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令和3年(2021年)6月8日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0100049 更新日:2021年6月8日更新

知事定例記者会見

日時:令和3年(2021年)6月8日(火曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

動画
 動画はこちらからご覧いただけます

会見録
 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

説明資料(スライド資料) (PDFファイル:321KB)

コメント

発表項目

質疑応答

コメント

新型コロナウイルス感染症対策について

コメントする蒲島知事の写真蒲島知事
 最初に、新型コロナウイルス感染症についてのコメントがあります。
 5月16日から6月13日まで、国のまん延防止等重点措置の適用に伴い、全県的に対策を強化しており、約3週間が経過しました。
 県民や事業者の皆様には、大変なご負担をおかけしております。これまでのご協力に心から感謝申し上げます。
 皆様のおかげで効果も表れており、6月7日時点で1週間の新規感染者数が87人と、国の「ステージ2」の水準まで下がりました。
 一方で、6月1日から病床を93床増やしたものの、病床使用率は37.6%と、依然として、国の「ステージ3」の水準にあります。特に、熊本市においては64.3%となっており、病床のひっ迫が続いている状況です。
 このような状況を踏まえて、近日中に対策本部会議を開催し、今後の対応を発表いたします。
 また、65歳以上の高齢者へのワクチン接種につきましては、7月末までの完了を目指します。
 私事ではありますが、高齢者接種の対象年齢に該当していますので、先日、私もインターネットにおいて予約を行いました。
 6月26日土曜日に熊本市内の集団接種会場にて、一回目の接種を行う予定です。
 場所や時間については、接種会場の管理者のご都合もあると思いますので、そこと調整できましたら、改めて皆様にお知らせしたいと思います。

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発表項目

令和2年7月豪雨犠牲者追悼式について

報道資料(「令和2年7月豪雨犠牲者追悼式」について) (PDFファイル:101KB)

蒲島知事
 続いて、発表に移ります。
 県南地域を中心に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨の発生から、来月で1年を迎えます。
 その節目に、八代市、人吉市、芦北町、津奈木町、球磨村の5市町村において、それぞれの市町村と県との共催で、犠牲者追悼式を開催いたします。
 県民の皆様とともに、犠牲になられた方々を追悼し、改めて防災への備えに万全を期するとともに、創造的復興への決意を新たにしたいと思います。
 今年は、例年より20日ほど早く梅雨入りし、すでに大雨による被害も発生しています。県民の皆様におかれましては、改めて「事前の備え」と「命を守る行動」の実践をお願いいたします。
 今後も、「誰一人取り残さない」という信念のもと、豪雨災害からの創造的復興に全力を挙げて取り組んでまいります。

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質疑応答

病床使用率について

(幹事社)
 新規感染者が減少傾向にあるという一方で、病床のひっ迫が続いているということですが、病床使用率がなかなか下がらないといいますか、こちらについて何か理由がございましたら、教えてください。

蒲島知事
 病床の使用率というのは、感染者数と病床の使用数、これに少しギャップがあるんです。今現在で見ると感染者数はとても減っていますけれども、まだ入院されている方がたくさんおられる、それが第一点です。
 もう1つは、今回のとりわけ英国型の(変異株の)病状というのが、重症、あるいは中等症になる確率が高いと。だから入院される方が多いということになりますので、それが病床のひっ迫につながっているのかなというふうに思います。
 それをどうやって我々が解消していくのかということがとても大事なことであります。まず感染者数を減らすことが一番ですよね、長期的にいうと。でも、短期的にそこにギャップがあるものですから、時期的なギャップによりすぐは減らないと、病床の改善にならないということになりますので、病床の改善ができるまで、必死に感染者数を減らすことに努力すること、これが第一と。第二に、ワクチンを早く接種していただいて、それが感染者数、また新しい感染者数(の減少)に大きく貢献するだろうと、長期的にはそれが病床の改善に、医療提供体制の改善に結びつくというふうに思っています。

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質疑応答

まん延防止等重点措置について・その1

(幹事社)
 近日中に対策本部会議を開催し、今後の対応ということがコメントにありましたが、現段階で知事としては、まん延防止等重点措置を解除できるのか、あるいは延長なのか、知事として見通しをお聞かせください。

蒲島知事
 これについては先ほども言いましたように、本部会議を開いて決断したいというふうに思います。
 それは当然その間、専門家の方々のご意見もお聞きしたいということで、本部会議(の開催日)が決定しましたら皆さんにお知らせしますので、どのようなかたちで対応するかということについては、そのときまでちょっと待っていただきたいなと思います。

