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石打ダム資料館

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0076678 更新日:2020年12月10日更新
新設されたJR石打ダム駅から山あいに入ると、石打ダムが突然姿を現す。その隣に立つ石打ダム資料館は、ダムの働き、治水・利水の仕組みなど、暮らしと水の関わりについて楽しく学習しながら、同時にダムとその周辺の自然を眺望するための施設である。
 また、公園化されたダム湖周辺の拠点として、ここを訪れる人々のいこいの場所でもある。
 三角町の観光ポイントがまた新たにお目見えした。
石打ダム資料館

建築概要

この資料館は、巨大なダムとそれを取り巻く緑豊かな自然が融け合う、美しい環境に包まれている。資料館の中で、展示ホールと展望ロビーの二つは特に重要な構成要素。ダイナミックに変化する空間の質にポイントが置かれた、単純化された幾何学的な構成である。
 展示ホールは様々な情報を来館者に伝達する空間で、Rcフラットスラブ構造による4.4mの天井高を持つ。展望ロビーはダムや自然景観に出会う開放的な空間となるよう、直径4mの円筒形の鉄骨構造で軽快に空中に浮遊している。この二つの空間に挟まれた大きな湾曲した壁は、構造上は有効な耐力壁であり、目前に広がる自然を手のひらの様に受けとめる意匠である。

建築データ

石打ダム資料館外観
石打ダム資料館内観

名称

石打ダム資料館

ふりがな

いしうちだむしりょうかん

所在地

宇城市三角町中村字八久保3629−2
主要用途 資料館
事業主体 熊本県、三角町(現・宇城市)
設計者 入江経一
施工者  

建築

マコト建設

電気

鍬田電設

機械

天草設備

昇降機

三菱電気
敷地面積 1,481平方メートル
建築面積 520平方メートル
延面積 455平方メートル
階数 地上2階
構造

鉄筋コンクリート造

一部鉄骨造

外部仕上  

屋根

シート防水シンダーコンクリート金ごて押え

 外壁

コンクリート打放し撥水剤二重塗布の上一部Aep
施工期間 1992年10月~1993年3月(展示工事を除く)
総工事費 247百万円(展示工事を除く)

受賞データ

1994年 第4回松井源吾賞

      アーキテクチャーオブザイヤー賞

1995年 日本建築学会作品選集

建築家プロフィール

いりえけいいちさんの写真です

 

入江 経一(いりえ けいいち)

1950年 東京都生まれ
1976年

東京芸術大学大学院建築科修了

東京工業大学篠原研究室

1980年 入江建築設計事務所設立
1987年 (株)パワーユニットスタジオに改称

【主な作品】 

参宮橋の住宅(東京)、千葉の住宅、玉川学園集合住宅(神奈川)、キャラバン(Sydny)、トランスフィギュレーション(Brusseles)、Bean House(東京)、W House(東京)

【受賞歴】

1991年 東京建築士会特別賞
1993年

アーキテクチャーオブザイヤー賞

1996年 吉岡賞

Photo:みずのインダストリー、石丸捷一