ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 知事公室 > 広報グループ > 平成30年7月18日 知事定例記者会見

本文

平成30年7月18日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0007185 更新日:2018年7月18日更新

知事定例記者会見

日時:平成30年7月18日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

動画

 動画はこちらからご覧いただけます。

会見録

 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

コメント

発表項目

質疑応答

 説明資料(PDFファイル:1.5MB)

コメント

平成30年7月豪雨について

蒲島知事
 今回の豪雨災害では、全国で亡くなられた方が200名を超えるなど、被害は甚大なものとなっております。改めて亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

コメントする蒲島知事の写真

 被災地では厳しい暑さの中、復旧作業や避難所生活が続いております。水分補給など十分な熱中症対策を行いながら、無理のない復旧作業を進めていただきたいと思います。
 熊本地震の経験から、復旧・復興はスピード感を持って取り組むと同時に、中長期的な視点も踏まえ、計画的に実施していく必要があります。被災地に対して、本県の経験が活かせる分野に、ノウハウの提供など積極的に支援を行っています。
 本県からの具体的な支援として、まずは発災直後の7月7日に、県防災消防ヘリ「ひばり」を岡山県に派遣し、住民の救助に当たりました。
 続いて、被害の大きかった広島、岡山、愛媛の3県には、職員を派遣してニーズを把握しました。これを踏まえて、熊本地震経験者による支援チームを送り、被災者支援業務等のノウハウを提供してきました。このほか、災害廃棄物の処理に関する情報などを積極的に提供しています。
 また、広島県に対しては保健師を、愛媛県、岡山県に対しては土木や建築の技術職員を派遣し、専門的な支援を行っています。
 さらに、昨日、総務省・全国知事会からの要請を受け、罹災証明業務の支援のため、愛媛県宇和島市に職員を派遣することとしました。現在、派遣時期や人員等について、宇和島市と調整を進めています。
 熊本地震の時の恩返しとして、引き続き、できる限りの支援を行なって参ります。

↑ ページトップへ

コメント

女子ハンドボール世界選手権大会500日前イベントについて

 もうひとつ、コメントがあります。
 来年11月30日に開幕する「2019女子ハンドボール世界選手権大会」まで、本日、7月18日でちょうど500日になります。
 皆様には事前にお知らせしておりますとおり、本日、大会に向けた機運醸成のため、熊本市、八代市、山鹿市の各開催地で、様々なイベントを行っています。
 くまモン、入っておいで!
 私は、このあと11時から県庁本館1階で、特別に用意したくまモンデザインのボールを使い、「Hand in Hand プロジェクト」の出発セレモニーを行います。
 これは、大会キャッチフレーズ「Hand in Hand 1つのボールが世界を結ぶ」にちなみ、県内はもとより国内外の皆様の力を、このボールによって手から手へとつなぐことで、大会を盛り上げようというプロジェクトです。
 皆様も是非、お越しいただき、いよいよ500日となった大会本番に向けて、一緒に盛り上げていただきたいと思います。

↑ ページトップへ

発表項目

くまモンの活躍空間拡大に向けた取組状況について

 それでは、発表に移ります。
 皆様も御承知のとおり、くまモンは、国内だけでなく海外にも活躍の場を拡げています。
 私は、くまモンを世界中で愛される存在にしたいとの思いで、今年を大いなる挑戦の年にすると皆様に約束しました。本日は、その活躍空間拡大に向けた取組みについて、4点発表いたします。
 まず1点目は、県内企業の海外展開に関する嬉しいニュースです。
新たな海外くまモンイラスト利用制度における県内企業の輸出商品第1号について(PDFファイル:206KB)
 今年4月から、くまモンイラストの海外利用について新たな制度をスタートし、特に県内企業にはイラスト利用料を無料とするなどの支援策を講じています。
 このたび、県内企業の2社が、新たな制度のもとでは初めて、海外に販売展開することになりました。
 1つはHITOYOSHI株式会社の「HITOYOSHIシャツ」です。もう一つはマルキン食品株式会社の「わらびもち風こんにゃく」です。いずれも香港で販売されています。
 「HITOYOSHIシャツ」は、商品自体は既に海外で販売されていますが、新制度において許可の更新を行いました。今後ますます、くまもとブランドとして活躍していただきます。
 「わらびもち風こんにゃく」は、新たに海外へ販路を拡大するものです。海外専用のパッケージをデザインするにあたり、香港で人気のくまモンを採用されました。
 くまモンの活躍空間が世界中に広がることで、ビジネスチャンスはますます拡大いたします。県内企業の皆様には、今回の2社に続き、海外のマーケットにチャレンジされることを期待しています。

