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第33回全国豊かな海づくり大会~くまもと~全体概要
主催
豊かな海づくり大会推進委員会
第33回全国豊かな海づくり大会熊本県実行委員会
後援
農林水産省、環境省
開催場所
熊本市、水俣市、天草市
開催日
平成25年10月26日(土曜日)、27日(日曜日)
会場
- 式典行事:熊本県立劇場(熊本市)
海上歓迎・放流行事:エコパーク水俣(水俣市) - 放流行事:熊本港(熊本市)、牛深漁港(天草市)
- 関連行事:熊本市中心市街地桜町・花畑町一帯、各放流行事会場周辺
会場配置図(PDFファイル:124KB)
大会テーマ
育もう 生命(いのち)かがやく 故郷(ふるさと)の海
大会キャラクター
くまモン
開催意義
熊本県は、九州のほぼ中央に位置し、雄大な阿蘇を含む「阿蘇くじゅう国立公園」、大小120の島々からなる「雲仙天草国立公園」の2つの国立公園を持ち、日本最大の干潟を有する有明海、内湾で東シナ海に湾口を開く八代海、対馬暖流の影響を強く受ける魚の宝庫天草灘の3つの海域に面しています。
このように特徴の異なる海域に面した本県では、それぞれの漁場の特性に応じ、様々な沿岸漁業や魚類、ノリ等の養殖業が盛んに営まれています。
しかし、近年は、漁場環境の変化や水産資源の減少、さらに、赤潮による甚大な漁業被害が発生するなど、本県水産業の置かれた状況は悪化しています。
こうした状況から、水産業の活力を取り戻すことが急務となっており、漁場環境の改善や水産資源の回復等に取り組み、将来にわたって水産業の健全な発展を目指しているところです。
また、かつて水俣病が発生した本県南部の水俣・芦北地域については、既に水俣湾の環境復元が完了し、国内の他の水域と変わらぬ清らかな海となっています。しかし、今でも公害被害地域というイメージは拭いきれていないことから、水俣の海が素晴らしい豊饒の海であることの発信も必要です。
このような中、本県において「全国豊かな海づくり大会」を開催することは、本県の特色ある水産業の魅力を全国に向かって発信するとともに、水俣の海の再生と熊本の豊かな海を広く理解していただくことにも繋がる絶好の機会になります。
基本理念
有明海、八代海、天草灘で営まれている本県の特色ある水産業の魅力と水俣の海の再生を情報発信するとともに、豊かな海を育む取組みを推進します。
基本方針
(1)活力ある水産業づくり
有明海、八代海、天草灘で営まれている特色ある本県水産業を全国にアピールするとともに、漁場環境の保全や栽培漁業・資源管理型漁業の推進等に一層取り組み、水産業全体に活力を与える大会とします。
(2)自然環境の保全と再生した水俣の海の情報発信
豊かな海の恵みに感謝するとともに、自然環境を守り育てていく気持ちを次世代につなげる大会とします。
また、水俣湾の環境復元に取り組んできた本県から、水俣の海の再生と熊本の豊かな海について全国に向けて情報発信します。
(3)くまもとの魅力発信
熊本には、雄大な「自然」、個性豊かで多彩な「歴史・文化」、豊かな「食」など、全国に誇れるものが豊富に存在します。これら「くまもとの魅力」を本大会を通じて全国に発信していきます。
(4)熊本ならではの心のこもった大会
地元市町村、関係団体との協働・連携や、既存施設の活用により、熊本ならではの心のこもったおもてなしのできる大会とします。
行事構成
主な行事 |
会場 |
開催日 |
内容 |
|
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10月26日(土曜日) |
10月27日(日曜日) |
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式典行事 | 熊本県立劇場 |
− |
○ |
功績団体等表彰、最優秀作文の発表、くまもと海づくりメッセージ、大会決議等 |
海上歓迎・放流行事 | エコパーク水俣 |
− |
○ |
有明海、八代海、天草灘で操業する漁船等による漁業の紹介、招待者による稚魚(ヒラメ、カサゴ)の放流 |
放流行事 | 熊本港 |
− |
○ |
有明海地域漁船等によるパレード、招待者・一般来場者による稚魚等(ノリ、クルマエビ、ウナギ)の放流 |
牛深漁港 |
− |
○ |
招待者による稚魚の放流(マダイ、ヒラメ、イサキ)の放流 | |
関連行事 | 熊本市中心市街地 桜町・花畑町一帯 |
○ |
○ |
企画展示 |
エコパーク水俣特設会場(道の駅みなまた内) |
○ |
○ |
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熊本港フェリーターミナル西側埠頭一帯 |
− |
○ |
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牛深漁港 後浜荷捌き所内 |
− |
○ |
※関連行事と放流行事(熊本港・牛深漁港)での放流行事には一般の方も御参加いただけます(その他の行事は招待者のみ)。