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令和2年7月豪雨/人吉市のみんなの家(公民館型)
令和5年4月8日/人吉市温泉町のみんなの家
令和5年6月1日/人吉市大工町・二日町のみんなの家
令和5年7月20日/人吉市宝来町のみんなの家
令和5年7月10日/人吉市下新町・上新町のみんなの家
令和3年10月13日/「みんなの家」の整備について
人吉市のみんなの家4棟は、乾久美子さんの設計です。
どっしりとした寄棟の屋根、ある程度の浸水に耐えられるお椀のように少し高い基礎が特徴で、地区の住民とワークショップを行い、プロポーションやプランニングはそれぞれの敷地や使い方に合わせながら設計され、令和5年7月に4棟すべてが完成しました。
人吉市温泉町のみんなの家
完成を祝う会を開催!(令和5年4月8日)
温泉町のみんなの家の完成を祝い、地区の主催により、4月8日(土曜日)に完成を祝う会が盛大に開催されました。
完成を祝う会には、資金助成をいただきました日本財団の前田専務理事をはじめ、事業主体の(一財)熊本県建築住宅センターの田邊専務、事業協力の(一社)KKN熊本工務店ネットワークの四ツ村事務局長、設計者の(有)乾久美子建築設計事務所の栗林様、施工者の(有)ウエダホームの上田取締役、松岡人吉市長がご出席されました。
また、みんなの家の整備に当たり資材提供を頂いた、熊本県い業生産販売振興協会及び熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会の山住会長や田島ルーフィング(株)の綿引様、TOTO(株)の田尻様、KASEIの福岡大学の古後様、小泉様、赤松様、有田様がご出席されました。
日本財団の前田専務から、「今回のみんなの家ができることにより、再び温泉町に人が戻ってくることを期待している」との祝辞があり、温泉町の祝会長からは、「地域の公民館が再建され感無量であり、地域の集まる場としてどんどん活用していきたい」との挨拶がありました。
祝う会の最後には、くまモンも駆けつけ、温泉町地区住民による琉球舞踊太鼓が披露されました。
工事の進捗状況(令和5年2月27日)
2月
棟上げが終わり、外部の仕上げ工事が始まっています。登り梁の接合部は大工さんも苦労されていましたが、きれいな木の架構を内部から見上げることができます!
人吉市のみんなの家を施工する4者が集まり、設計担当の栗林勝太さんとアスファルトシングル葺きの施工手順を確認しました。
地区主催による上棟イベント・餅投げを開催!(令和5年2月16日)
地区住民の主催により上棟を記念した餅投げが行われました。45名の方が参加し、住民のみなさまがついた餅やお菓子が投げられました。
設計担当の栗林勝太さん、施工者のウエダホーム・上田公宜さんも一緒に、住民手作りのカレーを食べて上棟をお祝いしました。完成したら絵画教室を始めたいなど、みんなの家をどう使っていくのか、期待が膨らんでいる様子でした!
工事の進捗状況(令和5年2月4日)
2月
コンクリート打設が完了し、型枠が取り外されました。軒下のベンチに座って広場を眺めることができます。
1月
基礎の配筋が完了しました。
住民主催による起工式を開催!(令和4年10月30日)
令和2年7月豪雨で被災した公民館に替わる「みんなの家」の工事着手の第一号として、地区住民の主催により起工式が行われました。
起工式には、関係者も含め38名が出席し、町内会長の祝幸江さんが「先の見えない復興を手探りでここまで続けてきた。今日が復興への出発点。みんなの家の完成を見ながら復興への道を探りたい。」と挨拶されました。
起工式後には、着工イベントとして、今井勉さんによる竹笛パンフルートと歌の楽しいコンサートも開催され、住民のみなさまのお手製のおでんが振る舞われました。
また、これからできるみんなの家の設計報告会として、設計担当の栗林勝太さんが模型も使いながら説明しました。浸水を防ぐことができる少し高い基礎、庇の下のコンクリートベンチ、玄関土間からも使えるトイレ、広間ともやり取りができるL型キッチンなど、住民のみなさまの意見を反映したプランを聞き、一日も早い完成を待ち望んでおられました!