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質疑応答

令和2年7月豪雨から1年を迎えるにあたって

(幹事社)
 まもなく来月で豪雨から1年になる中で、改めて去年の豪雨への思いだったりとか、今梅雨時期で雨の被害も出ていますけれども、防災への思いやお気持ちを改めてお聞かせください。

蒲島知事記者からの質問に答える蒲島知事の写真
 もうすぐ来月で1年を迎えますけれども、今回の7月の豪雨災害というのは、何百年に1回ぐらいの大きな災害だったと思います。
 そしてそれを経験した私としては、二度とこのような被害を起こしてはいけないと、そういう決意を新たに持って、今、行動しているところであります。
 まず第一に、出水期に入りますけれども、出水期の前までに対応しなければいけないということで、堆積土砂の撤去をこれまでやって参りました。国も県も必死でやってきたわけですけれども、ただ今回は(例年より)20日も早く梅雨入りをしてしまいましたので、本当は梅雨入りの前にやりたかったんですけれども(梅雨入り前までには完了しませんでした)。(元々、例年通りの梅雨入りを想定し、)5月末までにやる予定だったので、それが予定どおり終わったことを、とても嬉しく思っています。
 そしてそういうことを着実に進めることで、長期的には緑の流域治水の理念のもとで、国や流域市町村、住民の皆様方としっかり連携して、命と清流の両方を守るという治水をこれからやっていきたいなと思っています。
 これからまた本格的な復興が始まっていきますけれども、誰一人取り残すことのないように、被災者のお一人お一人に寄り添いながら、支援して参りたいというのが、今1年を迎えたときの私の感想です。

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質疑応答

令和2年7月豪雨犠牲者追悼式について


 追悼式についてお伺いいたします。
 八代市と人吉市、芦北町、津奈木町、球磨村の5市町村と共同でやる、その5市町村にされた理由をお聞かせください。

蒲島知事
 一か所でやるという方法もありますよね、県全体で。そのことに関して、市町村の方々と意見交換を行いました。いくつかの観点からやはり、それぞれの市町村での開催に対して、県が共催したほうがいいんじゃないかという結論に至りました。
 まずは第一に自分の被災地でやりたいという市町村の意見が強かったことが1つ。
 2番目は、災害対応という観点から、まだ梅雨期ですから、いつ災害が起こるか分かりませんよね。そのときに関係者の方々が、近くの式場にいらっしゃるというのはとても大きいことだと思いました。それが2番目の私の考える理由です。
 3番目はやはり、この新型コロナウイルスの感染防止、みんな一か所に全部が集まるということは、密になることですよね。これを避けるということがとても大事だと。以上の理由のもとで、それぞれの市町村と協議の上で、それぞれの市町村と共催するのがいいんじゃないかという結論に至った次第です。


 この5市町村になったのは、流域で被害が大きかったという理由だと思うのですが、お亡くなりになった方々がいらっしゃる市町村という意味合いもあるんでしょうか。

蒲島知事
 今私が申しましたように、やはり市町村としてはご遺族の意向をとても考えられたと、ご遺族の方々の負担もとても考えられたので、(それぞれの市町村の)近くでやりたいという気持ちがあったということです。県のほうもそういう方向に考えたのは、災害対応というのは、やはり(関係者がそれぞれの市町村の)近くにいることが大事だということと、コロナウイルスの中における開催ということで、県としてどういうふうな支援ができるか、我々が考えているのはいくつかあります。
 1つは、ニ役の参列、できる限り参列したいと。それから式典費用の一部負担。それから熊本地震追悼式のノウハウを持っていますので、そのノウハウを提供する。そして当日の運営には職員も派遣するというかたちで、やはり市町村そのものも被災していますので、相当な負担があると思います。全面的に肩代わりするというよりも、一緒にやるということで、そして最大限の支援を行いたいというふうに思っています。

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質疑応答

知事のワクチン接種について・その1


 知事がワクチンの接種をなさるということをお聞きしたんですが、以前の会見のときそういうご質問が出たときに、誰も受けない状況であれば先に受けて、皆さんが受けたい状況のときには最後にしたい(とおっしゃっていました)。このタイミングでされる、タイミング的な理由はどういうことなんでしょうか。

