本文
熊本県立大学における半導体関連人材育成に係る共同記者会見
知事コメント
本日は、お忙しいところお集まりいただき、感謝申し上げます。熊本県と熊本県立大学との共同記者会見をさせていただきます。
本日午前中の県議会代表質問において、県立大学での半導体関連人材の育成の方向性について、私から「県立大学において令和9年度に新たな学部・半導体学部(仮称)を開設することを目指す」ことなどを答弁させていただきました。
そのことについて、県立大学の黒田理事長、そして、学内検討委員会の委員長である堤学長から、具体的な教育内容や育成する人材像等について、直接、記者の皆様にもお話しいただければと思い、共同記者会見という形で開催させていただきました。
今回の公表に至るまで、黒田理事長、堤学長をはじめ、県立大学の皆様には、スピード感を持って御対応いただきまして、心より感謝申し上げます。
現在、世界的に半導体需要が高まっており、熊本県でもTSMCをはじめ、半導体関連企業の集積が進む一方、本県の半導体関連人材の供給力が不足する懸念があり、人材の育成及び確保は、今、喫緊の課題となっています。
先般、大学で取りまとめていただいた半導体学部の教育理念や内容について、私も報告を受けましたが、今後、この学部が県内の半導体人材不足を補うとともに、熊本県の持続的な経済発展やイノベーションの創出につながることに大きな期待を抱いたところでございます。
また、半導体学部が優秀な人材や新たなプロジェクトの受け皿となることで、くまもとサイエンスパークの一翼を担っていただきたいと期待しているところでございます。
県としても、この取組みを支援するために、新学部開設に必要な施設の設計費を補助する予算案を、現在開会中の9月定例県議会の会期中に追加提案させていただく方向で最終的な調整を行っています。
今後も、県と県立大学がしっかりと連携し進めていきますので、関係者の皆様にも、何卒御指導、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。