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「生涯現役プラザくまもと」が開所しました!
熊本県と県内の就労に係るマッチング機関や業界団体・高齢者関係団体等で構成する熊本県生涯現役促進地域連携協議会では、厚生労働省の「生涯現役促進地域連携事業」の採択を受けて、介護、子育て、農業、小売り等の分野を中心に、高齢者の就労支援を進めており、その取組の一環として総合相談窓口(生涯現役プラザくまもと)を平成30年9月7日(金曜日)に立ち上げ、開所式を行いました。
開所式
開催日時・場所
日時:平成30年9月7日(金曜日) 午後2時から
場所:熊本県総合福祉センター1階 生涯現役プラザくまもと前
出席者
県内の就労に係るマッチング機関や業界団体・高齢者関係団体等 22人参加
構成団体
- マッチング機関
- 公益社団法人熊本県シルバー人材センター連合会
- 一般財団法人熊本さわやか長寿財団 熊本県福祉人材・研修センター公益財団法人産業雇用安定センター熊本事務所
- 介護・保育・医療
- 熊本県老人福祉施設協議会
- 一般社団法人熊本県老人保健施設協会
- 社会福祉法人熊本県社会福祉協議会
- 一般社団法人熊本県保育協会
- 熊本県保育協議会
- 一般社団法人熊本市保育園連盟
- 公益社団法人熊本県医師会
- 公益社団法人熊本県看護協会
- 農業
- 熊本県農業協同組合中央会
- 熊本県農業法人協会
- 商工業
- 熊本商工会議所
- 熊本県商工会連合会
- 熊本県中小企業団体中央会
- 熊本県経営者協会
- 公益財団法人くまもと産業支援財団
- 高齢者関係
公益社団法人熊本県老人クラブ連合会 - 就労支援
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構熊本支部
次第
1 開式
2 式辞
(熊本県 小野副知事)
県では、平成4年から県内11か所に高齢者無料職業紹介所を設置し、他のマッチング機関と連携しながら就労あっせんに取り組んできたが、団塊の世代が企業等を退職された今、高齢者就労の取組の更なる強化を図るため、国の事業採択を受けて取組を進めていくので、皆様の協力をお願いしたい旨を述べられました。
3 来賓祝辞
(熊本県議会厚生常任委員会 高野委員長様)
「生涯現役プラザくまもと」による高齢者の多様なニーズ把握、事業者側への高齢者雇用に向けた理解促進や仕事の創出の提案等は今まで手が届かなかった部分を補うものであり、ひいては、次の世代を担う若者たちの雇用環境の整備にもつながり、多様な働き方を選択できる「働き方改革」にもつながるため、県議会としてもこの事業を全面的にバックアップしていく旨を述べられました。
4 熊本県生涯現役促進地域連携協議会構成団体 代表挨拶
(一般社団法人熊本県老人保健施設協会山田会長様)
医療・介護業界も深刻な人手不足となっており、人材の確保は業界の最優先課題となっている。
一方、元気で働く意欲がある方も地域には多数いらっしゃることから、「生涯現役プラザくまもと」が十分に機能することで、多くの産業の現場で生じている人材不足の解消につながるものと期待している旨を述べられました。
(熊本県中小企業団体中央会 櫻井会長様)
「生涯現役プラザくまもと」ではシンボルやWebサイト、なんでも相談できる窓口等、これまでにない高齢者向けの情報発信を行うとのことであり、大いに期待している。また、優れた技術と経験を持つ高齢者の皆様に、再度、社会での活躍の場を提供することは、中小企業の下支えとなる素晴らしい取組であり、私ども中小企業支援機関も全面的に協力していく旨を述べられました。
5 シンボルの公表
小野副知事が除幕を行い、高齢者就労のシンボルを公表しました。
除幕前
除幕
「帰ってきたウルトラマン」のポーズ
シンボルは、ウルトラ経験がある、ウルトラ能力がある、ウルトラ人脈がある、そういった「高齢者(65+)は、社会にプラスなウルトラマン」という基本コンセプトから生まれています。
また、このシンボルにインパクトを与えるため、団塊世代やポスト団塊世代に馴染みが深いキャラクター「ウルトラマン」を用いることとしました。
「帰ってきたウルトラマン」の活用には、高齢者の方々に対して「もう一度復帰して、社会で輝いてみませんか」とのメッセージが込められています。。
なお、ウルトラマンの活用は、(株)円谷プロダクション様から、当協議会の取組に賛同いただき実現したものです。
6 テープカット
「生涯現役プラザくまもと」の開所を記念して、テープカットを行いました。
7 記念撮影
最後に、開所式にご出席の方々の記念撮影を行いました。
熊本県生涯現役促進地域連携協議会とは
1 本県の現状と協議会の立ち上げ
本県は全国有数の長寿県であり、平均寿命は男女ともに全国上位である上、65歳から75歳未満の方の要介護認定率は約4パーセントと元気な高齢者が多く、また、高齢者の7割以上が65歳でも働く意欲を持っていながら、実際の就業率は約2割にとどまっている状況です。一方では、熊本地震の復興需要により人材不足が深刻化している状況です。
このため、「長寿で輝く」社会の実現に向けて、元気な高齢者の希望や能力に応じた多様な就労を推進することで、人材不足の解消を図り、高齢者と事業者とのWINWINの関係を構築することを目指しています。
※高齢者のWIN:いきがいづくり、収入の確保、健康の確保、社会参加・貢献
※事業者のWIN:労働力の確保、高齢者の知識・技能・能力・経験の活用
2 高齢者就労を促進する重点業種
「福祉・医療」、「農業」、「商工業(主として小売業)」
3 これまでのあゆみ
平成29年11月 熊本県生涯現役促進地域連携協議会の設立
平成30年5月 国の「生涯現役促進地域連携事業」の実施団体として採択
平成30年7月 国と協議会との委託契約、協議会事務局立ち上げ
4 協議会が行う主な事業内容
- 総合相談窓口の設置、高齢者就労のシンボル作成、Webサイトの構築→情報や窓口の統→高齢者にとって分かりやすい情報発信
- 総合フェアの開催、職場体験の実施→高齢者が様々な仕事を知る機会の提供
- 企業訪問、総合フェアの開催(再掲)等→事業者に対する高齢者雇用に向けた積極的な提案
- 地域(市町村)と連携した課題解決の支援→市町村における課題解決に対して人材確保の面からの支援を実施
- 東大先端研と連携した就労マッチング支援システム(Gber)の導入→県と包括協定を締結している東京大学先端科学技術研究センターと連携して、東京大学が開発したGberを導入し、高齢者・事業者による活用を図る。
5 事業の実施期間
平成30年7月2日~平成33年3月31日
6 協議会のWebサイト
協議会のWebサイトはこちらです。→熊本いきがい発見サイト<外部リンク>