蒲島知事
 私は、もし皆が恐ろしがって誰も受けないときには一番にやりますということを言い続けて参りましたし、また、接種したい人がたくさんいらっしゃるときには、最後まで待つと(言ってきました)。最後まで待つというのが、私は75歳以上のところで接種の希望を出しましたので、その希望を出す最後の日が、多分1日だったと思いますけれども、今まだ(予約が)続いているかどうか分かりませんが、それでインターネットで(予約の希望を)出しました。
 接種の第1回目が(6月)26日ですので、第2回はまだ決まっていませんが、多分市のほうから指定してくると思います。その3週間後ぐらいになるんじゃないかなと思います。
 何よりも私は、県としては、国としてもそうですけれども、7月末までに(65歳以上の高齢者のワクチン接種を)完了ということですので、第2回目を完了させるためには、多分そのあたりがデッドラインかなと思ってその日に決めました。

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質疑応答

ワクチン接種について・その1


 新型コロナワクチンの接種についての質問なんですけれども、今高齢者向けに行われていますが、今後一般向けの接種が始まるにあたって、教育現場から教職員への優先接種を求める声が上がっています。
 理由としては、教育現場での感染拡大を防ぎ、学習の機会を保障するのに加えて、子供にだけは感染させたくないという現場の思いもあると伺っています。
 コロナの変異株については、従来株よりも子供への感染割合が高まっているとされていて教職員組合からはワクチンの優先接種を関係機関に働きかけるよう、県の教育委員会にも要請されています。
 教職員へのワクチンの優先接種について、知事のお考えを教えていただけますでしょうか。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真蒲島知事
 基本的には、ワクチンを早く皆さんに打ってほしいという気持ちはとても強いです。これ(=ワクチン接種)が最終的に(コロナの)収束のほうに結びついていくというふうに思います。
 ただ、教職員については高齢者の接種が終わったあとで、今のところ基礎疾患を持っていらっしゃる方を優先にするという方向性もありますけれども、同時に職場や大学などいろんなところで、機会を活用して迅速に接種を行うことができるようになっておりますので、この方向でも市町村と連携して進めて参りたいなとこのように思っています。
 そういう意味で、教職員だけではなくて、さまざまな職場において、企業もそうですけれども、これから高齢者(のワクチン接種)が終わったら、そういうステージに入っていくのかなと思っています。
 そのステージに入っていったときに、我々も県としてもどういうことができるかというのを今考えておりますので、熊本式のワクチン接種モデルをそのなかで考えていきたいなと思っています。
 今おっしゃったように、教職員だけをどう考えるかというよりも、よりさまざまな職種の方、65歳以上の高齢者の方々のあとですよね、それについては、65歳以上の高齢者の方は市町村が中心となってやっていますけれども、そのあとは県も一緒に入っていかなければいけないんじゃないかということで、そこにどういう(県の)役割があるかというのを今必死で考えて、それについても近く発表できるんじゃないかと思います。いいですかね、教職員だけについては私も今お答えできません。

木村副知事
 副知事の木村でございます。教職員組合のほうから私が要望を受けております。そうした先行接種の要望を受けておりますし、承っております。前向きに今検討を進めております。
 ただ、先ほど知事も申し上げましたように、教職員だけを先行接種するのかと、例えば現在、県と市長会と町村会で連携して、いわゆるキャンセルワクチンが出たときの優先接種の指針というのをとりまとめました。
 その中での、優先的に接種すべき対象として、児童、生徒さんと接触する機会の高い教職員等ということで、そういうかたちでキャンセルのときは優先順位を置いています。今、熊本市さんとほかの自治体さんもそういう取組みをやっています。
 そうしたときに保育園の保育士さんはどうするのかとか、放課後児童クラブの指導員の皆さんをどうするのかとか、いろんなことがあろうかと思っています。
 また、教職員の場合ですと、もう1つ児童生徒さんをどうするのかというところの問題もあろうかと思いますので、そこら辺を市町村の教育委員会等と相談をしながら今後決めていきます。
 ちょっと学生の接種が文科省のほうとかがかなり検討が遅れておりますので、先生の接種もなるべく合理的に早く進むように検討して参りたいと思っております。

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質疑応答

ワクチン接種について・その2


 今の関連なんですけれども、企業と職域の接種などもいろいろと検討されているんですが、県庁もかなり多くの職員さんがいると思うんですが、その辺、集団接種とか検討しているものがあれば教えてください。