 2点目は、くまモンの新たなイラストの追加です。
くまモンの新イラスト追加について(PDFファイル:622KB)
 さきほども紹介した、海外展開に取り組む県内企業の支援策の一つとして、県内企業の輸出商品専用のイラストを作成しました。

コメントする蒲島知事の写真

 くまモンが持っているのが、そのイラストです。県内企業の商品のみに使用を認められる、いわば「くまもとブランドマーク」です。
 このシンボルマークの利用により、県内企業の商品のブランド化・差別化を図ります。
 また、1年間の期限付きですが、専用イラストを別に4点ご用意しました。
 県内企業の皆様には、これらの専用イラストを活用していただきながら、国内外で販路を拡大していただきたいと思っています。
 このほか、新たに15点のイラストを追加いたします。2019年に開催される女子ハンドボール世界選手権大会とラグビーワールドカップに向け、大会PRなどで使用できる関連イラストも作成しています。
 これで、皆様に御利用いただけるイラストは全部で129種類になりました。商品への利用はもちろん、季節や場面に応じて、県民の皆様に広く御活用いただきたいと思います。

 3点目は、香港を拠点とした「くまもとプロモーション」の取組みです。
”香港”を重点地域としたくまモンによる「くまもとプロモーション」の実施について(PDFファイル:174KB)
 くまモンの海外展開の一環として、くまモン本人がこれまで以上に海外に登場し、熊本の情報を世界にPRしていきます。海外でも人気のくまモンが自ら海外に出向いてPRを行うことで、効果的に熊本の知名度・地域ブランド力を向上させることができると考えています。
 まずは、世界でも有数のハブ空港を有する国際都市・香港を拠点として取り組んで参ります。
 来る7月29日には、小野副知事とくまモンが香港コンベンションセンターで行われるイベントに参加し、香港を拠点とした「くまもとプロモーション」を世界に向けて発表いたします。
 くまモンの香港でのミッションは、大きく2つあります。1つは、定期便化した香港線を活用したインバウンドの獲得、もう1つは農産品をはじめとする県産品の輸出促進です。特に、香港はラグビーファンが多い地域ですので、2019年のラグビーワールドカップ熊本会場への誘客にしっかりとつなげていきたいと思っています。

 最後の4点目は、グリーティング切手「ぽすくま&くまモン」の発行です。
日本郵便株式会社によるグリーティング切手「ぽすくま&くまモン」の発行について(PDFファイル:285KB)
 昨日、日本郵便株式会社からも発表されました。
 62円と82円の2種類が、9月14日から全国の郵便局で発売されます。発行枚数はなんと3,000万枚です。併せてレターセットも販売されます。
 くまモンの切手は平成23年にも発行されたことがありますが、県内限定で25万枚の販売でした。その時は、またたく間に売り切れ、手に入れることができなかった県民の方も多かったと聞いています。発行枚数で比較すると、今回は実に120倍の規模になります。
 くまモンが大きく成長し、全国の皆様に愛される存在になったことを改めて実感し、大変嬉しく思います。よかったね、くまモン。

