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アクセシブルな書籍(障がい者等の方が利用しやすい書籍等)について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0154002 更新日:2022年11月4日更新
 障がい者等の方が利用しやすい書籍等には、様々な種類があります。ここでは、一例を紹介します。

(1)点字図書、点字絵本

 点字は、縦3点、横2点の6つの点の組み合わせで構成されています。
 点字図書は、書籍の内容を点字で表したもので、左から右へ、一文字ずつ触って読んでいきます。サピエ図書館等から点字データをダウンロードすることもできます。
 点字絵本には、文字部分に透明の点字シートを貼り付けたものや、文字部分の点字だけでなく、絵部分も触って分かるように作られたものがあります。

(2)拡大図書(大活字本)

 拡大図書(大活字本)は、弱視の方等、文字が見えにくい方にも読みやすいように文字のサイズを大きくした図書です。

(3)デイジー図書

 デイジー(DAISY)とは、「Digital Accessible Information System」の略で、「アクセシブルな情報システム」を指す、デジタル録音図書の国際標準規格です。
 デイジー図書は、その名の通り、書籍の内容を音声で記録した図書です。サピエ図書館等からデジタルデータをダウンロードすることもできます。
 デイジー図書には、テキストデイジー、音声デイジー、マルチメディアデイジーといった種類があります。
 マルチメディアデイジーは、テキストと音声を組み合わせ、読み上げ部分をハイライトしながら聞くことができるので、どこを読んでいるのか分かりやすく、音声を聞きながら、画像や写真を同時に見ることができます。

(4)LLブック

 「LL」とは、スウェーデン語の「LättLäst(レットラスト)」の略語で、やさしく読みやすいという意味です。
 LLブックは、分かりやすい表現を使う、写真や図を多用する等の工夫がされており、知的障がい等により読書に困難を感じている方にも読みやすくなっています。

(5)触る絵本、布絵本

 触る絵本は、文字部分は点字を使い、絵部分は触素材等を貼り付ける等、様々な材料を用いることで、触って内容が分かるようにした絵本です。
 布絵本は、本全体が布で作られた絵本で、絵の部分に切り抜いたフェルト等を縫い付け、マジックテープやボタン等で留めたり外したりして遊ぶことができるようにした絵本です。
 触る絵本、布絵本の多くは、ボランティアの方々によって製作されています。