蒲島知事
 担当している木村副知事のほうから言ってもらったほうがいいと思いますので、正確にお願いします。

木村副知事
 副知事の木村です。先ほど知事が申し上げましたように、ある種の熊本版のワクチン接種モデルを近日中に取りまとめたいと考えておりまして、市町村等と相談を開始しつつあるところでございます。
 そうした中で、県職員及び県警の警察官、先ほどの県の教職員や県教委の職員を含めて、非常に大きな1万人規模になりますので、そこにつきましてもある種の大規模接種ができるかどうかを検討させていただいております。近日中に方向性を取りまとめたいと思います。

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質疑応答

まん延防止等重点措置について・その2


 まん延防止等重点措置の関係なんですけれども、報道等では政府のほうは解除のほうに向いているんじゃないかという見方も出ているんですけれども、知事としては、常々対策を緩和するときは慎重に行っていくという考えを示されていると思いますが、仮に解除された場合でも、何らか県の独自の対策について検討しているのかどうか、その辺のお考えを聞かせてください。

蒲島知事
 それに関しても、対策本部で協議していきますし、どのような結論にするか、どのような対策をとるかということに関しても、専門家の委員の先生方のご意見を聞きながら、いずれにしても、対策本部会議を近日中にやると申しましたけれども、もうすぐその時期がくるんじゃないかなと思います。
 今日は、その会議のある前の記者会見ですので、ここでどういうことを考えているとかそういうことはまだ控えたいと思います。

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質疑応答

新型コロナウイルス感染症対策本部会議について


 対策本部会議を近日中にということでしたけれども、もう少し具体的にいつごろというのはありますか。

蒲島知事
 13日がまん延防止等重点措置の最終日ですので、その前となりますから9日か10日ではないかなというふうに思いますけれども、担当者のほうは、それでいいですか。

木村副知事
 副知事の木村です。先日来、9日を目途にと申しておりましたが、国のまん延防止等重点措置の解除が既に報道に出ているところではあるのですが、国の中でも意思決定の手続きがまだ見えないところがございますので、9日ないし10日で行いたいと。さすがに11日になるといろいろな判断をするのに、県民の皆様、事業者の皆様に時間が必要ですので、9日ないし10日というところで、誠に申し訳ありませんが、そこは国の動きを見計らいながら、あらかじめ報道機関の皆様にもお伝えしようと思います。

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質疑応答

東京オリンピックのパブリックビューイングについて


 東京オリンピック・パラリンピックについてなんですけれども、パブリックビューイングについて昨日埼玉県知事が中止を決定されました。
 また、井の頭公園、武蔵野市でも中止要望を出された、代々木公園は既に中止が決まったんですけれども、熊本県も熊本城ホールで予定されていると思うんですが、今のところそのあたりで、知事のご意見としてはどのようなかたちになるのでしょうか。

蒲島知事
 熊本県で実施されるパブリックビューイングは、東京都とそれから組織委員会が主催する東京2020ライブサイトの一つとして実施されるものですから、実施の可否というのは一義的に主催者が判断するものになると思います。
 ただ、同時に県内の感染状況がどうなるかということも踏まえなければいけませんので、これからどのようなかたちで行うかについて、主催者とも意見交換を行って参りたいと思っています。


 今のところは実施の予定というところで、お考えに変わりはありませんでしょうか。

蒲島知事
 実施の予定というか、私どもが実施する、しないという可否を(判断)しないものですから、実施してほしいというのであればそれを尊重するし、辞めると言えばそれも尊重しますけれども、実施するときには、県内の感染状況をしっかり踏まえて安全安心のかたちでやりたいと。
 同時に、我々が国際スポーツ大会をやったときに、パブリックビューイングをやりましたけれども、とても喜んでいただきましたよね。
 そういう意味では、もしやるという決断が主催者のほうからなされたときには、皆さんが喜んでくださるように、かつ安心できるような環境でやるということになります。


 決めるのは主催者になるかと思うんですけれども、今のところ県から中止の要望を出したりだとか、そういったお考えはないということですか。

蒲島知事
 担当者のほうでは、どういうふうな交渉をやっていますか。

【担当課】
 観光企画課でございます。今、東京都それから組織委員会に対する要望書を出す予定はないかとお尋ねがあったと思いますけれども、先ほど知事が申し上げたとおり、感染状況を踏まえながらどういったかたちでやっていくかというのを議論している段階でございますので、現時点で要望を出すとかそういったことの予定はしておりません。以上です。