くまモンとハグする蒲島知事の写真

 皆様には、またとないこの貴重な機会に、くまモンの切手に触れていただき、お手紙とともに、切手になったくまモンが全国を駆け巡ってくれることを期待しています。

 このように、世界のステージに向けて次々とチャレンジするくまモンは、これから更に成長してくれると確信しています。くまモンの可能性は無限大です。くまモン自身が大きな飛躍を遂げることで、その共有空間を拡大させ、私の第一の目標である「県民の総幸福量の最大化」に力強くつなげて参ります。皆さん、くまモンの今後の展開にご期待ください。くまモン、よろしくね!
 本日の発表は以上です。くまモンありがとう。

↑ ページトップへ

質疑応答

くまモンの活躍空間拡大に向けた取組状況について

(幹事社)
 幹事社から(質問です)。1点目の県内企業の輸出第1号ということなんですけれども、4月から申請を開始していて、この2社以外というのは今のところ申請はないんですか。

蒲島知事
 今審査中ということですので、まだ(他に申請は)あります。何社かというのはわかっていますかね。【※事務局に向かって】

【事務局】
 はい。申請はあっておりますが、正確な数のほうは把握しておりません。(特にグッズ関係については)基本的には3月末までの旧制度において結構駆け込みの申請がございましたので、そういった意味では今回(は新制度の下での)新しい案件となります。

(幹事社)
 あと、もう1点、香港を重点地域としたプロモーションの件なんですけれども、今回の海外利用への輸出の解禁と絡むと思うんですけれども、くまモンの知名度というのがアジアはすごく高く他はそこまで、という感じのお話だったと思うんですけれども、今もう既に高いところでこういうプロモーションをするというのは、ここ(報道資料)に書いた理由以外に何かあるんですかね。

蒲島知事
 実際に本物のくまモンに触れる機会が海外の人はとても少ないですよね。くまモンというバーチャルのくまモンを皆さんはよく御存知だし、かつそれを愛してくださっているんですけれども、くまモンスクエアに行くと本当のくまモンに触れたいという海外の人はとても多いんです。
 そういう観点から香港を選んだということと、香港は国際都市ですので香港の方だけではなく、多くの方が香港から発着される、そういう機会も多いのではないか(と思います)。香港を拠点とすることによって、世界中の多くの場所をカバーできるということで、くまモンが香港を重点地域として、世界中に広がるだけ広がっていくというそういう戦略です。香港だから行くのではなく、香港が世界への広がりの場所、拠点として一番最適だと考えました。

↑ ページトップへ

質疑応答

北口和皇氏からの審査の申立てに対する裁決について

(幹事社)
 発表項目とは全く別なんですけれども、先日知事が裁決して取り消しを決めた熊本市議会の北口氏の失職の決定の件なんですけれども、市議会側は一切決定について納得がいかないということで、県に説明の申し入れを検討されているようなんですけれども、それについて対応というか、検討されていることがあれば(教えてください)。

蒲島知事
 私の(臨時)会見でも申しましたように、今回の裁決はあくまで北口氏が地方自治法に定める兼業禁止に該当するか否か、これを法律的に審査した自治紛争処理委員会の意見書を踏まえたものであります。
 市議会の方々には、その過程を御理解いただきたいと思っております。
 それからもう一つ、その説明を聞きたいという声にどう答えるかということでありますけれども、(市議会側から)求められるとすれば担当課において丁寧に対応していきたいと、このように考えています。

(幹事社)
 実際に申し入れがあったらちゃんと説明していくと(いうことですか)。

蒲島知事
 はい。

(幹事社)
 幹事社は以上です。各社さん、お願いします。

↑ ページトップへ

質疑応答

平成30年7月豪雨について・1

Q
 冒頭の知事のコメントの中にありました、豪雨被災地への支援の状況なんですけれども、その中で、今特に西日本豪雨で災害廃棄物の処理が課題にあがっていると思うんですけれども、その中に災害廃棄物に関しても情報提供をしていくというようなことをおっしゃっていたんですが、何か具体的に今既にやっていることとか、これからやっていくこととかあれば教えていただきたいんですけれども。

