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KASEIプロジェクトの取組み

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0173570 更新日:2024年3月7日更新

みんなの家へのベンチの贈呈(令和5年12月10日)

日本財団の支援により、令和2年7月豪雨で被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備を進めています。
 12月10日(日曜日)に「人吉市温泉町のみんなの家」にベンチが贈呈されました。

人吉市温泉町のみんなの家(令和5年12月10日)

人吉市温泉町のみんなの家では、6月にKASEIの学生(九州大学と福岡大学)が温泉町の皆さんとどんなベンチがよいか話し合い、12月10日に温泉町の高山会長に製作したベンチを贈呈されました。
 また、KASEIの学生はベンチの製作にとどまらず、みんなの家の清掃活動へも参加されました。ベンチ贈呈式では、温泉町の住民の皆さんから猪汁をふるまっていただき、KASEIの皆さんが地区と打ち解けているのが印象的でした。

温泉町01 温泉町02

温泉町03 温泉町04

みんなの家へのベンチの贈呈(令和5年9月24日)

 日本財団の支援により、令和2年7月豪雨で被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備を進めています。
 9月23日(土曜日)から24日(日曜日)にかけて、「人吉市宝来町のみんなの家」「八代市藤本大門のみんなの家」「八代市中津道のみんなの家」の3か所において、ベンチを組み立てるワークショップや贈呈式、報告会が行われました。

八代市中津道のみんなの家(令和5年9月3日)​

八代市中津道のみんなの家では、8月26日と9月3日の2日間にかけてワークショップ形式で、KASEIの学生(熊本大学、長崎大学)と地区住民が一緒になってベンチの製作が行われました。9月24日は、みんなの家を設計した柳澤潤さんへの報告会及び中津道の山口会長へワークショップの取組みをまとめたアルバムの贈呈が行われました。柳澤潤さんからは、座り心地も良く、住民と一緒に製作したのが素晴らしいと発言がありました。


好きを纏う椅子 贈呈された椅子と制作したKASEI、柳澤氏

中津道地区、KASEI、柳澤潤氏ら集合写真 八代のみんなの家設計者の柳澤氏へベンチWSを報告するKASEI

人吉市宝来町のみんなの家(令和5年9月23日)

人吉市宝来町のみんなの家では、9月23日(土曜日)にKASEIの学生(熊本県立大学、鹿児島大学、第一工科大学)と熊本県立大学佐藤先生、宝来町の地区のみなさんにより、ベンチを組み立てるワークショップを開催されました。完成後、宝来町の内布会長にベンチが寄贈されました。

クインチ KASEIから地区へ寄贈 宝来町のみんなの家

地区の皆さんと一緒に組み立てを行う様子 KASEIと地区の皆さんとの集合写真

 

八代市藤本・大門のみんなの家(令和5年9月24日)

八代市藤本・大門のみんなの家では、9月24日(日曜日)に開催された落成式に併せて、KASEIの学生(九州大学、福岡大学、九州産業大学)から大門地区田川会長、藤本地区上村会長に、ベンチの寄贈されました。八代みんなの家の設計者の柳澤さんからも、良いものができたと発言がありました。


コロバコ KASEIから地区へ寄贈 藤本・大門のみんなの家

地区へベンチ制作の報告をするKASEI 地区の皆さんと、ベンチ制作を担当したKASEIの大学生の集合写真

令和2年7月豪雨 公民館型みんなの家の活動
​ベンチコンペティションを開催!(令和5年7月8日)

熊本県では、日本財団の支援により、令和2年7月豪雨で被災した公民館に替わる「みんなの家」を整備しています。
令和5年9月末には、整備する9棟のうち、人吉市4棟、八代市2棟の整備が完了します。2市町村のみんなの家について、住民がより集まりやすい場所とするため、KASEIに6棟に設置するベンチの製作を依頼し、企画から制作、ワークショップの企画に取り組んでいただきました。

