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作物研究室
試験研究の概要
~地域にあった主要農作物の生産について試験研究~
熊本県の耕地面積のうち約68,000haは水田で占められており、平坦地域から、天草の海岸島しょ、阿蘇の高冷地域まで、土地・気候の多様な条件のもと、水稲、麦、大豆等の作付けが行われています。
作物研究室では、地域に適合した水田作物の品種選定・導入、熊本県オリジナル新品種の育成のほか、実需者の求める品質を有した農産物の栽培法確立、大規模化する経営体に対応した省力・低コスト化技術開発を研究しています。
- 地域、用途に適合した高品質多収品種の開発、選定
- 実需者ニーズを満たす水田作物の高品質・多収技術の開発
- 大規模経営に対応した水稲の省力・低コスト化技術の開発
水稲の交配の様子 葉いもちの検定
多収、高品質、耐病性の付与などを目標に、新品種育成を行っています。
「くまさんの輝き」 「華錦」(写真右)の現地試験の様子
これまで、食味と収量、品質を兼ね備えた「くまさんの輝き」や、倒伏に強い酒造好適米「華錦」を育成しました。
麦類品種比較試験ほ場 大豆品種比較試験ほ場
水稲、麦、大豆について、熊本県の気候風土に適合した品種選定を行っています。