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人吉球磨地域日本遺産の条件付き認定継続について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0222603 更新日:2024年12月24日更新
 平成27年度(2015年度)に日本遺産に認定された「相良700年が生んだ保守と進取の文化~日本でもっとも豊かな隠れ里-人吉球磨~」について、認定から9年が経過したことから、日本遺産審査・評価委員会における認定更新の審査が行われました。
 審査の結果、令和6年(2024年)12月24日に文化庁から、日本遺産としての認定が条件付きで継続されることが発表されましたのでお知らせします。

日本遺産とは?

 日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する事業です。
 この事業では、ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域活性化や観光振興を図ることを目的としています。

 平成27年度(2015年度)に始まった事業で、令和2年度(2020年度)までに全国で104件、熊本県では3件が日本遺産として認定されています。

県内の日本遺産の概要はこちら

人吉球磨地域日本遺産の概要

相良700年が生んだ保守と進取の文化 ~日本でもっとも豊かな隠れ里ー人吉球磨~

【構成市町村】
 人吉市・錦町・あさぎり町・多良木町・湯前町・水上村・相良村・五木村・山江村・球磨村

【ストーリーの概要】
 人吉球磨の領主相良氏は、急峻な九州山地に囲まれた地の利を生かして外敵の侵入を拒み、日本史上稀な「相良700年」と称される長きにわたる統治を行いました。
 その中で領主から民衆までが一体となったまちづくりの精神が形成され、社寺や仏像群、神楽等をともに信仰し、楽しみ、守る文化が育まれました。
 同時に進取の精神をもってしたたかに外来の文化を吸収し、独自の食生活や遊戯、交通網が整えられました。
 保守と進取、双方の精神から昇華された文化の証が集中して現存している地域は他になく、日本文化の縮図を今に見ることができる地域であり、司馬遼太郎はこの地を「日本でもっとも豊かな隠れ里」と記しています。

人吉球磨地域日本遺産の詳細はこちら

日本遺産総括評価・継続審査について

 日本遺産全体の底上げを図り、ブランド力を強化していくため、令和3年度(2021年度)より日本遺産の「総括評価・継続審査」の仕組みが導入されています。
 この仕組みでは、認定から一定期間が経過した日本遺産を対象とし、実績報告に基づく総括評価と新たな地域活性化計画をもとに、有識者で構成される「日本遺産審査・評価委員会」によって認定継続の可否が審査されます。
 
 今回の審査の結果、人吉球磨地域日本遺産は「条件付き認定継続」となりました。
 
 審査の詳細は、文化庁ホームページをご覧ください。