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くまもとの米粉
熊本県産の米粉を活用しましょう
米粉の種類と活用について
お米は主食以外でも、昔から粉にして和菓子などの食品に使われてきました。製粉技術の向上により、より粒子の細かい米粉(新しい米粉)が製造できるようになったため、現在ではパンやケーキ、麺のほか、シチューや揚げ物など用途の幅が広がっています。
また、グルテンを含まない米粉はグルテンアレルギー対応食品として、海外も含めて評価され、グルテンフリー市場は拡大傾向にあります。
熊本の米粉について
米粉用米の生産を増やすことは、水田の有効活用や食料自給率アップにもつながります。熊本県では、米の消費が減少傾向にある中、水田の有効活用と食料自給率の向上の観点から、平成21年度(2009年度)から米粉用米の生産拡大と米粉の消費拡大に取り組んできました。
● 生産拡大の取組み
県では米粉用米の生産拡大に取り組むため、「ミズホチカラ」という米を平成22年(2010年)に米粉用として認定品種に採用しました。令和4年産の米粉用米の作付面積は、当時の3倍以上の359haで全国7位、そのほとんどをミズホチカラが占めています。
このミズホチカラを使用して県内製粉業者が製造している米粉は、グルテンなしでもよく膨らむことから、米粉100%のパン作りに適していると全国で評価されています。
● 消費拡大の取組み
県内製粉事業者との連携・支援、米粉インストラクターの養成、米粉レシピの開発、学校給食や食農教育の支援、米粉取扱店の普及など、これまで実施した事業(一部は現在も継続)により、米粉用米の生産拡大に見合った需要拡大を目指してきました。