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ノロウイルスによる食中毒に注意しましょう
例年、ノロウイルスによる食中毒は冬期に多発し、1件当たりの患者数も多くなる傾向にあることから、公衆衛生上、大きな問題となっています。
熊本県においても、令和3年1月に2件の食中毒事件が発生し、うち1件は患者数が100人を超えました。
ノロウイルスによる食中毒の原因は、調理者からの食品の汚染が多数を占めています。ノロウイルスは、感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
食中毒予防のために
1 丁寧に手洗を洗いましょう
洗うタイミングは、
◎ トイレに行ったあと
◎ 調理施設に入る前
◎ 料理の盛付けの前
◎ 次の調理作業に入る前
◎ 手袋を着用する前
石けんを使用した丁寧な手洗いで、ウイルスを洗い流すことが重要です。
※リーフレット【日本食品衛生協会】
できていますか?衛生的な手洗い(PDFファイル:521KB)
2 食品の取扱いに注意しましょう
患者の便やおう吐物がヒトを介して食品を汚染し、その汚染された食品を食べて感染することがあります。
◎ 加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱(中心温度が85~90℃以上90秒以上)する。
◎ 調理器具は十分な洗浄と消毒を行う。
◎ 調理や配膳の前、トイレの後、汚物処理の後などには丁寧に手を洗う。
◎ 具合が悪い人(下痢・おう吐等の症状がある人)は、調理・配膳にかかわらない
※リーフレット【厚生労働省】