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議会における知事挨拶【令和元年5月臨時県議会】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0007302 更新日:2020年8月1日更新

令和元年5月臨時県議会における知事挨拶

 臨時県議会の開会に当たり、一言御挨拶申し上げます。
 議員の皆様におかれましては、先の県議会議員選挙における御当選、誠におめでとうございます。心からお慶び申し上げます。県政の更なる発展に向けて、皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 5月1日、天皇陛下が御即位なさいました。これまで、常に国民に寄り添い、深い愛情を注いでこられた上皇 上皇后両陛下には、改めて心から感謝申し上げます。これから「令和」という新たな元号のもと、県民の皆様と、夢と希望にあふれる、新しい熊本を創り上げて参ります。

 熊本地震の発生から3年が経過しました。これまで、震災からの創造的復興に向け、重点10項目を中心に、着実に取組みを進めて参りました。
 特に、被災された方々の「住まいの再建」を県政の最重要課題に掲げ、全力で支援を行ってきました。その結果、既に約3万1千人の方々が住まいの再建を実現されました。一方で、今なお1万7千人近くの方々が仮設住宅での生活を余儀なくされております。中でも、再建が困難な方々への重点的な支援が、より一層必要となって参ります。引き続き、被災された方々お一人お一人の実情や意向を丁寧に把握しながら、一日も早い恒久的な住まいの確保を支援して参ります。

 創造的復興のシンボルである「阿蘇くまもと空港」については、4月26日、新たな運営権者により「熊本国際空港株式会社」が設立されました。新会社には、地元を含む幅広い業種の企業が参画しており、これからいよいよ民間の様々なノウハウを生かした空港運営が始まります。
 新たに生まれ変わる空港とその周辺地域のポテンシャルを最大限に生かし、県経済の更なる活性化につなげていくことが重要です。そのため、新しい人とモノの流れを生み出し、九州の中央に位置する「阿蘇くまもと空港」の拠点性を飛躍的に高めるため、空港アクセス鉄道の実現に向けた取組みを加速化して参ります。

 いよいよこの秋、ラグビーワールドカップ、女子ハンドボール世界選手権大会の2つの国際スポーツ大会が本番を迎えます。両大会の成功に向け、万全の受入れ体制を準備し、「オール熊本」で大会を盛り上げて参ります。また、「おもてなし」の取組みを進め、熊本を訪れる皆様を感謝の気持ちでお迎えするとともに、復興する元気な熊本を全世界に発信して参ります。

 今年度は、蒲島県政3期目の総仕上げの年となります。県議会としっかり連携し、熊本地震からの創造的復興を加速化し、県民総幸福量の最大化を実現するため、全力を尽くして参ります。

 最後に、今議会は、正副議長の選挙、常任委員の選任をはじめ、主に議会の構成を定めるために開かれたものであります。執行部からも、監査委員の選任同意、専決処分の報告、承認案件について提案申し上げる予定としております。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げ、簡単ではございますが御挨拶とさせていただきます。