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新大空港構想を策定しました
新大空港構想の策定について
県では、平成28年度に「大空港構想 Next Stage」を策定し、阿蘇くまもと空港を「熊本地震からの創造的復興のシンボル」と位置づけ、空港の活性化を「産業」や「くらし」の分野に波及させるよう様々な施策を推進してきました。
空港の活性化については、空港コンセッション方式による熊本国際空港株式会社(KKIAC)による空港運営の開始、国内線、国際線が一体となった新旅客ターミナルビルの開業、熊本県総合防災航空センターの整備等に取り組み、「産業」や「くらし」の分野においても、阿蘇へのアクセスルートの回復や熊本地震の被災者の多くが住まいの再建を果たすなど、多くの成果が現れてきました。
このたび、「大空港構想 Next Stage」の着実な前進とTSMCの進出といった新たな環境変化をチャンスと捉え、50年、100年先を見据えた空港周辺地域の更なる活性化に向けて「新大空港構想」を策定しました。
「新大空港構想」では、「地方創生の先進地域」の実現に向けて、「空港機能の強化」、「産業集積・産業力強化」、「交通ネットワークの構築」、「快適な生活ができる街づくり」の4つの柱で取り組みを推進し、空港周辺地域の活性化を、県全体、ひいては、九州全体の発展につなげていきます。
新大空港構想 (PDFファイル:708KB)
新大空港構想が目指す将来像のイメージ (PDFファイル:1.67MB)
「新大空港構想有識者会議」の設置
構想の策定にあたっては、大所高所からのご意見や哲学をいただくために、7名の委員による「新大空港構想有識者会議」を設置し、「空港機能の更なる強化」と「企業集積に伴う街づくり」の観点から50年、100年先を見据えた阿蘇くまもと空港と周辺地域に期待する役割について議論いただきました。
氏名(ふりがな) | 役職 |
---|---|
飯島彰己(いいじままさみ) | 三井物産株式会社顧問 |
石原進(いしはらすすむ) | 九州旅客鉄道株式会社特別顧問 |
倉富純男(くらとみすみお) | 西日本鉄道株式会社代表取締役会長 九州経済連合会会長 |
永野芳宣(ながのよしのぶ) | 九州産業大学特命教授 |
新浪剛史(にいなみたけし) | サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長 経済同友会代表幹事 |
坂東眞理子(ばんどうまりこ) | 昭和女子大学総長 |
東哲郎(ひがしてつろう) | Rapidus株式会社取締役会長 |
第1回有識者会議の開催
第1回有識者会議では、事務局から阿蘇くまもと空港の概要と空港周辺地域の企業集積とまちづくりについて説明を行い、委員の皆様から示唆に富んだ意見をいただきました。
<第1回会議の概要>
日時 令和5年(2023年)6月7日(水曜日)
会場 熊本県庁本館5階審議会室
会議資料
・会議次第 (PDFファイル:51KB)
・委員名簿 (PDFファイル:66KB)
・事務局説明資料 (PDFファイル:10.97MB)
会議概要(議事録)
・議事録 (PDFファイル:820KB)
第2回有識者会議の開催
第2回有識者会議では、第1回の委員の意見が提言書(素案)として取りまとめられ、議論が交わされました。
また、県から新大空港構想の骨格と構想策定のスケジュールについて説明を行いました。
<第2回会議の概要>
日時 令和5年(2023年)8月18日(金曜日)
会場 ホテル熊本テルサ3階たい樹
会議資料
・会議次第 (PDFファイル:45KB)
・委員名簿 (PDFファイル:68KB)
・議題説明資料(有識者会議からの提言書(素案)) (PDFファイル:401KB)
・報告事項資料 (PDFファイル:486KB)
会議概要(議事録)
・議事録 (PDFファイル:839KB)
有識者会議からの提言
2回の有識者会議の意見を踏まえ、令和5年(2023年)8月31日付けで有識者会議からの提言書が提出されました。
有識者会議からの提言を踏まえ、新大空港構想を策定しました。