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熊本県にアライグマ生息域拡大の危機が迫っています!!
熊本県にアライグマ生息域拡大の危機が迫っています!!
1 アライグマ(特定外来生物)の生息確認情報について
熊本県内におけるアライグマの捕獲(死亡個体の回収を含む)は183頭(熊本市53頭、荒尾市1頭、玉名市15頭、玉東町16頭、和水町10頭、南関町3頭、山鹿市34頭、菊池市28頭、宇城市4頭、南小国町2頭、小国町1頭、高森町2頭、南阿蘇村2頭、山都町1頭、天草市1頭、芦北町1頭、菊陽町1頭、水俣市1頭、益城町1頭、氷川町2頭、津奈木町1頭、産山村1頭、美里町2頭)になります。
アライグマ確認頭数集計表(H22年からR6年11月30日まで) (PDFファイル:382KB)
2 アライグマ被害の現状
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アライグマは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により特定外来生物に指定されており、近年、全国的にその生息域を急速に拡大しています。
また、農業被害の発生や、狂犬病、アライグマ回虫等感染症の媒介、希少野生動物の捕食など生態系への影響などが懸念されます。
3 九州での分布状況
九州では、沖縄県を除く全ての県で生息が確認され、熊本県に隣接する福岡県、大分県では、その生息域が拡大しています。
4 熊本県での分布状況
熊本県アライグマ分布図(令和6年9月30日現在)
熊本県では、熊本市、荒尾市、水俣市、玉名市、山鹿市、菊池市、宇城市、宇土市、阿蘇市、天草市、玉名郡玉東町、和水町、南関町、菊池郡大津町、菊陽町、阿蘇郡南小国町、産山村、小国町、高森町、南阿蘇村、上益城郡御船町、益城町、甲佐町、山都町、下益城郡美里町、八代郡氷川町、葦北郡芦北町、津奈木町でアライグマの生息が確認されています。
このことから、県内の他の地域にも生息域が拡大している可能性もあり、厳重な警戒が必要です。
5 アライグマが侵入するとどうなる?
アライグマがいったん侵入すると、その強い繁殖力により急速に個体数を増加させ、農業や生態系への甚大な被害を引き起こすことが危惧されます。そのような事態にならないよう、早期に発見し、捕獲等の対策を講じることが必要です。
6 アライグマを発見したら?
デジタルカメラや携帯電話等の撮影機能を利用した『静止画像(写真)』や『動画』をご提供下さい。(足跡等の痕跡でもかまいません。)
また、発見した場所、日時、特徴、状況等も併せてご提供下さい。
なお、情報提供の際は、今一度冷静に在来動物との誤認がなかったか、アライグマの特徴と合致していたか(しっぽのシマシマと足跡が最大の特徴です。)の確認をしていただき、最寄りの市町村又は県の機関にご連絡をお願いします。
7 関係機関
<熊本県>