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腸管出血性大腸菌(O157)感染症患者の発生について(令和7年10月8日)
10月2日に腸管出血性大腸菌感染症(3類感染症)の届出があり、この患者が10月6日に溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症したと連絡がありました。
本事例は、腸管出血性大腸菌感染症としては今年59例目で、HUSを発症したものとしては今年2例目です。
HUSは、主に腸管出血性大腸菌が産生する毒素により引き起こされる、血小板減少症、微小血管障害性溶血性貧血及び急性腎障害を特徴とする症候群です。発症した患者の致死率は1~5%とされています。
今回の感染経路は不明ですが、腸管出血性大腸菌(O157)感染症は汚染食品からの感染が主体であるため、調理や食事前の手洗い、食品の十分な加熱(75℃で1分以上)、調理器具の洗浄等の注意が必要です。
令和7年10月8日(水曜日)報道資料 (PDFファイル:211KB)