蒲島知事
 災害廃棄物処理に関しては、予想に反して熊本は大変効率的、効果的、それからリサイクル率も78%と高い率でリサイクルを成し遂げることができました。これは、私は特筆すべきものだと思っておりますので、このノウハウをなるべく多くの被災地の方に知って欲しいと思っています。
 ノウハウの提供については、積極的に行っているところでありますけれども、具体的に災害廃棄物について、どのような形で行っているかを担当課のほうからお願いします。【※事務局に向かって】

事務局
 循環社会推進課です。被災各県から問合せがありまして、「うち(熊本県)のほうからも積極的に情報提供をするので何かありましたら言ってください」ということで、被災直後に連絡をしまして、それぞれの県から様々な問合せがあっています。
 まずは、「市町村にどういう情報を提供したのか」とか、「県のほうでそれぞれの団体とかとはどういう協定を結んだのか」とか、「市町村とはどういう協定を結んだのか」と、「具体的なものを送っていただけないか」というような問合せがそれぞれの県から来ますので、例えば、岡山県から問合せが来たら岡山に対する答えをするだけではなく、広島、愛媛、それぞれの関係県にも一斉に送って、質問に対しても若干その先の答えの分までもセットでこちらのほうから積極的に情報提供をしております。そのような取扱いを毎日取り組んでおります。

蒲島知事
 それ、最初はプッシュ型でやったんですか。

事務局
 はい。質問に対してそれに答えるだけでなく、その半歩先、一歩先をプラスしたプッシュ型の情報提供ということで行なっております。

Q
 確認ですけれども、今おっしゃったのは例えば団体とか市町村との災害廃棄物の処理に関する協定を結んでいるものがあれば、その文書のサンプルを見せてくれとかそういうようなことですか、今の話は。

事務局
 はい。具体的なものを参考に送るだけでなく、その際にどういう課題があったか、実際の問題がどういうのがあったかを、それぞれの県に、聞かれていなくても答えているというような状況になっております。

↑ ページトップへ

質疑応答

KMバイオロジクス株式会社の発足(化血研の事業譲渡完了)について

Q
 7月に「KMバイオロジクス」がスタートした件について、(先日)知事のコメントとかお話のあった件で確認があったんですけれども、1つ目は「地元企業と明治グループのバランスをとる扇の要としての責任をしっかりと果たす」というのもあったんですけれども、これは(県が)4億円出資していることも踏まえて、もう少し具体的にどういった責任なのかというところをまず1つお願いしたいんですけれども。

蒲島知事
 「扇の要」というのは、それが無くなった時、扇が結局崩壊してしまいますよね。形はあっても要がないとうまくいかないと。そこで株式は県が持つのは2%です。
 明治グループが49%、そして熊本県の企業グループが49%。あと2%がどちらかにつくことによって体制が決まりますよね。(県の)持ち株は少ないけれども、この2%はとても大事な2%で、熊本県民のために熊本県の企業としてこれを守ってほしい。熊本県の企業として世界に羽ばたいてほしい。熊本県の企業として世界中、日本中の健康とそれから安心安全に貢献してほしい。そういう観点からこの2%というのはとても重要だと。これが大きな理由であります。
 地方自治体なり政府が株を持つというのは普通の状況ではありませんけれども、今回は化血研を熊本に残すということと、化血研の可能性を更に高めるという観点からこういう決断をして、議会も県民の方も御理解いただけたのではないかと(思います)。それを一番いい形で表せたのが「扇の要」ということです。


 わかりました。
 2点目に質問しようと思っていたことなんですけれども、この前表敬訪問に、明治の幹部の方が(県庁に)来られた時に、知事は「全国でも類を見ない形で事業譲渡を実現させた」という話をされていたのはそういった部分の話になるんでしょうか。

蒲島知事
 はい、そういうことです。

Q
 株を持つということですか。

蒲島知事
 はい。それで結構です。

Q
 わかりました。

↑ ページトップへ

質疑応答

女子ハンドボール世界選手権大会500日前イベントについて

Q
 ハンドボールが500日前ということになりまして、機運の醸成がまだ足りないというような県議会からの指摘とかもありますが、本番までこれからどのような取組みが必要かという認識があれば教えていただきたいと思います。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

