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市房第一・第二発電所の概要
市房第一発電所 市房第二発電所
市房発電所は、宮崎県との県境近くに源を発する球磨川の最上流部に位置し、球磨川総合開発事業の一環として、熊本県土木部が管理する市房ダムの直下に市房第一発電所を、その下流に逆調整を行う幸野ダムと市房第二発電所を建設しました。
市房第一発電所の発電機の水車は、71.84mの高落差発電では全国的にも珍しい可動羽根形式を採用しています。
また、1.4km下流の幸野ダムでは、貯留水を活用し、下流球磨盆地の農地にかんがい用水を供給するとともに、第二発電所で再度発電を行っています。
市房第一発電所
- 発電機台数:1台
- 発電機容量:17,400kVA
- 発電機電圧:11,000V
- 水車形式:立軸渦巻カプラン水車
- 回転数:毎分450回転
- 最大使用水量:毎秒25立米
- 最大出力:15,600kW
市房第二発電所
- 発電機台数:1台
- 発電機容量:2,700kVA
- 発電機電圧:6,600V
- 水車形式:立軸渦巻カプラン水車
- 回転数:毎分400回転
- 最大使用水量:毎秒14立米
- 最大出力:2,400kW
市房第一発電所発電機 幸野(こうの)ダム
幸野ダム
- 形式:重力式コンクリート
- 堤高:21.21m
- 堤頂長:90.49m
- 総貯水容量:325,900立米
- 門扉:ローラーゲート
高さ10.8m、幅10m、2門
市房発電所水系図