(報道資料)
2022年10月21日/被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備(第一号の工事着手) (PDFファイル:1.27MB)
住民との意見交換会/第2回(令和4年5月21日)
第1回の意見交換会を反映したプランについて、今回はオンラインで確認いただきました。
住民との意見交換会/第1回(令和4年1月8日)
「みんなの家」はつかう人(利用者)とつくる人(設計者・施工者)が話し合いながらみんなでつくっていきます。
住民、設計者、施工者による意見交換が行われました。KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
・近くの観音堂との関係性を考慮して欲しい
・キッチンは広く、外部とやり取りができるとよい
・広場ではグランドゴルフをしたいので、軒下にベンチが欲しい
など、住民のみなさまから様々な意見が出ました。
人吉市大工町・二日町のみんなの家
大工町・二日町のみんなの家が完成しました!(令和5年6月1日)
6月
大工町・二日町のみんなの家が完成しました!6月1日には、事業主体の(一財)熊本県建築住宅センターや事業協力の(一社)KKN熊本工務店ネットワークが完成した建物の検査があり、人吉市、地区の代表に立ち会っていただきました。
設計担当の栗林勝太さんから、地区の郡山会長、清田会長に建物の使い方、機器の使用方法や注意点を説明されました。
5月
設計担当の栗林勝太さんとKASEIの熊本大学の学生の皆さんが、床の塗装のワークショップを行いました。
工事の進捗状況(令和5年4月18日)
4月
躯体工事について、木材を接合する金物などの施工状況を設計者が確認しました。
3月
コンクリート打設が完了し、型枠が外されました。
2月
基礎梁、土間のコンクリート打設が終わり、型枠の組み立てが進んでいます。
1月
基礎の配筋工事が始まりました。
12月
建物の配置を決める縄張りを行いました。
工事に着工!(令和4年12月22日)
大工町・二日町のみんなの家は、12月に着工しました。
着工に先立ち、これからできるみんなの家の設計報告も行われました。浸水を防ぐことができる少し高い基礎、広間から使える広いキッチンや倉庫、桜が見える軒下空間など、住民のみなさまの意見を反映したプランを聞き、一日も早い完成を待ち望んでおられました!
住民との意見交換会/第2回(令和4年8月3日)
第1回の意見交換会を反映したプランについて、今回はオンラインで確認いただきました。
住民との意見交換会/第1回(令和4年1月8日)
「みんなの家」はつかう人(利用者)とつくる人(設計者・施工者)が話し合いながらみんなで一緒につくります。
住民、設計者、施工者による意見交換が行われました。KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
・広間とキッチンは一体で使いたい
・土間と広間は段差をなくし、バリアフリーとしたい
・敷地に桜があるので花見で使いたい
など、住民のみなさまから様々な意見が出ました。
人吉市宝来町のみんなの家
宝来町のみんなの家が完成!(令和5年7月20日)
7月20日(木曜)、令和2年7月豪雨・公民館型みんなの家の「宝来町のみんなの家」が完成し人吉市及び地区に引き渡しました!宝来町の内布会長から、このみんなの家を使って、地区祭りを企画したいと発言がありました。
(上)みんなの家完成の検査での集合写真。
左から、くまもとアートポリス事務局、モリスデザイン四宮利克代表、乾久美子建築設計事務所堀上薫乃氏、モリスデザイン原徳広氏、モリスデザイン後藤麻衣氏
(上)宝来町内布会長
工事の進捗状況(2023年3月25日)
3月
基礎の配筋工事が始まりました。
2月
建物の配置を決める縄張りが始まりました。
住民主催による起工式を開催!(令和5年2月4日)
宝来町のみんなの家では、地区住民の主催により地鎮祭が行われました。
地鎮祭には、関係者も含め24名が出席し、町内会長の内布亨さんが「令和2年7月豪雨以降、地区の行事がほとんどできていない。約2割の住民が避難され、町に戻っていないため、空き地も増えた。みんなの家ができることで、またみんなが帰ってくることができる。」と挨拶されました。
また、これからできるみんなの家の設計報告会として、設計担当の堀上薫乃さんが模型も使いながら説明しました。浸水を防ぐことができる少し高い基礎、玄関土間からも使えるオープンキッチン、お祭りでも利用がしやすい広間からの出入口、倉庫をなくした広い広間など、住民のみなさまの意見を反映したプランとなっています。完成後は4年振りに夏祭りを開催したいと期待されています!
住民との意見交換会/第2回(令和4年9月7日)
第1回の意見交換会を反映したプランについて、今回はオンラインで確認いただきました。
住民との意見交換会/第1回(令和4年4月9日)
「みんなの家」はつかう人(利用者)とつくる人(設計者・施工者)が話し合いながらみんなで一緒につくります。
住民、設計者、施工者による意見交換が行われました。KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
・みんなの家の前に広いスペースが欲しいので、建物を東西方向に細長くしてもらいたい
・倉庫はいらないので、広間を広くして欲しい
・7月豪雨以降、実施ができていない町内会の夏祭りを子どもと一緒に行いたい
など、住民のみなさまから様々な意見が出ました。
人吉市下新町・上新町のみんなの家
落成式が開催されました!(令和5年7月10日)
人吉市下新町・上新町のみんなの家が完成し、7月10日(日)に下新町・上新町地区主催により、落成式が開催されました!!
