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平成11年台風18号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0051494 更新日:2020年10月1日更新

1 はじめに

 平成11年9月23日から24日に台風第18号が来襲し、牛深では観測史上最高の最大瞬間風速を記録するなど、暴風が猛威をふるいました。
 さらに、大潮で満潮時刻に近い頃に県南西部に接近したことから、不知火海沿岸を中心に高潮による被害が発生し、特に不知火町では死者12名の大惨事となりました。
 この台風第18号は、県下各地で死者16名、負傷者315名の人的被害をはじめ、多数の住家に被害を及ぼし、また、農林水産業、土木施設を中心に約1,234億円もの被害を発生させるなど、県内に甚大な被害をもたらしました。

2 台風第18号の概要

 沖縄の南海上で発生した熱帯低気圧は平成11年9月19日09時、同海域で台風第18号となった。20日には宮古島の南海上へ北上し、22日「大型で非常に強い」勢力となって沖縄本島へ接近しました。台風第18号は強い勢力を維持しながら東シナ海を北東に進み、23日22時には牛深市の南西約230kmに達しました。
 九州の西海上を北北東に進んだ台風第18号は、24日05時には天草の下島を通過、06時ごろ強い勢力を保って熊本県北部に上陸しました。
 その後、九州北部を通って周防灘へ進み、山口県宇部市付近に再上陸、中国地方西部から日本海へ進み、25日02時ごろ、再び北海道渡島半島へ上陸し、オホーツク海で温帯低気圧に変わりました。

3 主な被害状況

  • 死者16名
  • 重傷者26名
  • 軽傷者290名
  • 住家全壊145棟
  • 住家半壊1,678棟
  • 住家一部破損60,134棟
  • 床上浸水958棟
  • 床下浸水1,266棟

国道266号に打ち上げられた船(不知火町)の画像
​国道266号に打ち上げられた船(不知火町)

松合地区被害状況(不知火町)

松合地区の被害状況(不知火町)

氷川の決壊現場(竜北町)
​氷川の決壊箇所(竜北町)

龍ヶ岳町高戸の海岸
龍ヶ岳町高戸の海岸の状況