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熊本県渋滞対策パートナー登録制度創設に関する記者発表

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0235541 更新日:2025年5月14日更新

発表資料 (PDFファイル:1.36MB)

知事コメント

 皆さんこんにちは。そして大西市長、また笠原代表幹事ありがとうございます。
 こういう形でのハイブリッドの記者会見ということで記者発表させていただきましたのも、渋滞解消が目的でございますので、なるべく車の移動による負担を減らそうという目的でございまして、こういう新しいかたちの記者発表とさせていただきました。

 「熊本県渋滞対策パートナー登録制度」の取り組みなどについて、今日は発表させていただきます。
 本日は、熊本市との間で、昨年から続きました熊本県、熊本市の調整会議での議論ですとか、熊本商工会議所、または熊本経済同友会の合同新年会での経済界のご賛同なども踏まえたものでございます。

 早速ですけれども、この制度の創設について発表させていただきます。
 皆さんスライドをご覧いただけますでしょうか。
 県民の皆さんの大きな不満であります交通渋滞の解消に向けまして、国、市町村、警察本部、交通事業者とさまざまに緊密に連携して、熊本都市圏一丸となってこの課題に取り組んでおります。
 昨年度、大西市長と何度もトップ会談を重ねまして、3年以内に30か所の交差点改良を実現する、また、1万人規模の時差出勤の取り組みを目指すという具体的な目標を定め、県と熊本市で連携して短期・中期・長期の具体的な政策の方向性をお示ししました。
 その中で、中期・長期については道路整備などのハード対策が期待されていますけれども、まずは少しでも渋滞緩和の結果を出していくためには、ハード対策が具体化した際に、さらにその効果を高める意味も含め、時差出勤などの交通量の分散とテレワークの活用や公共交通の利用促進などの交通量そのものの抑制、そしてそうしたソフト対策をハードとソフトで連動して取り組む必要があるということだと思っております。
 熊本県・熊本市調整会議、そしてまた渋滞解消本部でもお示ししましたけれども、この図にあるとおり昨年9月に熊本市、また肥後銀行、九州フィナンシャルグループにもご協力いただきまして、職員の時差出勤による通勤行動変容の実証をしたところ、県と熊本市で一日平均4,086名が取り組むこと、また肥後銀行さん九州フィナンシャルグループでも一日平均で610名の方にご協力をいただきまして、その結果、県庁通り入口交差点ですとか、地図にあります神水交差点などで、例えば県庁の場合、県庁に向かう車が午前7時半から8時半のピーク時が時差出勤していないときに比べて10%減少するなどの交通渋滞の解消に一定の効果がございました。

 そこで、交通渋滞の解消に向けては、このよき流れを県内広くに浸透させていきたいという思いで、事業者の皆さんにご協力いただきながら新しい仕組みをつくっていきたい。この時差出勤などの通勤行動変容をはじめとする交通渋滞解消に向けたソフト対策の取り組みを広く県民運動として進めるために渋滞対策パートナー登録制度を新たに創設したいと思っております。

 この制度は先ほど申し上げましたように通勤行動の変容、時差出勤だとか公共交通機関利用促進など、それぞれの企業が行なっていただいている交通渋滞解消を目的とした取り組みを、そうした企業の皆さんを交通渋滞対策のパートナーとして登録させていただいて、県民あげた運動、官民に一体となった運動を推進していきたいと思っております。
 この制度をもう少し詳細を申し上げますと、交通渋滞の解消を目的とした主に次のいずれかの取り組みを実施しようとする事業者の皆様から申請を受け付けて、交通渋滞対策パートナーとして登録したいと思っております。
 一つが先ほど申し上げましたように、時差出勤などの交通の量を分散させる取り組みです。ピーク時をずらしていこう。
 二つ目がテレワークを推進したり、公共交通機関を利用したりまた企業独自で通勤バスを運行するなど、交通の量自体を抑制しようという取り組みでございます。
 そして三つ目がこれはむしろバス事業者さん、または例えばチャリチャリさんのようなシェアサイクルなども、これも非常に新たな公共交通手段の一つでございまして、そうした利用が渋滞解消にも取り組みますので、こうした公共交通サービスを提供するという事業の取り組みにもパートナーとしてふさわしいであるということで、この大きく三つの取り組みのどれかを行なっていただく皆様にパートナー登録をいただきたいと思っております。

 パートナーとして登録していただくと、こういう渋滞対策パートナーとしてのシンボルマークを使っていただいたり、ロゴマーク、シンボルマークとかをホームページで使っていただくとともに、県のホームページなどでそのパートナーを周知させていただきます。
 また、県の広報などでも周知していきたいと思います。そして、新たな企業のイメージ向上につながっていただければと思っております。

 そして、渋滞対策パートナー登録事業者の募集でございます。このパートナー登録の事業者を本日から、この会見終了後からホームページで開始させていただきます。開設させていただいて募集を開始いたします。一応募集期間、とりあえず8月29日までということで、この県の専用ホームページからご登録いただきまして、今年度中に200事業者の登録を目指して、この200事業者のパートナーとともに熊本県の喫緊の課題である渋滞解消に取り組んでいきたいと思っております。

 次に、こちら年頭に行われました熊本商工会議所、熊本経済同友会合同の新年祝賀会において、今日ご参加いただいている大西市長とともに令和7年度は交通渋滞解消に向けて経済界と連携し、官民での1万人オフピーク運動として、時差出勤の取り組みを行っていきましょうと呼びかけを行ないました。その際に、今日ご参加いただいている経済同友会の笠原代表幹事からも経済界全体で取り組む必要性をご理解ご発信いただきまして、大変心強く感じました。
 そうしたなかで、経済同友会や商工会議所の皆さん、経済団体などのご理解もいただいて熊本市とともに、この熊本県渋滞対策パートナー登録制度を今回設置して、一丸となって取り組んでいきたいと思っております。
 皆さんのご登録をお待ちしております。
 私からの説明は以上になります。
 ありがとうございました。

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