ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 土木部 > 建築課 > みんなでつくる「みんなの家」づくり(宇土市新松原のみんなの家、室第二のみんなの家)

本文

みんなでつくる「みんなの家」づくり(宇土市新松原のみんなの家、室第二のみんなの家)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004392 更新日:2020年8月1日更新

みんなでつくる「みんなの家」づくり(宇土市新松原仮設団地、室第二仮設団地)

室第二のみんなの家(平成30年3月20日完成)※南阿蘇村の被災者がお住まいの菊池郡大津町にある室第二仮設団地に整備

室第二のみんなの家(平成30年3月20日完成)※南阿蘇村の被災者がお住まいの菊池郡大津町にある室第二仮設団地に整備の画像1

室第二のみんなの家(平成30年3月20日完成)※南阿蘇村の被災者がお住まいの菊池郡大津町にある室第二仮設団地に整備の画像2室第二のみんなの家(平成30年3月20日完成)※南阿蘇村の被災者がお住まいの菊池郡大津町にある室第二仮設団地に整備の画像3

建築データ

名称/室第二のみんなの家
所在地/菊池郡大津町大字室1902番地1
設計/四ヶ所高志+田上健一+徳田光弘
構造・階数/木造平屋
施工/朋和株式会社
建築面積/28.56平方メートル
延べ面積/28.56平方メートル
着工/H30.2.17
竣工/H30.3.20

建築データの画像

設計者紹介

宇土市、大津町の小規模仮設団地に整備する「みんなの家」が着工!(平成30年2月)

20戸未満の小規模仮設団地に、「日本財団わがまち基金」を活用し、11棟の「みんなの家」を整備しており、これまでに9棟が完成しています。残る2棟が、人材不足や物価上昇などにより着工が遅れていましたが、設計者と施工者による調整が整い、新松原のみんなの家が2月15日に、室第二のみんなの家が2月17日に着工しました。3月末の完成を目標に着々と工事が進んでいます。

新松原のみんなの家(平成30年3月5日時点)

新松原のみんなの家(平成30年3月5日時点)の画像

室第二のみんなの家(平成30年3月2日時点)

室第二のみんなの家(平成30年3月2日時点)の画像
いずれも、仮設団地の入居者と近隣住民をつなぐ「みんなの家」としての利用が期待されます。入居者の皆さんの思いを取り入れた「みんなの家」の完成にご期待ください。

宇土市、大津町の小規模仮設団地で意見交換会を開催!(平成29年7月)

小規模仮設団地での「みんなの家」づくりとして、7月10日に大津町の室第二仮設団地(13戸)で、7月25日に宇土市の新松原仮設団地(18戸)で、それぞれの入居者との意見交換会が開催されました。
この「みんなの家」は、日本財団わがまち基金を活用し、「くまもとアートポリス事業」として伊東豊雄アートポリスコミッショナーから推薦された設計者が、入居者と意見交換しながら、皆さんの意見を設計に反映します。
設計は、四ヶ所高志氏(福岡大学助教)と田上健一氏(九州大学教授)と徳田光弘氏(九州工業大学准教授)に担当していただきます。

大津町の室第二仮設団地(13戸)での意見交換会

まず、KASEIとして参加している九州工業大学の学生が、他の団地の「みんなの家」の特徴やKASEIの活動について説明し、設計者からのキーワード紹介から意見交換は始まりました。その後、事前に計画した3案の設計趣旨やそれぞれの平面計画を説明。それをもとに入居者との意見交換がスタートしました。入居者の皆さんは、設計者とKASEIによる思いのこもった説明に、興味深く聞き入っていました。

3案に共通した「東屋のように誰でも気軽に立ち寄れる、居室をあえて小さくした管理しやすいみんなの家」には、入居者から早速、賛同の声があがりました。また、近隣住民や地元の学生にも利用してもらい、仮設住宅の閉鎖した雰囲気を払拭して地域が一体となることを目的としたランドスケープデザインも好評でした。

入居者からの「夏場は風通しが良いが、冬場は寒いのではないか」という意見に対し、「今後、KASEIでビニールカーテン等を整備したらどうか」という提案に、入居者の皆さんはとても喜ばれました。

大津町の室第二仮設団地の意見交換会(平成29年7月10日)

大津町の室第二仮設団地(13戸)での意見交換会の画像1大津町の室第二仮設団地(13戸)での意見交換会の画像2

大津町の室第二仮設団地(13戸)での意見交換会の画像3大津町の室第二仮設団地(13戸)での意見交換会の画像4

この他、入居者からは、

「みんなの家をきっかけに、近隣住民や学生の方々とも交流を深めたい」

「棟上げの際は、是非、餅投げをやりたい」

「みんなの家で、何かイベントを開きたい」などのコメントも頂きました。

宇土市の新松原仮設団地(18戸)での意見交換会

まず、設計者より、「みんなの家」の特徴やKASEIの活動について説明し、キーワードの紹介から意見交換は始まりました。設計者の説明には、敷地が三角という特徴的な形になった経緯など、新松原の歴史に触れる場面もあり、入居者も興味深く聞き入っていました。その後、平面計画や事前に計画・作成した模型をもとに入居者との意見交換がスタートし、3グループに分かれて様々な意見が飛び交いました。

入居者は、設計者の「草花に囲まれたみんなの家」という提案をきっかけに、「市花であるアジサイを植えたい」「虫がよらないようにアロエを植えてはどうか」など、様々な思いで沢山の意見を挙げられました。

みんなの家の模型には、子供たちも興味津々でした。

「友達と集まって勉強がしたい」など、老若男女問わず、皆さんから活発な意見が挙がりました。

宇土市の新松原仮設団地の意見交換会(平成29年7月25日)

宇土市の新松原仮設団地(18戸)での意見交換会の画像1宇土市の新松原仮設団地(18戸)での意見交換会の画像2

宇土市の新松原仮設団地(18戸)での意見交換会の画像3宇土市の新松原仮設団地(18戸)での意見交換会の画像4

参加者からは、「仮設団地入居者だけでなく、近隣住民も含めた地域一体となった使い方をしたい」という意見が多く、イベントやお祭りの練習、子供を見守る場所など、多様な使われ方に期待が高まります。

最後に、宇土市の魅力やみんなの家に対する思いを、各グループの代表者から発表していただきました。

今回いただいた意見を取り入れ、再度検討し、入居者の皆さんの思いを「みんなの家」に取り入れてまいりますので、ご期待ください。