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空港アクセス鉄道整備とJR豊肥本線輸送力強化に係る県とJR九州の共同記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0248546 更新日:2025年10月31日更新

知事コメント

 本日、皆様には県とJR九州との共同会見にお集まりいただき、感謝いたします。

 また、古宮社長、松下常務、JR九州の皆様には共同会見の実施に当たり、県庁までお越しいただき、誠にありがとうございます。

 先日JASMの第2工場の本体工事に向けての立地協定締結がございましたが、豊肥本線沿線においては過去に類を見ないような半導体関連企業等の進出が続いており、セミコンテクノパーク周辺地域での人流や物流は大きく増加しています。そして阿蘇くまもと空港では国際線の就航路線増加等により特にインバウンド需要の高まりで空港利用者数は大きく伸びている状況です。

 このような中、熊本の更なる飛躍に必要不可欠なプロジェクトとして進めてきた空港アクセス鉄道の整備については、先般の9月定例県議会で事業費やB/Cなどの公表を行ったところです。

 これらの公表に当たっては、重要なパートナーであるJR九州の皆様と、「空港アクセス鉄道の整備とこれを支える豊肥本線の輸送力強化について、前向きかつ真剣な協議を重ね、共に取り組んで参りましょう」という大筋の合意に至りました。本日はそのご報告ということで、古宮社長と共に、この共同記者会見の場を設定させていただきました。まずは私から発表資料について御説明させていただきます。

 まず1ページ目、熊本県と九州旅客鉄道株式会社は、空港アクセス鉄道とJR豊肥本線全体の利便性の最大化と効率的な事業運営を共通目標とし、これからご紹介する4つの事項に協力して取り組みます。

 次のページ、1点目は上下分離方式の採用についてです。空港アクセス鉄道の新線区間6.8kmについて、鉄道施設の整備は、県が中心となって設立する予定の第三セクターが担い、整備後の列車の運行については、JR九州が運行主体として担う「上下分離方式」を採用します。これにより、運行ダイヤの設定や車両編成などにおいて、JR九州の知見・ノウハウをフルに活用することができ、豊肥本線と一体的に、効率的な鉄道運行が可能となると考えています。

 2点目はJR豊肥本線の輸送力強化についてです。JR豊肥本線と空港アクセス鉄道の利便性を高め、熊本駅から空港までより早く移動できる快速列車を走らせるためには、豊肥本線自体の輸送力強化が必要となります。また、沿線の飛躍的な就業人口、居住人口の伸びに合わせた輸送力強化も必要であることから、その整備に協力して取り組むことで合意しました。

 そして、3点目は、沿線活性化等に向けた取組みについてです。豊肥線沿線については、菊陽町や大津町などにおいて様々な街づくりが進んでおりますが、空港アクセス鉄道の開業により更なる成長が見込まれます。今回の鉄道整備で生み出される効果を、利用者増への対応や沿線活性化等、更なる成長投資につなげるよう、県とJR九州が連携して取り組みます。

 最後に4点目は、将来の抜本的な輸送力強化についてです。この地域は、今後も更なる発展が加速していくエリアであることに間違いはありません。アクセス鉄道開業前までに、利便性が更に向上できる強化策はないか、引き続き検討を進めるとともに、開業後の都市の未来を見据えた豊肥本線の抜本的な輸送力強化についても、県とJR九州が協力して実現を目指していくという方向性について確認いたしました。

 以上、本県とJR九州が緊密な連携のもとに、本プロジェクトを早期かつ着実に実現していくという決意表明を申し上げました。

 この後、古宮社長様からもJR九州としてのお考えや期待を御発言いただければと思います。ありがとうございました。

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