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くまもと防災宣言について
くまもと防災宣言
私たちは、近年の世界的な異常気象の中、平成24年熊本広域大水害や平成28年熊本地震、令和2年7月豪雨と何度も大きな災害にあってきました。
そのたびに、混乱と戸惑いを経験しながらも、みんなで手を取り合い、苦難に立ち向かっていきました。
この経験や教訓を次の世代に引き継ぎ、自然を守り、自然を正しく畏(おそ)れ、ひとりひとりが取るべき行動を学び、忘れないようにするとともに、地域の中でつながり、防災の取組みを続けていくことが重要です。
そこで、ここに「くまもと防災宣言」を定めます。
一、 ひとりひとりが、災害から自分の命を守るため、早めの避難を心がけます
一、 もしもの時に備えるため、家族や地域で話し合います
一、 困っている人を支えるため、地域で声を掛け合います
一、 誰一人取り残さない社会を実現するため、県民総ぐるみで防災活動に取り組みます
くまもと防災宣言の解説
ひとりひとりが、災害から自分の命を守るため、早めの避難を心がけます
普段から自然に対する理解を深めるとともに、災害から自分の命を守るため、ハザードマップを確認し、危険な場所に住んでいる方や避難に時間がかかる高齢者の方などは早めに避難してください。
もしもの時に備えるため、家族や地域で話し合います
ご家庭や地域社会において、マイタイムラインの作成や食料等の備蓄を進めるとともに、非常時の連絡手段や集合場所・避難場所などについて事前に話し合ってください。
困っている人を支えるため、地域で声を掛け合います
普段から地域のことを理解しご近所の方と声をかけ合い、災害時には自力で避難することが難しい高齢者や障がい者の方のお手伝いをするなど、地域のつながりの中で災害に備え対応してください。
誰一人取り残さない社会を実現するため、県民総ぐるみで防災活動に取り組みます
これまで何度も大きな災害を経験してきた熊本県民だからこそ、誰一人取り残さない社会を実現するため、ひとりひとりの防災意識を高め、県民総ぐるみで防災活動の取り組みを続けてください。