蒲島知事
 はい。あと500日でハンドボールの世界選手権がやって参ります。機運醸成というのを500日前から始めるんですけれども、確かにまだ皆が盛り上がっていないという指摘がありますし、その懸念も正しいかもしれません。
 まずはボランティアの募集をする。本当に一番興味があるのはボランティアになりたい方々だと思っています。そういうところから広がっていく。あるいは学校との提携、そして今日の「Hand in Handプロジェクト」のようなくまモンを活用した機運の醸成、そういうことを少しずつやっていかなければいけない。また8月には「おりひめトライアルゲームズ」とか、12月には「アジア選手権」が本県で行われます。この頃から皆さんのハンドボールに対する期待が出てくるのかなと思っています。
 でも、今回のサッカーの世界選手権(ワールドカップ)を見ていて思いましたけれども、始まる前は大丈夫かなと皆思ったような雰囲気でしたけれども、実際に始まるとものすごく皆(盛り上がって)、テレビでも史上最高の視聴率だったと思いますけれども、やはり最大の盛り上がりは実際に始まって良いゲームが行われることですよね。
 そういう意味ではまず観客として行ってほしいと、それから主催者としては素晴らしい施設で最高の試合ができるようなおもてなしができること。県民は皆で世界中から寄せられた震災に対する支援を感謝するという気持ちでおもてなしをする。それが皆一体となって素晴らしいハンドボール世界選手権大会になるのではないかなと思っています。
 幸いにして男子のハンドボール世界選手権大会が一度熊本で行われておりましたので、根っこというか、機運醸成の根っこはまだ残っていると思うんですね。それをどう活性化していくかがこれから我々がやっていくべきことだと思うし、そのためにはオール熊本で頑張りたいと思っています。
 その第一歩が、今日のあと500日の日であるので、私も参加しますけれども、是非皆さんも参加して機運醸成に御貢献いただければ大変嬉しく思います。

↑ ページトップへ

質疑応答

「1票の格差」等を含めた政治のあり方について

Q
 県政とは関係ないんですけれども、西日本豪雨のこういう被災の中で、国会では1票の格差を是正するために参議院の定数を6増やすというような議論もされて可決されているんですけれども、「政治学者」の知事として、こういう今の政治のあり方についてどのように見ていらっしゃるかお聞かせください。

蒲島知事
 政治学者としては1時間でも2時間でも喋れますけど、熊本県の知事としては、国政のどちらかに与するようなコメントは差し控えたいと思います。

Q
 1票の格差を是正するためには6増もやむを得ないということはどうですかね。

蒲島知事
 (それ)も含めてノーコメント。よろしいですか。

↑ ページトップへ

質疑応答

平成30年7月豪雨について・2

Q
 1点、豪雨の関係なんですけれども、今回行方不明者の公表をめぐって、岡山県と広島県で対応が違っていて。岡山は氏名を公表したので、それで連絡がついてすごく不明者が減ったということがあったんですけれども、熊本地震も踏まえてですね、知事として、それぞれの対応についてどのようにお考え、お感じになられているのか思うことがあればということと、熊本県としては、今後もし災害が起きた時にどういう対応を取っていくかというのは何か検討していることはございますか。

蒲島知事
 今、県庁全体で検討しているということよりも、私は人命が最も大事だと考えていますし、このため県知事としても人命救助を最優先すべきだと思いますので、それに最大の価値を持って地震なり災害が起きたときに、プライバシーの問題と人命救助では、人命救助のほうを最大限大事にしたいと思います。
 同じように、今被災者支援でみなし仮設や仮設住宅におられる方々の健康の問題とか、あるいはその方々の訪問、そういうこともやはりプライバシーの問題と関わってきますよね。でもやはり大事なことは、その方々の痛みを最小化し、かつ、その方々の幸せのためにはどちらがいいかという形で判断していっていると思います。
 プライバシーは大事にしなければいけないけれども、「本当に大事なことは何か」ということを考えて氏名の公表の問題は今までもやってきたし、これからも考えていきたいと思っています。そういう意味で、今回のケースも1つの経験として発信されるのではないでしょうか。

