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会期
2020年9月18日(金曜日)~2020年11月8日(日曜日)9時30分~17時15分
【前期】9月18日~10月18日、【後期】10月20日~11月8日
会場
本館第2展示室
休館日
月曜日休館 祝日の場合は開館し、翌平日休館
※10月12日(月曜日)は、障がいのある方々のための鑑賞デーとして開館
観覧料
一般280円(200円)、大学生170円(130円)
【別棟展示室との共通料金】
一般430円(310円)、大学生260円(200円)
※( )団体20名以上の料金
※高校生以下 無料/障がい者手帳をお持ちの方 無料
【主催】熊本県立美術館/熊本県教育委員会、熊本日日新聞社、RKK熊本放送
【特別協力】公益財団法人永青文庫
【協力】肥後銀行
本展覧会はbeyond2020プログラム認証事業です。
東京都文京区目白台の閑静な場所に位置する、公益財団法人永青文庫。江戸時代に肥後熊本の地を治めていた細川家に伝わる美術工芸品や歴史資料を保存・研究するために、第16代当主・細川護立によって設立されました。国宝・重要文化財を多数含む所蔵文化財は、約9万4000点にも及んでいます。これらの所蔵品を大きく分類すると、「道具」としての性質が強かった大名家時代のコレクションと、近代になって護立が「美術品」として蒐集したコレクションの2本柱で構成されています。
今年2020年は、永青文庫創立70周年のメモリアル・イヤーです。このことを記念して、当館としては、およそ10年ぶりに国宝“細川ミラー”(《金銀錯狩猟文鏡》)を期間限定公開(10月18日まで)します。また、細川家に伝わる茶道具や趣向を凝らした大名調度、御用絵師による近世絵画などに加えて、護立蒐集の国宝・重要文化財の東洋美術品、近代日本画、宮本武蔵の絵画を展示する豪華でぜいたくな展覧会となっています。ぜひ、この機会に細川家の名宝をお楽しみください。
国宝《金銀錯狩猟文鏡》中国・戦国時代(前4~前3世紀)
永青文庫所蔵
※展示期間:9/18~10/18
国宝《金彩鳥獣雲文銅盤》中国・前漢~新時代(前3~後1世紀)
永青文庫所蔵
※展示期間:10/20~11/8
国宝《短刀 無銘正宗(名物包丁正宗)》
鎌倉時代(14世紀)
永青文庫所蔵
重要美術品《銅製馬車》
中国・前漢~後漢時代(前2~後3世紀)
永青文庫所蔵
細川藤孝(幽斎)作
《茶杓 銘つる(※つるは雨かんむりに鶴)》
桃山~江戸時代初期
(16~17世紀)
永青文庫所蔵
《伊羅保茶碗》
朝鮮王朝時代(17世紀)
永青文庫所蔵
《呂洞賓蒔絵硯箱》
江戸時代中期(18世紀)
永青文庫所蔵
横山大観《老子》
大正10年(1921)
当館所蔵
重要文化財 小林古径《髪》
昭和6年(1931)
永青文庫所蔵 当館寄託
【日時】10月31日(土曜日)14時00分~15時00分
【会場】本館文化交流室
【申込等】要事前申込(10月3日開始)、参加費無料 ※定員40名まで
宮川聖子(当館学芸員)
展覧会の内容にあわせた、家族で楽しめるワークショップです。
【日時】11月3日(火・祝)10時30分~12時00分(開場10時00分)
【申込等】要事前申込※定員40名(保護者含む)
【料金】無料※11月3日は「おやこ無料デー」です☆
通常休館日である月曜日を臨時開館とし、障がいのある方々にゆっくりと展覧会をご観覧いただくためのイベントです。障がい者手帳をお持ちの方は観覧料無料です。
なお、当日はどなたでもご来館いただけます。
【開催予定日】10月12日(月曜日)
宮崎静夫《立ち話し》
※崎の字は立つさき
昭和41年(1966)
熊本県立美術館所蔵
【主催】熊本県立美術館/熊本県教育委員会
当館は熊本に所在する総合美術館として、熊本ゆかりの(1)日本及び東洋の古美術、(2)日本の近・現代美術、(3)西洋美術の3本の柱により、美術品の収集を行っています。昨年度は、各分野の美術作品24点を御寄贈いただき、あわせて、熊本ゆかりの美術品を御寄託いただきました。
本展覧会では、昨年度新たに収集した作品のうち、熊本出身の画家による絵画作品をはじめ、近世の絵画や中世の神像彫刻を中心に展示します。新しい当館コレクションの仲間たちを歓迎する展示となれば幸いです。
また、当館が所蔵するフランス近代絵画の名品や、ヨーロッパに留学した日本の画家による洋画のコレクションも展示します。
なお、同展示室第1室では、「歴史をこえて 細川家の名宝 国宝“細川ミラー”期間限定公開(10月18日まで)!」を同時開催いたします。こちらもあわせてお楽しみください。
令和元年度に御寄贈いただいた、坂本善三や宮崎静夫(崎の字は立つさき)など熊本ゆかりの洋画家の油彩画や、ポール・セザンヌやフェルディナンド・ボルなど、西洋近代の画家による版画をご紹介します。
あわせて、当館が所蔵するフランス近代絵画や、ヨーロッパに留学した日本の洋画家の作品も展示します。
坂本善三《魚》
昭和33年(1958)
熊本県立美術館所蔵
フェルディナンド・ボル
《羽飾りのついた帽子を被る若い女性の胸像》
1644年 熊本県立美術館所蔵
ポール・セザンヌ
《首吊りを伴う画家アルマン・ギヨマンの肖像》
1873年 熊本県立美術館所蔵
令和元年度に、江戸時代中期の大坂で活躍した狩野派の絵師であり、伊藤若冲が一時期入門したといわれる大岡春卜の作品を御寄贈いただきました。また、近年の研究で、江戸時代の土佐派を代表する絵師である土佐光起が制作したことがほぼ確実となった、山鹿市・大宮神社所蔵の《三十六歌仙図扁額》36面(前期・後期で18面ずつ展示)を御寄託いただきました。
大岡春卜 《山水人物花鳥押絵貼屏風》
江戸時代 (18世紀)熊本県立美術館所蔵
山鹿市指定文化財土佐光起
《三十六歌仙図扁額(柿本人麻呂)》
江戸時代(17世紀)
山鹿市・大宮神社所蔵 熊本県立美術館寄託
前期展示:9/19~10/18
山鹿市指定文化財土佐光起
《三十六歌仙図扁額(中務)》
江戸時代(17世紀)
山鹿市・大宮神社所蔵 熊本県立美術館寄託
後期展示:10/20~11/8
熊本地震で、熊本市北区植木に所在する菱形八幡宮の神像19軀が被災しました。その後、「平成28年熊本地震被災文化財等復旧復興基金」と公益財団法人住友財団の助成金を活用し、平成30年10月~令和元年5月に公益財団法人美術院国宝修理所の技術者により修復されました。本展において、修復後初の一般公開を行います。以前からお預かりしていた狛犬や随身像も、あわせてご紹介します。
《木造男神坐像》平安時代(12世紀)
熊本市・菱形八幡宮所蔵 熊本県立美術館寄託
《木造女神坐像》平安時代(12世紀)
熊本市・菱形八幡宮所蔵 熊本県立美術館寄託
通常休館日である月曜日を臨時開館とし、障がいのある方々にゆっくりと展覧会をご観覧いただくためのイベントです。障がい者手帳をお持ちの方は観覧料無料です。
なお、当日はどなたでもご来館いただけます。
【開催予定日】10月12日(月曜日)