ベンチコンペティションチラシ 
↑ベンチコンペティションのチラシ

制作にあたって、KASEIの提案によりベンチのデザインをコンペティション(設計競技)で選ぶこととなりました。ベンチのデザインを、みんなの家の設計者である乾久美子氏、柳澤潤氏やKASEIをサポートする大学の先生方による審査によりベンチのデザインを決めるというものです。

コンペの会場
↑コンペティションの会場(熊本県立大学大ホール)
2023年7月8日に熊本県立大学にて行われたベンチコンペティションでは、KASEIの学生約50名が参加し、KASEIが目指す「モノづくり、ことづくり」を意識したそれぞれ個性のあるデザインが提案されました。学生チームの中には、実物大の模型やみんなの家の模型を作ったり、事前にみんなの家の地区住民にヒアリングして提案するなど、工夫されていました。

学生の作った模型 
​↑学生の作った模型

ベンチのデザインを発表する様子
↑デザイン案を発表する様子

審査員からの質疑や講評では、家具と建築のコラボレーションはうまくいっているか、どのような考えからデザインしたか、長期間外部で使用する家具として構造や耐久性があるかに着目し評価されていました。

審査員
↑コンペティションの審査員である大学の先生方

人吉市のみんなの家を設計した乾久美子氏
↑人吉市のみんなの家を設計した乾久美子氏

八代市のみんなの家を設計した柳澤潤氏
↑八代市のみんなの家を設計した柳澤潤氏

審査員からの評価をもらい、乾賞、柳澤賞、大学の学部生以下のチームから選ばれるヤング賞、優秀賞が選ばれ、ベンチコンペティションは終了となりました。

表彰状のお渡し
↑表彰状の授与

コンペティションに参加した学生、審査員
↑コンペティションに参加した学生、審査員の集合写真

KASEIプロジェクト(九州建築学生仮設住宅環境改善プロジェクト)とは

KASEI プロジェクト(Kyushu Architecture Student Supporters for Environmental Improvement project)は、熊本県内の被災地に建設された仮設住宅地の環境改善活動を行い、居住者に安らぎのある住環境と、それら一連の活動を通じて豊かなコミュニティを築くことに「加勢(かせい)すること」を目標としています。

プロジェクトの特徴

  • ​建築系大学大学生が協力して仮設住宅の住環境改善に取り組む
  • 九州山口の大学を中心に多くの学生・教員が参加
  • 仮設住宅の居住者、地元自治体と話し合いを重ねながら断続的に活動する
  • みんなで考え、みんなで作り、みんなで支える場を作る
    コンセプト

活動内容

「ものづくり」と「ことづくり」の両面の環境改善支援を同時に実施しています。
ものづくり


​九州・山口の大学の研究室を単位としたチームで、各仮設住宅の支援活動を実施し、居住者と協力しながら活動しています。活動で得られた経験や情報を整理・共有しながらKASEI プロジェクトに蓄積し、他仮設団地での支援プロジェクトで展開しています。
ものづくり3

組織

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参加大学・高専(順不同)


山口大学・西日本工業大学・九州工業大学・北九州市立大学・九州産業大学・熊本県立大学・九州大学・ 福岡大学・近畿大学・佐賀大学・長崎大学・大分大学・熊本大学・崇城大学・熊本高等専門学校・ 第一工業大学・有明工業高等専門学校・鹿児島大学

ロゴ・ビブス


KASEIの学生・教員が着用しているビブスは、2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムを手掛けたデザイナー、野老朝雄氏のデザインです。「人」という文字を組み合わせてできるオリジナルロゴマークですが、いくらでもバリエーションがつくれます。組み合わせた中に「輪」が浮かび上がるデザインにもなっています。人と人がつながり・加勢しあい、郡となって新たな形となるこのデザインは、KASEIのコンセプトにも通じるものとなっています。
ロゴ

活動内容の詳細

・熊本地震仮設住宅支援 KASEIプロジェクト<外部リンク>
・令和2年7月豪雨仮設住宅支援 KASEIプロジェクトr.2<外部リンク>