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腸管出血性大腸菌(O157)感染症患者の発生について(令和3年8月13日)
8月12日、熊本市内の医療機関から熊本市保健所に、腸管出血性大腸菌感染症に感染し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した患者の届出がありました。本事例は、腸管出血性大腸菌感染症としては今年20例目で、HUSを発症したものとしては今年2例目です。
HUSは、様々な原因によって生じる血栓性微小血管炎(血栓性血小板減少性血管炎)による急性腎不全であり、発症した患者の致死率は1~5%とされています。
腸管出血性大腸菌感染症は夏季に多発する傾向があります。汚染食品からの感染が主体であるため、調理や食事前の手洗い、食品の十分な加熱(75℃で1分以上)、調理器具の洗浄などなるべく食べきる等の注意が必要です。
令和3年8月13日(金曜日)報道資料 (PDFファイル:223KB)