↑ ページトップへ

質疑応答

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)時のダム操作について

Q
 今回、西日本の豪雨の中ではダムの運用の仕方というのもかなり問題になりました。もちろん県営も含めてなんですが、国営も含めてダムの運用のあり方、これについては知事(は)何かお考えありますか。

蒲島知事
 ダムというのは、それで全ての洪水を防ぐことはできない、ということをまず知らなければいけませんよね。ある一定の段階まではダムで洪水調整できると思うんです。一定の段階を超えるとかえって危険になる場合もありますよね。というのは放流が始まった時に「放流が始まりますよ」ということを早めにアナウンスしなければいけない。その時、愛媛の野村ダムもそうですけれども、ある程度まですごく調整機能が発揮されたと聞いています。
 しかし、「これから危険水域になりますよ」というのが当然発表されていますけれども、それを聞く方が本当にちゃんと危機感を持ったか、実際に逃げたか、避難したか。野村ダムについて考えてみると、1軒1軒消防団の人が訪ねて、そして避難を要請したと聞いています。大変多くの犠牲がありましたけれども、それがなかったらもっとひどかったかもしれないという気もするので、ダムを管理するほうもダムに頼らなくて、早くから危険だったら、例えば市房ダムの場合は、今年初めてですけれども、予備放流、雨が降りそうだというので早くから放流して水位を低くして、そしてたくさんダムに貯めれるようにしていましたよね。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 そういうことも踏まえてダム操作のあり方、でもそれだけではなくて、一番私が心配だったのが、50万以上の方に避難勧告を熊本県は出していますけれども、実際に避難されたのは三百数十人ですよね。50万の方に避難勧告しても三百数十人という方しか避難されていなかった、その乖離、この原因もこれから究明しなければいけないし、それからこれを人の問題ではなく熊本県もしっかりと受け止めなければいけない。
 ダムができて、治水のレベルがどんどん高まってくると、その洪水を経験した人がすごく少なくなっていくと、大雨が来てもあるいは避難勧告があっても、他人事みたいに思ってしまうのが一番怖いなと。そういう発信のあり方、それからダムの予備放流も市房ダムでやって、やはり効果的だったと思いますけれども、今回(熊本では)それほど危険区域まで雨が降らなかったので問題が起きなくて良かったけれども、岡山、愛媛、広島と同じのが来た時にどうだったのだろうというシミュレーションなどもこれからやっていかなければいけないと思っています。

↑ ページトップへ

質疑応答

「熊本原爆被爆者遺族会」の解散に関して

Q
 先日、原爆の被爆者の追悼の慰霊式典がパレアであったんですけれども、その中で原爆被爆者遺族会という遺族会が解散する方針を示していらっしゃって、今後そういう被爆者の追悼式典というのを開くのがなかなか難しくなってくるだろうというのがあるんですけれども。当然、県庁では戦没者の慰霊追悼式典があるんですけれども、この被爆者の式典というのを今後のあり方として県の支援の方法ですとか、どうしていくべきなんだろうという思いもしまして。そのあたりについてのお考え(が)もしあればお伺いしたいんですが。

蒲島知事
 これは、被爆者の方々の任意の会なので、そこで県がこうするとまでいっていませんけれども、もし相談があった時には丁寧に寄り添って対応していきたいと思っています。たぶん、そういう思いが強い方がいらっしゃるでしょうから。
 今戦没者の慰霊式も水俣病の慰霊式も、それから今回の(熊本)地震の慰霊式もそういう形で(開催しています)。県もそういう思いには応えたいという形でやってきていますので、被爆者の方々の思いがそういうことであれば県のほうに届けていただければ、一緒になって考えたいということです。

(幹事社)
 他ございますか。

蒲島知事
 よろしいですか。

(幹事社)
 それでは会見終わります。ありがとうございました。

↑ ページトップへ

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)