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川のきれいさを生息する生物で評価できる調査があります。
水生生物調査について
河川水や川底などがきれいな所と汚れている所では、その程度に応じた多様な生物が生息します。
水生生物調査は生息している生物の種類や数を調べることで、川の自然の豊かさや水質を知ることができる調査です。熊本県が作成した「川の水環境・調査のてびき」(※1)に基づいて、川のきれいさ(快適さ)を5段階で評価します。
カワゲラ サワガニ ニッポンヨコエビ
きれいな川に住む生物(例)
サカマキガイ イトミミズ類
汚れた川に住む生物(例)
研究所では、平成2年度からこの調査を続けています。河川の水質が向上したことに伴い、快適な川(きれいな川)に住む水生生物が多く見られるようになっています。
環境教育としても活用される
環境学習の一環として、小学生や各種団体等により、県内各地で水生生物調査が行われています。
水生生物を採取し、身近な川の様子を自分たちで評価することを通して、ふるさとの水環境について考え、きれいな水と豊かな緑を守りはぐくんでいく場としても最適です。
熊本県と熊本県教育事務所主催で、「平成31年(2019年)度 みんなの川の環境調査-川の生き物と水質を知らべてみよう-」という調査に参加する団体を募集しています。
川の生物にふれあって、身近な川について考えてみませんか?
小学生による水生生物調査の様子