶の器で、唐物(からもの)が珍重された時代には、曜変(ようへん)・油滴(ゆてき)・建盞(けんさん)が価値の高い天目茶碗として位置付けられていました。しかし、侘茶が隆盛すると、その価値に変化が生じ、灰被天目(はいかつぎてんもく)・黄天目(きてんもく)が侘びの心にかなう器として人気を集めました。細川家の茶道具をみると、侘茶の精神を継承するものはもちろん、大名としての家格を象徴する名品が数多く伝来しており、天目茶碗のコレクションからもその様子をうかがうことができます。とくに、細川家の≪黄天目 珠光天目≫は、侘茶の始祖・珠光(しゅこう)が所持していたと伝わる名品です。このほか、伝来の茶入や、8代・重賢(しげかた)ゆかりの茶道具などを展示いたします。
 また、細川家の筆頭家老をつとめた松井家に伝来した茶道具も併せてご紹介いたします。松井家初代・康之(やすゆき)は、忠興とともに利休に師事した茶人であり、文武の才覚に秀でた武将でした。朝鮮出兵の功績により、豊臣秀吉から拝領した≪唐物茶壷 銘 深山≫は、松井家の名宝として知られています。
 さらに、新たに当館寄託となった、若き日の明智光秀(あけちみつひで)の動静を示す貴重な古文書≪針薬方≫、16代・護立(もりたつ)が蒐集した、横山大観(よこやまたいかん)の傑作≪山窓無月≫、菱田春草(ひしだしゅんそう)の重要文化財≪黒き猫≫、同≪落葉≫を期間限定で特別展示いたします。ぜひ、この機会に名品の数々をご覧ください。

黄天目 珠光天目の作品画像
​《黄天目 珠光天目》
中国・元~明時代(14~15世紀)
永青文庫所蔵

油滴天目の作品画像
《油滴天目》
中国・金時代(12~13世紀)
永青文庫所蔵

瀬戸茶入 銘 山櫻の作品画像
​《瀬戸茶入 銘 山櫻
江戸時代(17世紀)
永青文庫所蔵

竹一重切花入の作品画像
細川重賢作《竹一重切花入》
江戸時代(18世紀)
永青文庫所蔵

黒き猫の作品画像
​国指定重要文化財 菱田春草《黒き猫》
明治43年(1910)
永青文庫所蔵 熊本県立美術館寄託
展示期間:3/3~3/22

山窓無月の作品画像
横山大観《山窓無月》
大正8年(1919)
永青文庫所蔵 熊本県立美術館寄託
展示期間:1/8~3/1

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