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【令和7年7月4日】令和2年7月豪雨復旧・復興本部会議(第17回)
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【令和7年7月4日】令和2年7月豪雨復旧・復興本部会議(第17回) (PDFファイル:5.14MB)
本部長(知事)挨拶
令和2年7月豪雨が発災してから、今日で5年になります。
午前中、私と両副知事それぞれで役割分担をして、一般献花が行われている市町村を訪ねさせていただきました。花を手向け、手を合わせてきたところです。
改めて、犠牲となった方々に哀悼の誠を捧げるとともに、御遺族の皆様にはお悔やみを申し上げ、被害に遭われた皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。
私は、昨年、知事就任以降、一貫して「県民の命と暮らしを守る」ことをマニフェスト「県民への10の約束」の筆頭に掲げ、令和2年7月豪雨からの復旧・復興と「緑の流域治水」の推進を県政の最重要事項としてまいりました。
本日、私は八代市役所と坂本町のコミュニティセンターに献花に伺ったところですが、国、そして地元、各種業界・団体、皆さんのお力をもって、着実に復旧が進んでいることを実感してまいりました。
しかしながら一方で、令和2年7月豪雨の被害にあった流域市町村は、人口減少、地域医療や産業の衰退の危機に直面しています。ここに対しては更なる強力な取組みが必要です。まだまだ不安な、そして不便な生活を余儀なくされている方、元の生活に戻られずに不安を抱えている方がおられることもしっかりと承知していることと思います。
私たちは、被災された最後のお一人が安心した生活を送ることができるようになるまで、しっかりと支援していくこと、そして地域の再生・発展に取り組んでいこうではありませんか。
私は、その思いを、今日皆さんのお手元にあるチラシの中にありますように、「多くの力が、大きな力に」という言葉でお伝えしたいと思っています。これまで発災直後から国、市町村、そして地域の皆さんの「多くの力」で、ここまで地域は復旧してまいりましたが、これからはその「多くの力」を創造的復興への「大きな力」に繋げていきたいという思いをここにまとめさせていただきました。
今日の復旧・復興会議では、昨年12月に改訂した「新時代共創復興プラン」に基づいて、復旧から復興への新たなフェーズ、復興への新たなスタートに向けて、各部局からアイデアを出しましょうとお願いしていたところです。その内容を議論できればと思っております。庁内各部局の「多くの力」が横断的に結束して県庁全体の「大きな力」となっていくための第一歩だと考えています。
今日は皆さんとの議論を楽しみにしていました。よろしくお願いいたします。