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啓発パンフレット(子どもを健やかに育むために~愛の鞭ゼロ作戦~)
一見すると、体罰や暴言には効果があるように見えますが、たたくことによって得られた子どもの姿は、叩かれた恐怖によって行動した姿。自分で考えて行動した姿ではありません。
「愛の鞭である」と親が思っても、子どもにとって大人からたたかれることはとても怖いことです。ちょっと怒鳴られたり、叩かれただけでも心に大きなダメージを受けることもあります。
以下のポイントを心掛けながら子どもに向き合いましょう。このパンフレットが、子育てで悩まれているご家庭の助けとなれば幸いです。
ポイント
- 子育てに体罰や暴言を使わない
- 子どもが親に恐怖を持つとSOSを伝えられない
- 爆発寸前のイライラをクールダウン
- 親自身がSOSを出そう
- 子どもの気持ちと行動を分けて考え、育ちを応援する
体罰や暴言は子どもの脳の発達に深刻な影響を及ぼします。
脳の研究により、子ども時代につらい体験をした人は、脳に様々な変化が生じていることが報告されています。
親は「愛の鞭」のつもりでも、子どもに、目に見えない大きなダメージを与えているかもしれないのです。