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臓器移植について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0164388 更新日:2024年8月27日更新

臓器移植と臓器提供

臓器移植とは

臓器移植とは、重い病気や事故などにより臓器の機能が低下した人に、他の方から提供いただいた健康な臓器により、機能を回復させる医療です。
移植医療は、第三者の善意による臓器の提供がなければ成り立ちません。

日本国内にも、臓器移植を希望する方が約16,000名いらっしゃいますが、それに対して移植を受けられる方は、年間およそ3%(400名~500名)にとどまっています。

臓器提供とは

臓器提供とは、脳死後あるいは心臓が停止した死後に、臓器移植を待つ人(レシピエント)に臓器を提供することです。

現在の臓器移植法では、生前に書面で臓器を提供する意思を表示している場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場合も、ご家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。
これにより、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供も可能になりました。

自分の意思を尊重するためにも、臓器移植について考え、家族と話し合い、「提供する」「提供しない」どちらかの意思を表示しておくことが大切です。

臓器提供に関する意思表示について

臓器提供の意思表示の方法は、現在、大きく分けて3つあります。
(1)インターネットによる意思登録(日本臓器移植ネットワークのホームページからできます)https://www2.jotnw.or.jp/<外部リンク>
(2)被保険者証・運転免許証 ・マイナンバーカードの意思表示欄への記入
(3)意思表示カードへの記入


※臓器提供の意思表示は、「臓器を提供する」という意思だけでなく、「臓器を提供しない」という意思も表示できるようになっており、どちらの意思も尊重されます。「臓器を提供しない」という意思表示がある場合には、本人の意思が尊重されるため、家族が提供を希望しても提供されることはありません。

※意思表示は、何度でも変更する(書き換える)ことができます。

臓器提供意思表示欄の例

​出典:公益社団法人日本臓器移植ネットワーク

移植医療の普及のための取組み

熊本県では、移植医療について正しく知っていただき、臓器提供に関する意思表示を促進するため、様々な取り組みを行っています。

熊本県臓器移植コーディネーターの設置

熊本県における臓器移植の迅速かつ円滑な実施とともに移植医療の普及啓発を図ることを目的に、『熊本県臓器移植コーディネーター』を設置しています。

臓器移植コーディネーターは、中立的な立場として臓器提供者(ドナー)の家族、臓器提供施設、移植実施施設とも公平に関わり、ドナーおよびその家族の意思を尊重して、移植が適正かつ円滑に行われるように、コーディネーション(調整)を行います。

そのほか、県民・医療従事者への普及啓発活動を行い、県内における移植医療の普及活動を行っています。

熊本県臓器移植コーディネーターによる出前講座について

より多くの県民の皆様に「臓器移植に関する正しい知識の普及」と「移植医療を通じていのちについて考える」機会を増やすべく、学校や企業、地域の集まりなどへ出向き、臓器移植の概要などご要望に応じた内容の講演を行う『出前講座』を行っています。
ご希望の方は申込用紙に必要事項をご記入の上、下記の送付先までメールまたはFAXにてお申し込みください。担当者から折り返しご連絡します。
※出前授業について、ご不明な点があればお尋ねください。

移植医療に関する出前講座申込書(様式) (Wordファイル:37KB)

熊本県健康福祉部健康局 薬務衛生課 薬事班
臓器移植関係担当者宛
TEL:096-333-2242
E-mail:yakumueisei@pref.kumamoto.lg.jp
FAX:096-383-1434 

各種啓発事業

10月の「臓器移植普及推進月間」を中心に、臓器移植及び臓器提供意思表示に関する啓発を行っています。

・移植医療県民公開講座
・グリーンリボンキャンペーン
・グリーンライトアップキャンペーン

臓器移植や角膜移植の現状等については、以下のホームページから確認することができます。
県内唯一のアイバンクとして、専任のアイバンクコーディネーターが在籍しています。
献眼(熊本県の場合は角膜のみの提供)については、ホームページをご確認いただくか、又は同財団事務局までお問い合わせください。