松岡人吉市長をはじめ、地区の皆さまやみんなの家の整備の関係者、ご支援いただきました多くの方々に参加いただき、みんなの家の贈呈式が行われました。
地区を代表して下新町の家城会長から、「7月豪雨で大きな被害を受けたこの地にみんなの家を整備していただき、とても感激している。みんなで使っていきたい」とお話がありました。
(上)地区で揮ごうした看板、人吉市長と地区の皆さん
(上)お祝いの挨拶をされる乾久美子氏(設計者)
KASEIによる床塗装(2023年6月27日)
KASEIプロジェクトの第一工科大学(鹿児島県)の学生2名の皆さんに、床塗のお手伝いをしていただきました。第一工科大学の学生の皆さんからは、「令和2年7月豪雨で被災した人吉市のみんなの家に、KASEIとして関わる機会があり嬉しい。乾事務所の担当の方とお話ができてよかった」との感想がありました。
(上)床塗装をお手伝いした、鹿児島県の第一工科大学の学生と、乾事務所担当
工事の進捗状況(令和5年4月18日)
4月
柱や梁が組み上げられ、木材を接合する金物が取り付けられました。
3月
コンクリート打設に向け、型枠が設置されました。
2月
基礎の配筋が始まります。捨てコンクリートが打設されました。
1月
建物の配置を決める縄張りが始まりました。
工事に着工!(令和5年1月23日)
下新町・上新町のみんなの家は、1月に着工しました。
着工に先立ち、これからできるみんなの家の設計報告も行われました。浸水を防ぐことができる少し高い基礎、玄関土間と一体で使える広い広間、内部の活動が外から見える窓、屋外のイベントで配膳がしやすいキッチンなど、住民のみなさまの意見を反映したプランを聞き、一日も早い完成を待ち望んでおられました!
住民との意見交換会/第2回(令和4年6月22日)
第1回の意見交換会を反映したプランについて、今回はオンラインで確認いただきました。
住民との意見交換会/第1回(令和4年4月9日)
「みんなの家」はつかう人(利用者)とつくる人(設計者・施工者)が話し合いながらみんなで一緒につくります。
住民、設計者、施工者による意見交換が行われました。KASEIの学生も意見交換会に協力してもらいました。
・玄関土間を広間と一体化し、広間を広く使いたい
・敷地内に車を停めるスペースが欲しい
・みんなの家での活動が外からも見えるとよい
など、住民のみなさまから様々な意見が出ました。
(報道資料)
2022年4月6日/「みんなの家」の整備に向けた意見交換会 (PDFファイル:589KB)
公民館型「みんなの家」の整備について(令和3年10月13日)
日本財団の支援と熊本県建築住宅センターの協力により、令和2年7月豪雨で被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備を行います。
「みんなの家」は、くまもとアートポリス事業で設計者を選定し、地区住民等の意見を反映して整備します。
被災地区の創造的復興に向けた地域づくりの拠点として活用できるよう計画しています。
「みんなの家」を整備する地区一覧
市町村名 | 被災地区名 | 整備規模 | 設計者 | 施工者 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 人吉市 | 温泉町 | 100平方メートル |
乾久美子/ 乾久美子建築設計事務所 |
(有)ウエダホーム |
2 | 大工町・二日町 | 100平方メートル | (株)小川工務店 | ||
3 | 宝来町 | 60平方メートル | (株)モリスデザイン | ||
4 | 下新町・上新町 | 60平方メートル | 宮田建設(株) |
事業主体等
事業主体:一般財団法人熊本県建築住宅センター
協働事業者・資金助成:日本財団
事業協力:一般社団法人KKN熊本工務店ネットワーク
設計者:乾久美子/乾久美子建築設計事務所<外部リンク>
協力者(資材提供等)
内容 | 協力者 |
---|---|
畳 | 熊本県い業生産販売振興協会 熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会 |
屋根材 | 田島ルーフィング株式会 |
照明 | 大光電機株式会社 |
トイレ設備 | TOTO株式会社 |
意見交換会等 | KASEIプロジェクト |
(報道資料)
2021年10月13日/被災した公民館に替わる「みんなの家」の整備を開始します(人吉市決定) (PDFファイル:625KB)