 今の関連なんですが、今回の熊本城ホールは復興をアピールする場だというふうに認識していたんですが、知事としてはどういう場にしたいのか、そういう復興を訴える場としているわけですか。

蒲島知事記者からの質問に答える蒲島知事の写真
 もともとは、これは東京で開催されるオリンピックを県民も一緒になって応援しよう、そして楽しもうという、その経験を我々は国際スポーツ大会で十分知っていますので、みんなが一体となって、東京にはいないけれども熊本でオリンピックに参加するような、そういうかたちでやるのを想定した状況だったわけですね。
 その想定した状況が、コロナによって、安心安全のことを考える方向により一層変わってきたのかなと。
 そういう意味では、いろんな複雑な要因もありますけれども、先ほど言ったように、熊本県の地震からの復興、それから7月豪雨災害からの復興をアピールする場ももちろん重要です。
 ただ、最初考えたときは、アピールするとともに、県民の方々もオリンピックをみんなで楽しもうと、その気持ちが大事じゃないかということだったと。そういう意味で、目標は前から変わっていませんが、状況がコロナによって変わったというのが今の状況じゃないかなと。そのためにはもし主催者がやるというふうに決められたら、感染を十分気を付けながら、そしてみんなが楽しめるかたちでこれを実施したいなというふうに思います。

木村副知事
 補足させていただきます。おっしゃられているように、もともと熊本の復興をアピールする又は全国に伝えるという趣旨は変わっておりません。
 ただ繰り返し知事も申し上げましたが、この定義を申し上げれば、もちろん熊本県から東京オリンピックのためにやりたいとお願いしたのはありますし、一方で東京都ないし、組織委員会のほうが、善意で是非熊本のためにやってあげましょうということでこの話が進んだのも事実でございます。
東京のパブリックビューイングでは、会場をそもそもこれから造成したり構造物を作るというところで、あらかじめ中止する、しないというのは早く決めなくてはいけないとなっておりました。
 私共の場合、熊本城ホールでの7月28日からの開催ですので、直前まで様子を見て感染状況が思わしくなければ主催者に対して厳として中止を含めて安全性をPRするよう交渉して参りたいと思っております。

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質疑応答

まん延防止等重点措置について・その3


 まん延防止に関連することで教えてください。
 今、飲食店とかすごく厳しくて、ただ協力があったおかげで、だいぶ感染者も落ち着いてきたというところがあって、体力的には結構きているのかなという感覚を得ているんです。
 6月14日にまん延防止が終わった後、どういう対応をとるか皆さんすごく注目されていると思うんですけれども、具体的にはおっしゃれないにしても、知事のベースの考えというんですかね、飲食店とか、商売をやってらっしゃる方への6月14日以降、ベースとなる考え方というのは、知事はどういうことでお考えでしょうか。

蒲島知事
 事業者の方々、県民の方々が大変ご苦労されました。ご苦労をずっと見ています。
 ずっとブレーキをかけてきたという状況ですね、車で言うとね。
 だから事業者の方々は本当に経済的な回復、そして自分の商売の回復、それを望んでらっしゃるというふうに思います。
 それを重々私も認識しておりますので、そっちのほうにお応えしたいという気持ちも当然ありますけれども、前から私が言っているように、急に、はいオープンというかたちでアクセルを踏んだときに、今までの経験から言うと、次の波が訪れるというのが今までの経験ですよね。
 だから、そういうときにこれを解除していくときには慎重性が必要というのを、これまでも我々は学んできました。
 そのベストバランスがどこにあるかというところを、今度、対策本部を開きますけれども、そこで対応策を皆で考えて、専門家のご意見も聞き、そして県民の方々のご意見を最も聞きたいなと。でも県民の方々の意見はとても分かれているような気がするんですよね。慎重なほうがよいという方と、やはりこれ以上は待てないと、経済がもたないという。そのベストバランスを常に求めてきたわけですけれども、やはり時期によってブレーキを踏んだり、あるいはアクセルを踏んだり、そういうことで県庁をあげて対策本部で発表できるように、今もやっています。それでやっていることを(今日)私に言えといわれてもちょっと無理ですので、それは勘弁してほしいのですが、(対策本部会議まで)あと1日か2日ですので、ちょっと待ってください。


