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風しんについて

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004869 更新日:2020年8月1日更新

 風しんは、風しんウイルスに感染して起こる急性発疹性感染症で、春先から初夏にかけて流行します。

 風しんは、子どもでは比較的軽い症状ですが、妊娠初期の女性が風しんに感染すると、先天性風しん症候群といわれる難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性があり、大変怖い病気です。

 風しんは、平成20年から、診断した医師から全数報告されています。熊本県では、平成24年に5件の風しんの報告がありました。また、平成24年の全国の風しんの報告数は、2,353例(暫定値)となり、過去5年間で最も多い報告となりました。また、先天性風しん症候群の報告数が5例(暫定値)となり、平成16年の10例に次ぐ値となっております。なお、風しんの増加傾向は数年持続することが知られており、今後も注意が必要です。

風しん発生動向調査<外部リンク>(国立感染症研究所ホームページ)

症状

風しん

2~3週間の潜伏期を経て、発疹、発熱、リンパ節の腫れがみられます。ただし、風しんに感染しても明らかな症状がでない場合もあります。症状は、子どもでは、比較的軽いですが、まれに、脳炎、血小板減少性紫斑病といった合併症が起こることがあります。また、大人が感染すると、発熱や発疹の期間が子どもと比べて長く、関節痛がひどいことが多いと言われています。

先天性風しん症候群

妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんに感染すると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。

お母さんが風しんにかかったからといって、必ずしも赤ちゃんが障がいをもって生まれてくるわけではありませんが、生まれてくる命を守るために、妊娠前までに予防接種を受けて、風しんの予防をすることが大切です(妊娠中は風しんの予防接種を受けることはできません)。

予防策

風しんは、予防接種で予防できます。自分自身を風しんから守るためだけでなく、妊婦やその赤ちゃんを風しんから守るためにも、予防接種を受けましょう。特に、以下の方は予防接種を受けることをご検討下さい。(定期予防接種対象者は無料それ以外は任意予防接種で有料となります)

1.定期予防接種(原則、無料)

第1期:生後12月から24月未満(1歳)

第2期:5歳以上7歳未満で、小学校就学前の1年間

2.任意予防接種(有料です)

上記の定期予防接種対象者以外は、任意予防接種となり、有料となります。

 妊婦が風しんに感染すると、難聴、心疾患、白内障といった障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。妊婦は、予防接種を受けることができないため、妊婦への感染を抑制するため、特に以下の方は予防接種を受けることをご検討下さい。

  1. 妊婦の夫、子ども、及びその他の同居家族
  2. 10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い人)
  3. 産褥早期の女性

のうち、抗体価が十分であると確認ができた人以外の人

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