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LGBT性的指向・性自認に関する人権について
LGBT等の性的マイノリティの当事者は、周囲の人々の偏見や無理解によって、様々な困難を抱えている現状があります。
県では、「性的指向・性自認に関する人権」を重要な人権課題の一つに掲げ、正しい知識や情報を伝えていく教育・啓発に取り組んでいます。
1.用語基礎知識(※職員行動マニュアルより抜粋)
(1)LGBT(エルジービーティー)・性的マイノリティ
「LGBT」とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとって組み合わせたものです。
「LGBT」という言葉は、性的マイノリティの総称としても使われています。
※次に示す「LGBT」以外にも、様々な性的マイノリティがいます。
(ア) Lesbian(レズビアン) 女性同性愛者
女性を恋愛や性愛の対象とする女性
(イ) Gay(ゲイ) 男性同性愛者
男性を恋愛や性愛の対象とする男性
(ウ) Bisexual(バイセクシュアル) 両性愛者
男性・女性の両方を恋愛や性愛の対象とする人
(エ) Transgender(トランスジェンダー) 性別越境者
「からだの性(生物学的性)」と「こころの性(性自認、性の自己認識)」が一致していない人です。
自分のからだに違和感があって、多くは「こころの性(性自認、性の自己認識)」で生きようとしています。
(2)SOGI(ソジ)(エス・オー・ジー・アイ)
「SOGI」は、好きになる性である「性的指向Sexual Orientation」と自分はどの性だと感じているかという「性自認Gender Identity」の頭文字をとった言葉です。性的マイノリティだけを指す用語ではありません。からだとこころの性が「一致」していて、性的指向は「異性愛」という性的マジョリティ(多数派)も含む全ての「人間の性」(セクシュアリティ)のことを言います。
2.研修案内(※リンク)
(1)人権啓発Web講座
(2)人権関係登録講師派遣事業
(3)講演会等
3.相談先一覧(※相談窓口一覧より抜粋)
| 相談内容 | 相談窓口 | 電話番号等 | 受付時間等 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 性的指向や性自認に関わる相談 | よりそいホットライン(セクシュアルマイノリティ専門ライン) |
《電話》 |
24時間受付 (祝日、年末年始を除く) |
一般社団法人社会的包摂サポートセンター |
| 同性愛や性別の違和感、アウティング、カミングアウトなど、性的指向や性自認に関する情報提供 | SNSチャット『困りごと情報提供』 |
《SNSチャット》 |
月・金・日曜 16時~22時 | 同上 |
| ご自身、ご家族等のLGBTQ+に関する相談 | ともに拓くLGBTQ+の会くまもと | 080-3956-6996 《メール相談》 tomonihirakukai@gmail.com |
《電話相談》 土・日曜 15時~21時 |
|
| 性的指向や性自認のLINE相談 | つながるにじいろonライン | 《LINEの友達登録アドレス》 https://line.me/R/ti/p/@662uwyvf |
毎日 17時~22時 | 一般社団法人SOGIE相談・社会福祉全国協議会が実施、運営 |
4.その他
県の申請書等における性別記載欄の見直し状況について
LGBTなど性的マイノリティの方々の人権が社会的に大きな関心事になっています。
県では、県の各種申請書等の性別記載欄については、法令上の根拠がある場合等を除いて原則廃止するという方針の下、別添のとおり全庁的な見直しを実施いたしました。
令和4年度(2022年度)県の申請書等における性別記載欄の見直し状況 (PDFファイル:90KB)
令和3年度(2021年度)県の申請書等における性別記載欄の見直し状況 (PDFファイル:86KB)
令和2年度(2020年度)県の申請書等における性別記載欄の見直し状況 (PDFファイル:95KB)
県の申請書等における性別記載欄の見直しについて(PDFファイル:46KB)
性的指向・性自認に関する人権についての県職員向け啓発研修資料を発行しました
性的指向・性自認に関する人権についての県職員向け啓発研修資料『性的マイノリティへの理解を深めるために ~熊本県職員ハンドブック~』を発行しました。性の多様性や性的マイノリティの現状について、基礎的な知識や業務遂行にあたっての心構え等について掲載しています。ダウンロード及びご利用は自由(禁転載)ですので、自己啓発や地域、職場での研修の際、ぜひご活用ください。

性の多様性について → 法務省ホームページ<外部リンク>