 ありがとうございます。

蒲島知事
 必死で考えているということは、県庁全体で、それから市も考えているでしょうし、専門家の方々も考えて、県民の方々もおそらく考えてらっしゃると思います。どっちがいいのかなと。
 ただ、それはバランスが非常に難しい。特に今回は難しいような気がします。でも間違ったらまたぶり返す、それだけは避けたいなと思っています。

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質疑応答

知事のワクチン接種について・その2


 ワクチンについて知事が先日予約を行ったということなんですけれども、今回予約をめぐっては、高齢の方、なかなかインターネットに慣れないとか、非常に困惑する、コールセンターなんかも困惑する場面あったと思うんですけれども、知事として、実際に予約はどなたが行ったか分からないんですけれども、どんなふうに行って、どんなことを思ったかというのをちょっとお聞きしてもよろしいでしょうか。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真蒲島知事
 はい。いつ私が希望すべきかということを、やはり県庁の秘書グループも含めて考えて、私どもがこれまで言ってきたことに合わせると、多くの人が希望されているので、なるべく一番適切な日で、かつ最後この日しかないなというところを選んだと。その選んだときに、電話をかけてやるよりも、インターネットのほうがいいということをずっと聞いておりましたので、インターネットだとそれほど皆さんに迷惑をかけないんじゃないかということで、私についている秘書と2人で、インターネットで予約しました。意外とスムーズに済んだと思います。
 ただ私が希望した、水前寺の私の住居の近くの体育館は、(予約が)いっぱいでダメだということで、それから日にちも最初もうちょっと早い時期、十何日でしたかね、19日くらいだったかな。26日の前の土曜日、日曜日にお願いしたけれども、それもいっぱいだったというので、結局、他の大規模な接種会場だったら大丈夫だと。日にちも26日だったら大丈夫だということで、その日になったということで、全く自分の希望どおりにここというところにできるわけではない、そういうふうに思いました。
 だから電話がかからなくて自分の希望の日に接種しようと思った人は、とても大変だっただろうなと、そういうふうに感じました。以上が私の経験です。だから断られたケースもたくさんあるということです。会場も、日にちも。

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質疑応答

ワクチン接種について・その3


 高齢者ワクチンについてなんですけれども、7月末までに完了する予定という理解でよろしいでしょうか。

蒲島知事
 完了する方向性で進めています。私は7月末までにできるとスタッフにも言っていますし、スタッフもそれに向かって邁進していると思います。ただ、分母をどういうところにするかによって全員っていうのは分かりませんよね。自分は(ワクチン接種を)やりたくない人、それを分母に入れるかどうか。それ(=ワクチン接種)を希望する人が少なくとも7月末までにできるという、その分母でいかないといけないなと私は思っています。あとは強制になってしまいますので。

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質疑応答

知事のワクチン接種について・その3


 希望のワクチン会場までおっしゃったので、最終的にどこになったかは言えないんですか。

蒲島知事
 言うと(報道の)皆さんが駆けつけて、そこで仕事をされている方々がご迷惑をされると思いますので。

木村副知事
 いや、(言って)どうぞ。

蒲島知事
 言っていいのかな。まあ、(会場が)広いからいいか。


 ちゃんと制限して取材するならやりますし、そこはご心配なく。

蒲島知事
 そうですか、じゃ大丈夫です。熊本城ホールです。


 ありがとうございます。

【事務局】
 今の件に関しましては、きちんと皆さんに取材をしていただけるように改めてお知らせをしたいと思います。

蒲島知事
 その時は正直に痛いときは痛いと言います。


 先ほどのネット予約のところに関連してなんですけれども、実際に予約されてみて、もっとこうだったらいいのにとか、知事ご自身が改善したらいいと思われる点はあったりされましたか。

蒲島知事
 ネット予約はこっちからの希望で、できない、できると出てくるんですけれども、改善してほしいなと思うのは、2度目の接種(の予約)がそこでできないんですよね。向こうから連絡が来ると。
 だから、2度目の接種がいつかということがとても大事な人もいますよね、3週間以内にやらなければいけないというね。そこのところがこれだけネット予約があるので、例えばもう3週間後とか、そういうふうに分かると、いつ2度目に行かなければいけないかなという人がとても助かるのではないかなと。それが1つです。
 ネットでやっているんだから、3週間後に空いているところはありませんとか、じゃあその前はありますかとか、そういうのはネットでできればいいなと思いました。

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